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HC名古屋さんの地域に良い物語が生まれる応援プロダクトをつくるインターンシップキックオフ!
このインターンシップについて
はじめまして!前野段ボールです。
前野段ボールの新工場では、地域と関わりながらアイデアを生み出し、それを形にしていく取組も行っています。
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今回は三重県の事業の一環で、Dream3.0様、一般社団法人ウネシャル様にご支援いただき、インターンを企画させていただきました。応募してくださったのは、鈴鹿工業高等専門学校電子情報工学科に通う竹野萌花さん。中学時代はハンドボールと生徒会活動に打ち込む日々。そんな竹野さんに合うプロジェクトはないかと検討していたところ、元アルバモス大阪GMの錦見綾さんと昨年三重県尾鷲市のむむむ。で出会い、そのご縁からHC名古屋さんをご紹介いただき、今回のプロジェクトに至りました。
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HC名古屋さんについて
日本国内最高峰のハンドボールリーグ、リーグHに所属するHC名古屋さんをこの度前野段ボールとインターンの竹野萌花さんでご支援させていただくことになりました。1967年ブラザー工業ハンドボール部として創部、2002年にNPO法人名古屋スポーツクラブが引継ぎクラブ化し、HC名古屋さんが誕生しました。有志で頑張って運営してこられた思いが詰まったチームです。今現在の大切にしていることは地域の地域課題や支えていただいてる企業の皆さんの事業課題をハンドボールの活動を通して何かお手伝いできないか?ということでした。この姿勢がHC名古屋さんに、あたたかい地域のファンが多い秘訣ではないかと感じました。次回の試合観戦が楽しみです。
HC名古屋さんから要望をヒアリング
今回のプロジェクトのために、HC名古屋さんから、GMの岡田さん、エグゼクティブアドバイザー(日本ハンドボール協会ハイパフォーマンスディレクター)田中さん、ITコーディネーター本田様、OGの田中様、今回我々を繋いでくださった錦見様と錚々たるメンバーにご参加いただき、キックオフミーティングをさせていただき、様々な要望をヒアリングさせて頂きました。
下記のような様々なアイデアを頂きました。
プラパールでできた軽いパーテーション
ちょっと目隠しだったり、館内販売で調理したりする関係で仕切りをたくさん作らなきゃいけない時がある
600mmから700mm幅 高さ1800mmハンドゴールがついたゴミ箱
ミニゴールが乗っててそこに投げ込めるようなゴミ箱を作ったら、以前好評だった。(6mラインがあったらいいかもしれない!)入り口がゴールポストになっている(魅力的な入り口装飾)
ブラザー工業時代(HC名古屋様の前身の時代)に入り口がゴールになっていた。段ボールで作った それはもう手作り手作りで本当に学園祭のノリ。入口が赤白のゴールポストになっていて、それでそこをくぐって入っていくっていうのがあった。グッズ販売を立体的に魅せる什器
選手の等身大パネル
子供が遊べる場所
コートサイドのスポンサード
防災をテーマにした試合で、防災グッズを展示
組立式の授乳室
体育館に置いていけるモバイルタイプのパーテーション
今回のプロダクト企画開発にあたって大切な視点
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地域の人に喜ばれることを目指しているHC名古屋というクラブチームのメッセージになるようなプロダクトで、それを応援している前野段ボールさんも公共的に社会に役立つ活動をしているということが伝わるといい。ハンドボール自体はあまりメジャーではないスポーツであるので、どう注目してもらえるか?出口も考えながら、プロジェクトを組み立てていくようにしている。自分たちのために作ったものではあるけれども、それが地域の人に活用されたり、届くということを考えてほしい。そういったソーシャルの部分にもメッセージが打ち出せるようなものであってほしいと思います。
と最後に素晴らしいアドバイスを錦見さんから頂き、プロジェクトのあるべき方向性が見え、ふつふつとヤル気が湧くプロジェクトメンバー一同でした。このプロジェクトが最終的に出口としてどういうメッセージを世の中に発信できるだろうか?ワクワクしながら、今後取り組んでいきたいと思います。
前野段ボールの今
ここからは当社簡単な紹介と今回のインターンシップに至った背景をお話しさせていただきます。当社は、三重県四日市市を本社として、鈴鹿市、愛知県豊田市、福岡県の4拠点で事業を展開している創業73年になる包装資材メーカーです。主に自動車メーカー様のサプライチェーンを支える包装資材を供給させていただいております。前野”段ボール”といいつつも、段ボールだけではないんです。
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どんな願いも、包み込める会社になっていくべく、日々努力しております。
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事業再構築を実施中
そんな前野段ボールですが、現在事業再構築を行っております。三重県四日市市は、冬によく使用される土鍋の生産高が日本一の”萬古焼(ばんこやき)の里"です。前野段ボールは昭和23年(1948年)4月、萬古焼の生産が盛んな三重県の四日市市の川原町にて、焼き物の梱包材に対するニーズにお応えすべく前野紙器製作所として発足しました。昭和35年(1960年)外装箱の需要急増に応ずるため川原町から白須賀町に工場を移転しました。
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時代は流れ、お取引先様も変わり、扱う新しい商品も増え、お客様からいただく段ボールに限らない多様な包装資材へのニーズにお応えしていかなくてはいけないという機運が高まっていました。
時代の変化に合わせて工場の景色を変えていく必要がありました。
ーコロナ禍を経てDXが進み、書類は電子化され不要になったファイル
ー社会の環境意識が向上しリサイクルがしにくくなるため、鉄のステッチャーの仕事が少なくなったこともあり、不要になった機械
ー自働化とテクノロジーが進化し新しいカッティングマシーンを導入して動かさなくなった巨大な旧カッティングマシーン
過去活躍してくれていた機械や備品たちについても、一つづつ「いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる」整理整頓をしていきました。
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同時に、倉庫の使い方や仕事の流れについてこれまで当たり前だと思っていた考え方を一旦やめて、新しいレイアウトに変えてみました。
すると倉庫一つ分のスペースを確保することができました。
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2024年余力を、ものづくりができるスペースへ
事業再構築補助金の支援を受け、倉庫をリノベーションし、新たなモノづくりができるスペースが完成しました。
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いままで自社で形にできなかったものを新たに創造していける、どんな願いも包み込める会社への挑戦のはじまりが昨年2024年でした。
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サーキュラーエコノミー時代にあった会社へ。地域の豊かさに貢献する商品開発を行いたい。
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当社の取り扱う、自動車業界を支える包装資材、通い箱などを中心に特に包装業界では、お客様からも、社会からも資源循環が求められており
シェア・レンタル
リユース
リサイクル
リデュース
素材代替
上記のサーキュラーエコノミーの考え方が非常に大切になってきております。サーキュラーエコノミー(CE)時代にあった会社へ進化を遂げて、地域の人が求めるものを地域の人と一緒に形にできる会社になっていきたいという思いから
(4)循環型社会(サーキュラーエコノミー:CE)に対応した改善や商品開発を行う
(5)地域・社会・日常生活の豊かさに貢献できそうな商品開発も行い地域貢献していく
を商品づくりで大切にしています。
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