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ローの凄さ [周波数編 vol.1]

【音、周波数 Vibration】

フジロック、サマソニ出演
海外、oasis等と共演
NY、タンパでのレコーディング
メジャーデビュー
海外ツアー
ライブPA
プロデュース

これらの経験から ワイワイ書いて行きたいと思います!

マエノソノマサキ / 8otto

【ローのすごさ】   

[音、周波数vibration  周波数編]


note 書くの楽しいですね!

僕は毎日毎時間なんか音楽やリズムが頭の中をリピートしてて、

ボーッとしてる時は本当にボーッとしてます。

いわゆる一般的な人よりは、少し体感的に周波数を考えているかもしれません。

しかし色んな人がいて、一概には言えないので、
どちらかというと、体感的に周波数を考えている、、といった事にしておきます。


今回は、知りたい人も多いんじゃないかな(自身調べ)、、周波数の話をします。


画像1

写真は、

グラフィックイコライザーと呼ばれるものです。

細かく周波数を調整できるので、PA、レコーディングともに使用されます。

といっても、

レコーディングは部屋のチューニングなども細かくする場合が多かったり、他にもレコーディングに適した機材が沢山あるので、

グラフィックイコライザーはそんなに多用はしませんが、

PAでは、鬼のように使われます。


最近はデジタル化して、ラックではなくて、

ミキサー、PCの中に入っている事も多いですが、

是非アナログを触って覚えてもらう事をお勧めします。

体感できる感じが、やはり心地よいです。

その感覚を持ってからデジタルに戻っても、全然いい、というかむしろその方が音や機材に対する深みが増します。


周波数、最初はわからないと思います。
(僕も全くわかりませんでした)

まず最初は、
ハイ(なんか高い音、細いおと?超音波的な?)

ミッド (なんか、真ん中の音、真ん中って何?ハイとローの中間くらいか、、)

ロー(なんか低い音、太いおと?)


この程度に、3つに分けて聴ければ大丈夫です。

次に、
ハイ  ハイミッド ローミッド ロー
と言った具合に


その次は

ローの中でも
80とか、100とか、125とか、160とか、

ローミッド
315とか、400とか、500とか、

ハイハット
630(多分ハイミッド、、ローハイどっちでもいいですが)
800、1k、1.25k,、2.5kとか

ハイ
3.15k、6.3k、8k、10k、12.5k、16kとか

徐々に細かく聞き分けれるようになっていきます。


余談ですが、

エンジニアの方々は共感してくれるかもですが

周波数と向き合うと、その周波数帯をとても愛おしく感じるようになってきます。


例えば

80の、持ってるあの、
力強くもありしんのしっかりした、
がりがりゴリゴリした感じ、
真っ直ぐの嘘のない感じが好きだ。
憧れるぅー!

とか、、

125の、
どっちなん?どこ?
ロー?ローミッド?
あー、お前かー。
大体いつもお前はそうやってしれっとそこにいるけど、いっつも探すの苦労するねんでー。ちょっと160と迷ったやんかー。
ワンチャン100かなとも思ったしい。
まあそこがいいとこやけどな。好きやで。

とか、、

200、
成分的にはな、一見派手な100の方がみんな好きになりがちやねんけどな、
けどお前(200)がおってくれてるから、
スネアのあのしっかりした所も出せるしな、
ギターの存在感も出せるしな、
フロアのあの厚み感!充実感!
君がいるのといないのではえらい違いやでー。頼りにしてる。


、、、みたいな。
全周波数に対して個々に、
そういったような感情を抱いているので、
いったん書き出したらめちゃめちゃ書けますね。笑

またこれの深掘り版も、書いてアップしますね。

何より、書いているこっちがめちゃくちゃ楽しい。笑


はい!それでは、僕がPA見習いの時に
四反田さん

(今はWANIMA等のPAをしてはります。心斎橋ANIMAやパンゲアの管理もされています。めちゃくちゃ凄腕PAです。音のセンスもすごく好きです。僕の師匠的な存在は森下さんという方ですが、たまにお会いする四反田さんにも色んな事を教わりました。)

に聞いて、ハッ!と衝撃が走った内容をシェアさせて下さい。


音は繋がっている、ということ。

例えば、
グラフィックイコライザーの
50ヘルツを触ると

100〜200〜400〜800〜1.6k〜3.2k〜6.4k〜12.8k
と影響があります。


60ヘルツを触ると

120〜240〜480〜960〜19.2k〜3.84k〜7.68k〜15.36k

影響があります。


31.5ヘルツを触ると

63〜126〜252〜504〜約1k(1008)〜約2k(2016)〜約4k(4032)〜約8k(8064)〜約16k(16128)

と影響があります。


なので、どう事が起きるかというと、

例えばボーカルとギターのある成分がたくさん出ていて痛い時があるとします。

ミックスではなく全体的に、
フロアのルームチューニングで解決しようと思った時に、

音が飽和していたり、ぶつかったりで、

痛いのはどうやらそれは

例えばハイミッドの2.5k辺りだったとします。

そこを切る(抑える)だけでもよくなる場合もありますが

実はその原因が、その下の

1.25kから来ている場合もあるんです!

さらにさらに
その下の630とか、

元を辿ればお前かー!
みたいに、
315が原因になってて、

315を、いい感じにシュッと見直して立て直してあげると、
ビシッ!と音が揃って
2.5kの痛いのが、あれ?
ここ心地よい感じになったなぁ、
なんて事も起きてくるわけです。

その下の160とか、
80、ひいては40までも。


西洋医学の対処法、出るところを抑えると
東洋医学の対処法、根本から治す、
みたいな所にも通ずるような、壮大な話です。笑

はたまた、
犯人探しドラマで渦巻く人間関係的なつながりも感じます。

そうなんです。
みんなも知っていると思いますが、
音はとてもとても深いのです。

そして、ずーとみんな、
繋がっています。

一秒間に振動する回数ですもんね、
周波数は。
振動数、ヴァイブレーションです。


はい、そして今日はローの凄さを少しだけお伝えしたいです。


ローは本当に凄いんです。

みんな聴こえないと思って蔑ろにしがちですが。笑

いやいや!そこが一番すごく大事な所なんですよ!と強く言いたい!

グルーヴはローからしっかり繋がってる方が断然かっこいいんですよ!


楽器でいうと、
バスドラム(キック)、
ベースにもかなり影響してくる所です。


しかし、ボーカルやギターにもかなり影響があります。
それはまた今後の深掘り投稿でお伝えしようと思いますが、さわりだけ。。

例えば、
カッコいいハイトーンボーカル!

ハイやハイミッドに意識が行きがちですが、

実はそういう人たちほど、

ローからしっかり声が出ているイメージで歌っている人が多いです。

(その傾向は日本人より海外の人の方が、ローに対する意識が強い傾向にはあります。僕はその部分に憧れて研究に研究を重ねました。笑。詳しくはまたの機会に)


自身のバンドで、ローといえばこれを聴いてほしいですー

マスタリングで、
スティーブン・マーカソン
(ローリングストーンズを始め、沢山のアーティストを手掛けている)
がめちゃくちゃウルトラローを入れてくれています!(確か31.5Hzより下くらいのやつ!)

なんかよくわからないけど本当にすごい低音。
https://ux.nu/Ukzdi

8otto 『Ganges-Fox』 


ここまでご購読ありがとうございました。


それでは今回の有料部分です。

これを読んでもらうと絶対に
明日からの(いや、今からの)
バンドサウンドがカッコ良くなります。

PA勉強中、
レコーディング勉強中の方も是非読んでみて下さい。

僕もまだまだ勉強中です。
一緒に切磋琢磨していきましょう。

ローの印象、音作りの話です。
周波数を細かくピックアップしていきますね。

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