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#003 なめられない保育/なめられてもいいんじゃない?

保育園に勤め始めてから何度か(も)
「子どもが言うことを聞かないなんてなめられてる」
「そういうことをしているとなめられるよ」
と言われたものでした。

確かにその先生がいると悪ふざけがなくなり、クラスがまとまりますが、その先生の手法は、「子どもたち威圧する」というものでした。
そしてそのことに自覚がないのか、子どもたちとの信頼関係ができているからまとめられていると信じていました。

そこまでしてクラスをまとめなければならないの?

子どもたちを威圧して怖がらせることによって、困ったときでも保育士に相談できない、甘えられない、雑談のようなおしゃべりもできないというような関係性よりも、保育士に向かってちょっとくらい生意気なクチをきくぐらいでちょうどいいのではないかと思います。

あるクラスの子は私に対して「〜先生」と呼ばずに呼び捨てで話しかけてくることがあります。一見なめている/なめられている関係性に見えるかも知れません。でも、親しみを込めて「た〜ぁ〜」呼んでいることは見ていればわかります。注意するのではなく、「たぁ先生、でしょ〜?」と掛け合いをして安心を与えることも、心の壁を作らないひとつのありかたと考えていますし、そうすることによって、保育士の話しにも耳を傾けてくれるようになると思います…時間はかかりますが。

子どもが本当に保育士を軽んじている態度でないならば、少しぐらい

「なめられてもいいんじゃない?」






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