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はじめまして。Mafaldaです。

Hola!はじめまして。マファルダと申します。マファルダは1960年代後半のアルゼンチンの新聞漫画に現れた賢くて皮肉屋で大人の言うことをきこうとしないタフで愉快な女の子。新聞漫画のキャラクターとはいえ、マファルダの生意気な発言に当時のアルゼンチン中流社会の大人たちは翻弄されたようです。日本では1970年代にミドリ社からマファルダを素材にしたハンカチやペンケースなどが販売され、私自身も小学生時代にマファルダグッズを使っていた覚えがあります。ラテンアメリカ諸国の主たる言語はスペイン語(ブラジルはポルトガル語)、当然マファルダもスペイン語を話します。マファルダとの出会いは私がスペイン語に興味を持った最初のきっかけだったかもしれません。

次のスペイン語との出会いは1970年代後半、当時日本のヒットチャートを騒がせていたアメリカの歌姫リンダ・ロンシュタットでした。彼女の楽曲「Lo
siento mi vida」「Blue bayou」を聴き、スペイン語と英語が絡むときに生ずる独特のインスピレーションあるいはニュアンスに大きな衝撃を受け、当時17歳の私はスペイン語を学ぶことを決めたのでした。スペイン語と英語が絡む音楽の代表としてプリンス・ロイスの「Stand by me」を挙げておきます。

1979年の映画「Big Wednesday」にも影響を受けました。詳細は省きますが、カリフォルニアに住む3人のサーファーと2人の女の子がある日メキシコを目指します。3人のサーファーの中でも最もやんちゃなリロイ(ゲイリー・ビジー)がメキシコの女の子と一晩過ごし、翌日の別れの際、メキシコの女の子がQuedate por favor あるいは Por favor quedate.と切ない女心を口にしたのです。日本語にすると「行かないで」のニュアンスです。このシーンを見るたび私は久保田真琴と夕焼け楽団の「国境の南」の日本語歌詞を思い出します。

世界は激動しています。ロシアで何が起こっているのか、あるいはイスラエル軍はなぜ戦争継続を強く主張するのか、なぜ多くのアメリカ人がトランプを熱狂的に応援するのか、アメリカはウクライナへの支援をストップしてしまうのか。スペイン人はなぜサッカーに夢中になるのか。欧米人にとってキリスト教とは何なのか、なぜロシアとアメリカは海洋生物を軍事的目的で利用するのか等々、疑問が途絶えることはありません。
スペインの国営放送RTVE(RadioTelevisionEspanola)に24時間アクセスを続けると日本では得られない様々な情報を得ることが出来ます。世の中には知らない方がいいことがたくさんある、この一文は事実ですが、事実を知ることである程度傷ついたとしても、知ることによって新たな思考が生まれることもひとつの事実だと自分は考えます。

スペイン語同時に英語の学びを通し、世界を学び、各国が日本と日本人をどう見ているのかを客観視する力を養いたいと思います。究極は宗教とは何か、戦争とは一時の平和を得るための血なまぐさい努力なのか。文学は歴史の比喩なのか。について自分の認識を深めたいと考えます。

長い文章をお読みいただきありがとうございました。次回から直接にスペイン語学習(ツールとしての英語)の学習ノートを書いていく予定です。

Gracias por leerlo.
Be good and stay out of trouble!

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