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34日目@4000日後に借金を完済する男

おれが多めに出すからという強引な理由をつけて友達を蒲田に呼びつけた。
蒲田であれば、ぎりぎり自分ちからも徒歩圏内なのだ。

でも自分よがりな理由が大半ではあるものの実際に行ってみたい餃子屋があったのは確かだ。
そのルーツまではおれは知らないのだが、蒲田駅周辺はなぜか餃子屋が多い。
その餃子屋は芸能人やテレビ取材も多数来ているらしく、店内の壁にはいたるところにサインや写真が貼ってあった。実際それらのサインが誰が描いたものかは分からないし、写真も店員と芸能人が店の前で写真を撮っているものなのだが、その色はすでにかなり褪せていて、いつ来店したものかも分からないものばかりであった。
確かに旨かったが、なんかそこまで騒ぎ立てるほど旨いかという感想だった。

しかもこれこそ全くおれの主観ではあるが、そういう取材だったりに慣れている飲食店の店員の態度は気にくわないことが多い。上からくるというか、いきなりタメぐちでくるし。注文の取り方も雑なことのほうが多い。

まあ、こんな25歳の若造の主観、統計などあてにならないだろうがおれはそう思っている。

餃子屋での会合の開始時刻を早めに設定したため、そのまま2軒目も居酒屋に移動し飲み交わした。

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物語ですが、実体験をもとにしたストーリーになるため生々しいかもしれないです。

とある男が借金をしてから完済するまでを追った物語です。1日分ずつ更新していきます。

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