箱根駅伝春シーズン「春の男祭り」(6)
そういえばなんだけど、もう春って終わっているんだよね。
そろそろ梅雨に入るし、この年になって初めてイワシがこの時期おいしくなることを知ったので、とりあえず食べたいですね。
イワシと梅干の煮物、あれおいしいんだよな。
そういうわけでイワシの煮物の缶詰を食べたんですが、やっぱり旨いなあ。
さあ、男祭りもこれで最後だ。箱根に出ていない大学でも「おっ!」と思った選手と中央学院大学をピックアップしていくよ!
中央学院大学
予選会通過できるポテンシャルを存分に秘めていながらも、レースプランの狂いから予選会通過に至らなかった。その悔しさをバネに関東インカレでも自己ベストの更新に入賞と「野武士軍団」復活は決して夢物語ではない。
今シーズンよりフラッシュイエローのユニフォームになったので、これで夜も安心して練習ができるね(違う)。
春の男:吉田光汰
エース格である栗原くんが10000メートル欠場と苦しんだ中で3000メートル障害にて2部優勝を成し遂げ、4年生としての意地を見せた。中央学院大学は伝統的に3000メートル障害の選手を育成するのが上手く、篠藤選手に潰滝選手と良い選手が輩出されている。
野武士軍団を引っ張るような活躍を見せてくれるか。
さて、ここからは個人ベースで見ていこうと思うよ。関東インカレ各競技でいい成績を残したランナーをピックアップ。
1部
小林竜也(筑波大学)
1部1500メートル7位
1部5000メートル10位
前回大会あと一歩で箱根駅伝を逃した筑波大学からはエース候補の岩佐くんが欠場の中で3年生ランナーの小林くんが関東インカレで活躍。もともと1500メートルを主戦にしていたこともあり、スピードを活かして1500では入賞も達成した。予選会では岩佐くんと併せてダブルエースとなれるか、注目したいところ。
清野太成(駿河台大学)
1部1500メートル8位
ブヌカくん頼りになっていたチームから着実にチームは良い方向へと変化が窺え、それが形として清野くんの8位という形につながったのではないか。ハーフのタイムも決して悪いものではなく、夏以降にしっかりと仕上げてくれば面白くなりそうだ。
サムソン・ディランゴ(流通経済大学)
1部5000メートル優勝
1部10000メートル優勝
大学デビューでいきなり2冠を達成した「実業団上がり」のランナー。見てみたら27歳だってさ。コモディイイダにてニューイヤー駅伝も経験し、長い距離とスピードに定評のある「留学生」が予選会でも旋風を巻き起こすことができるか、注目。
2部
立教大学
ミラー千本真章
2部1500メートル優勝
斎藤俊輔
2部1500メートル7位
内田賢利
2部3000メートル障害7位
立教大学は上野裕一郎選手が指導者として就任したことで、レベルアップが著しい。ミラー千本くん、斎藤くんは1500メートルで優勝と入賞の好成績、内田くんも3000メートル障害で優勝という大活躍だった。
リクルーティングにも成功しているようで、将来性ある選手がどんどんと入ってくる。立教大学は侮れなさそうだ。
大東文化大学
倉田蓮
2部1500メートル3位
谷口辰煕
2部3000メートル障害6位
名門である大東文化大学もまた、復活の狼煙が徐々に上がってきていると言える。倉田くんと谷口くんの好成績によって、予選会での軸が生まれたこと、留学生ランナーのワンジルくんも合わさり、チームとしては上昇傾向。
夏を越えたあたりから楽しみになってきた。
日本薬科大学
ノア・キプリモ
2部5000メートル2位
キプリモくんがヴィンちゃんに負けて2位も、昨年は欠場という結果になっただけに嬉しさも一入といったところか。おそらく中山くんとの二大エースとなるだろうが、夏までに彼らに続く選手たちがどこまで伸びるのかも注目だ。
関東学院大学
厚浦大地
2部ハーフマラソン6位
予想を裏切る結果にとても驚いたが、上野GMの積極的なリクルーティングが奏効しチームも上昇傾向にあることを示してくれた。仲井真くんも沖縄県記録を800メートルで達成するなど、こちらも良い傾向にある。即座に今年箱根駅伝とまでは行かずとも、彼らの好成績が良い方向へと向かわせることもあると感じさせた。
東京農業大学
盛田和輝
2部3000メートル障害8位
世代交代が進んでいる中で、4年生が見事な好成績を残してくれた。確実に若い芽が育ちつつあるが、駅伝で鍵を握るのはやはり上級生。夏から秋にかけての大幅な成長が見られるかどうか、こちらにも注目が集まる。
いやー、ここまでが関東インカレまでの春シーズン振り返りです。ざっくりしすぎている感もありますが、引き続き追いかけていく所存です。頑張った。次は全日本大学駅伝の予選会についてだよ!