初投稿!東大阪の長屋空き家を改修した話 その4
東大阪市が定める助成金制度の研究調査のための助成金を獲得し、地域のニーズ調査をする前段階の調査として、どんな場所なのか、周辺にどのようなものがあるのか、またどのような問題があるかといったことを、実際に町を歩き、地域住民への聞き込みなどをして調査しました。調査結果として「こどもの居場所が少ない」「違法駐輪が目立つ」「近畿大学の学生が多く通る」「ご老人が多い」などといったことが挙げられました。
これらを一括に解決するのは実際問題難しいところです。しかし地域住民が思う事は1つ1つクリアしていかなければいけないと思いました。それは建築設計に関わる以上、図面だけを見つめても何も変わりません。実際に町に出向き自分の肌で感じる重要性をこのプロジェクトを通して知る事が出来ました。これは設計課題においても同じ事を言えると思います。やはり設計課題と違い、地域の方の声を実際に聞く事が出来たのは大きいですし地域の方の信頼を得る事にも繋がります。
そうすると3回開催したワークショップに協力者が次々と現れてくるのです。1回目の「長瀬今昔写真展」の時も地域の方から長瀬の写真を保管してる所を教えて下さり、そこが大阪商業大学で繋げてくれました。実際に大学にプロジェクトの経緯を説明すると快くお借りする事が出来たのです。
そして第2回目が開かれることになりました。
3度のプレオープン 2回目「子供向けのワークショップ」
1回目は地域の方から長瀬という場所を教えてもらうためでもあり、学生との交流する機会を設けました。2回目は子供たちが集まれる場所を目指そうと子供を対象にしたワークショップを開きました。数日前から告知・広報していたおかげで多くの子供が集まって下さりました。
3度のプレオープン 2回目「人形劇」
3度目は人形劇を中心に活動されているNPO法人の方々にご協力頂き、あきばこ家の場所で人形劇を行って頂きました。そうすると地域の子供たちから高齢者の方まで多くの人にお越し頂きました。
プレオープンとしては3回に渡ってイベントを開催しました。これだけでも地域の方の口コミや自治体の協力もあって多くの方に来て頂き、あきばこ家の存在を知って頂きました。そこで得た確信、どういった場所にするべきかが少しづつ見えてきました。
そこから数日間かけて東大阪市地域まちづくり活動助成金制度のまちづくりファンド調査研究部門、つまりハードのための助成金の申請を行いました。市役所に行き、年に1度の審査会に出席。プレゼンを行い、具体的なプランを提案。建築のデザインももちろん重要ですが、そこで議論になるのは運営体制の話でした。そこも含めて、、、
to be continued...