
【一般の人が人物写真の展示を見に来ない現象について】①考察/問題提起編
さて、今回のテーマは【一般の人が人物写真の展示来ない現象について】です。
今回はその第1回目、考察/問題提起し原因の部分に触れていきたいと思います。
はじめに
突然ですが”ポートレート(だけではないかもですが)の写真展には一般の人がなかなか来ない”こと気付いてますか?
もし気付いているならその理由考えたことありますか?
逆にもし、見に来てくれたとしてその割合は全体の何割ぐらいなのか、分析して考えたことありますか?
この類の問いは楽しむことが目的のアマチュアの方、展示の主催をしたり個展を開き集客に関わる諸々を自分の力で頑張らないといけない立場に立ったことのない方にとってはあまり響かない内容かも知れません。
関係者や写真業界人さえ来てくれればいい、一般の人は別に来なくてもいいよというスタンスの方はおそらく時間の無駄になってしまうので今ここで読むのを止めていただいて大丈夫です。
(興味を持ってもらえただけで嬉しいです、ありがとうございました!)
さて、ここからの内容は一般の人に見に来て欲しいのに来てもらえない!日本の写真文化(特にポートレート界隈)が一般の人にも受け入れられる部分もあっていいのに!どうにか少しでもより良いものに変わって欲しいと願う人にこそ届いて欲しい内容です。
まさに、僕が一番それを望んでいるので。
ではいきましょう!

本編の前に少し宣伝させて下さい。
※目次でスキップできます
現在【撮影技術解説/チュートリアル】というマガジンと【写真表現に於ける考え方や戦略など】というマガジンを2つの定期購読のマガジンがあるのですが、どうにもこうにも更新頻度のバランスが上手く持てない。。というところがずっと悩みでした。
ですがありがたいことにご好評いただいてまして少しずつ購読して下さる方が本当に毎日増えてきています。
で、僕がふと基本の部分に立ち返ってNoteで記事を書き始めた理由に目を向けました。
■画家さんのように作品販売で飯を食う写真のプロをもっと増やしたい。
■写真×表現への理解を高め、写真業界に”表現やアート”の分野を太く確立する
■日本でも写真作品の売り買いを身近なものにする
ここを考えた時に定期購読のマガジンのまま2つに分けておくよりは一本化させて全ての情報に触れられるようにした方が絶対にいい!という結論に至りました。
そんなわけで定期購読マガジンをメンバーシップに一本化することにしました。
現在20名ちょっとなのですが今年中にメンバーシップ30名を目指しています!
写真×表現についての知見を深めたい方ぜひ!
詳細は上の記事を読んでいただけたらと思います^^
続いて2025年1月の個展のお知らせです。
まだ少し先ですが、1/21㈫~28㈫の会期で
銀座の美の起源というギャラリーさんで個展が開催されます。
詳細間もなくアップしますね^^
作品&グッズの先行販売も企画しているので楽しみにしてて下さい^^
スケジュール空けててね☆
続いてはこちら!
Maeshinのアトリエスタジオのレンタル開放がスタートします!
お待たせしました!ここから本編です!
現代における写真のあり方の変化
さてコロナ禍以降は特に顕著に加速しているなぁと感じるのですが、スマホの普及やAIの発達で写真が完全に大衆化し写真=データであるという認識が一般人の中で多数派となった現代において僕も含めて多くの人は1枚の写真に価値を見出しづらくなり、写真に関わる人間にとってはわりと強めの逆風が吹き荒れる時代になりました。
他の娯楽やイベントが豊富に存在する中で時間を作り、交通費を払って自ら能動的にあなたの展示を見に来てくれる写真業界以外の人はあなたの周りにどれだけいるでしょうか?
冒頭からえらそうに問題提起みたいなことをしてみましたが事実として一般の人がポートレートの写真展にほぼ来ないのはその通りなので心情的に少々キツイかも知れませんが現実に目を向けてポートレート写真の業界がより良いイメージで見てもらえるように、今よりほんの少しだけ地位が上がるように(笑)一緒に向き合っていけたらなと思います。

”いつ/なぜ写真を撮るのか”から一般人が持つポートレートへのイメージをひも解く
一般の人がポートレート写真と聞くとどんなイメージを持つか想像したことありますか?
ファッション、グラビア、可愛い女の子が写った写真などなど…人により色々あるかと思いますがおそらく撮影者は男性で大きなカメラとレンズを持ちその前に立っている方は女性で何やらポーズを取り物憂げな表情を浮かべているというような撮影現場の光景を思い浮かべる人が多いのではないかなと思います。
でもこの光景、、ちょっとなかなかに異様な光景に見えるかも。。って気付いてます?
そもそも論として、写真を趣味や仕事にしていない一般の人達が写真を撮るのはどういう時でしょうか?
どこどこにに誰々と行った思い出
いつ何をしたかの記録
誰かに証拠や情報を伝えるなど、、
ご支援ありがとうございます!!