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採用担当が本当に見ている、未経験webデザイナー職のポイント

はじめまして!
ご覧いただきありがとうございます。本題に入る前に軽く導入的な自己紹介をさせてください。

◆自己紹介(未経験で入社⇒現在はサイト運営責任者&採用担当)
私は現在大阪にて、年商50億規模のEC事業を運営する会社のWEBマーケ(店舗運営責任者)およびWEBディレクション・デザインチームのリーダーをしています。そしてWEBデザイナーの採用面接も担当しております。

25歳のときに完全未経験でこの業界・業種に足を踏み入れましたが、今はいろんなチームやメンバーを見るミドルマネージャー的なポジションで働いてます。

私自身の転職エピソードは
こちらのnoteに詳しく書いてますので
ご興味ある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです!

デザイナー職採用も担当しており、50人くらいの方と面接させていただきました。
ちなみに私は書類選考・1次面接を担当です。(2次面接は役員面接)


今回は現場の採用担当から見て、未経験可のWEBデザイナー職に応募してくれた方のなかで、
「一緒に働きたいなと思った人」、逆に「この人と働くのはちょっと…と思ってしまった人」のお話をしていきたいと思います。

また後半は実際に私が面接でしている質問集やその意図もリアルに書いていこうと思います。


あくまで私が採用担当・面接官として「この人を通したいか」の話ですので、ここに書いていることが正しいとは限りませんし、ほかの方や会社ではまた別の判断軸があると思います。
ここでは「第二新卒や中途入社における未経験可のWEBデザイナー職」の採用に絞っていきます。


そもそも書類選考や面接で何見てるのー?って感じだと思うのですが、
順を追って書いていきます!
まず書類選考から!

書類というと基本的に履歴書・職務経歴書・ポートフォリオです。
で、私の場合は書類選考の段階ではポートフォリオの作品・その人の経歴や実績しかほぼ見てないです。
主体性などの汎用的なスキルやクリエイティブのスキルチェックを軽くここでします。

持論ですが割と「実際に会ってみないとわからない」ことが結構多くて、書類で微妙と思った人も対話してみるとぜひ一緒に働きたいと思ったり、
逆に最初すごく採用したいと思ってたけどなんか違う、、、みたいなパターンも多いです。


ですので、基本的に書類は通したい・面接で会ってみたいと思っているので、どういう人だったら面接に進んでもらうかっていうよりは、「この人は申し訳ないが書類でお祈りさせていただく…」という【通さない基準】で決めてます。

前置きが長くなりましたが
じゃあどういう人は書類でお祈り…かというと以下の3点になります。

◆ポートフォリオの作品数が5個以下など、あまりに少ない

会社に合わせた作品が1つもない(WEB会社なのに、グラフィックの作品しかないetc.)

クリエイティブにかかわる業務経験がアルバイトなどを含めても一切ない


ポートフォリオの作品数が5個以下など、あまりに少ない

作品数が少ないと、やっぱりスキルを判断できません。
特にコーディングしたサイトや、サイトページのデザインカンプが1つもない、バナーが数点だけのポートフォリオは、個人的にNGです。

作品数は大体10~15ほど、
そしてそのうちの3分の1は、きちんとしたLPやWEBサイトのトップページなどの作品が好ましいです。
デザインのスキルだけではなく、きちんとそのページを訪問したお客様にコンバージョンしてもらうことを考えているか、実務の案件だろうが架空のサイトだろうがしっかりと見ます。


会社に合わせた作品が1つもない(WEBの会社名なのに、グラフィックの作品しかない、など)

たまにこういう方いらっしゃいます!
WEB・紙媒体問わずで色んな制作会社やデザイナー職を受けられていて、
1つの同じポートフォリオをどの会社さんにも提出されているんだな~と思います。

スキルが判断できないというわけではないものの、
「ウチで一緒に働いていく未来が見えない」と感じてしまいます。
未来が見えない、というのは単純に採用後のイメージができないという意味でもありますし、志望度が低くてこの人はウチに入ってくれなさそうと、作用側が感じてしまうという意味もあります。

理想はどんな会社にも対応できる作品群にすること。
作品の題材やジャンルを絞らないというべきですかね。
業界をWEBに絞る場合でも、BtoB向けのサイト・BtoC向けのLPなどいろいろな種類の作品を織り交ぜるといいと思います。


クリエイティブにかかわる業務経験がアルバイトなどを含めても一切ない

改めて言語化してみると、いざ自分が書類選考をする際、かなり判断軸として重視してます。

未経験可で募集をかけても、結局は実務経験があるかどうかは見ます。
クライアントワークでもなんでも、自分以外の他人の依頼に対してクリエイティブで答えるという経験があるかは、かなり「仕事において成果を出す」という点で重要な指標になります。

「じゃあ未経験はどうしろってんだよ!未経験"可"だから応募してんだよ!」って声も聞こえてきそうなので、ちょっとぶっちゃけます。
ここから有料パートにしようかと思ったのですが、もう少しだけぶっちゃけます。

やっぱりどんな形でも
何かしら案件や業務の経験がある人と、全くの経験0で転職活動されている人のポートフォリオやマインドって結構違います。(これは書類だけではなく面接でも感じることです)

(※ここから書く話はあくまで自分が経験した例であり、すべての方がそうとは限りませんので、ご承知くださいませ※)


というのも、スキルアップしたいという気持ちが一番にあるのは経験ある人もない人も共通なんですが、
何かしら経験がある人は

「スキルを伸ばして、自分のスキルで売り上げを上げたい・○○という行動促進をしたい」っていうゴールや目的が、きちんと会社のゴールと一致している

ことが多いです。

ただ、完全未経験だと「WEBデザイナーとしてのスキルアップしたい!経験を積みたい!」というスクールの延長のようなマインドの方もいらっしゃいます。
もちろん全員そうだと言っているわけではないです。
ですが割合として経験ありの人に比べると多いなという印象です。
このマインドだと採用しづらいなと思ってしまいます。

長々と書きましたが、
未経験はどうすればいいんだよ!って感じですよね。
ここからは採用担当目線で、
書類や面接でこの人は通したいなと思う人の特徴や、
逆にこの人はちょっと、、という人の特徴、
そして面接において何を採用担当は見ているか、
具体的に私が面接でしている質問やその意図を、リアルに書いていきます!!


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