見出し画像

奇跡的な夜

2022.10.30.

こんな気持ちは初めてだった。

なんとも言えない気持ち。

それが終わってしまって寂しいような喪失感。
満足感、達成感、盛り上がり、笑い、涙、愛、、
トーク、トラブル、、アドリブ、アカペラ、
色んな気持ち、色んなシーンを回想しながら、
その日に起こった事柄をふみしめた。


僕はもうかれこれ何度もライブをやってきた。
通算で言うと1000回以上はやってるだろうか。
自分のバンドが主催のイベントもやった事はある。
けれど、自分が企画に参加して、
出演者やマネージメントとのやりとりや、
経費の計算に携ったり、

出演順や内容等も考えたり、
その事で多方面とやりとり、事前ミーティングを重ねた事は初めてに等しい。

それゆえに終わった後は独特の感情があったのかもしれない。



なぜ僕がソロ活動をやるのか?

理由は大きく分けて、2つある。

一つ目は、お金がいい(切実)

バンドはクオリティも高く盛り上がりがもちろんあるが、関わる人数も多く、スケジュール調整や経費も多い。

ソロは、フットワークが軽い。 
経費も安く抑えられて、ギャランティをもらえるので、助かる。


2つ目は、ソロは、バンドに比べて自由とい事。
気楽に移動できるし、
自分で全部決めれるし、曲も全部好きに組める。

バンドの場合は、
メンバーの助けや、メンバーが出してくれる特有の色によって、
色彩豊かな絶妙のバランスで成り立っているのだが、

ソロはそれがない代わりに、
色んな人にサポートしてもらったりしながら、自分色のおもちゃ箱みたいなものが作れるので、それはそれでとても楽しい。

バンドのファンにとっては、やはりバンドでやってほしいと思ってくれている人は多いと思うし、LINE等でも、オットーでライブしに来てください!と実際よく言われる。

しかし、ソロでしかないできない空間が
できることや、
単独行動で準備もそんなにバンドほどいらないので気が楽な為か、
その日の共演者やハコのスタッフと話せる機会も増える事に気がついた。

バンドで何回も出演させてもらっていたが、なかなかゆっくり話せる時間もなく、
ソロで行った時にゆっくりたくさん話せた、と言う人も結構いる。


バンドの時はドラムボーカルなので、
ドラマーとしての準備、
準備運動のルーティン、
ボーカリストとしての準備運動としてのルーティン、
をするのでなかなかいつもやる事が多く、
いっぱいいっぱいではある。

そしていざ、ステージに立ったら1+1=x

がわからないくらい、完全右脳よりの感覚になり、
ドーンとなってバーンとなってガーンとなって、、
ボカーンと行くだけである笑
そこはバンドもソロも同じであるが。

バンドの場合は後片付けもあるし。
ハジムやスタッフさんがやってくれている部分ももちろん多いが、
気持ち的にはそんな感じである。

ソロをやることによって、新しい人とのつながりやステージング、
曲のアイデア等も浮かぶことも多いし、
バンドにフィードバックできることもものすごく多い。

表現という点で楽しいというのはもちろんあるのだが、

今の自分にとってはやはりお金の問題が超でかい。

子供も来年から高校に上がるタイミング、
子供がやりたいと思っている夢をサポートしてやりたい、、バリバリ稼がないと!

それで意を決して、より収入の安定した職に就こうと、今年の8月頃から転職活動を始めた。

大手の外資系損保の営業に採用寸前まで行った事もあったが、
音楽活動を本気でずっとやってきた事、
その経歴が逆にひっかかり、

今後表だっての音楽活動をしない、という事であれば是非うちで働いてほしい、という事を言われものすごく悩んだ。

結果、今も絶賛転職活動中である。


そう色々大変な事があるが、

白髭神社という所にお参りに行った時に、

そこに三柱祭られている中の右側の人
(神様?笑)に、

馬鹿もーん!と怒鳴られ、

好きな事をやれと、お前がやりたい事でみんなが幸せになるような事を、考えて、どんどんやれ

こないだのエマコーヒーでも見せてやっただろう?なぜまた戻ろうとしとるんじゃ。。

お金は回してやるから心配すんな。

そう言われた。

氣がした。

それが終わり、隣の小さい社にお参りしたら、

「あいつもああ言っているけどなぁ、、
心配してくれてるんやでー」

となぐさめられた氣がしたので、

それを信じてがんばります。


その2 に続く。。。



いいなと思ったら応援しよう!