緩和治療について
私の実家で飼っている猫がいます。
13歳のメスの三毛猫。
現在の状態は
歩けたり、食べれたりするくらい元気だが、
肺と心臓に癌。
大きな腫瘍。
乳腺が破裂し、お腹から血があちらこちらついてしまう。
応急処置のガーゼをしても、除けてしまいます。
助かる見込みは、ほぼほぼなく、
もうその日を待つしかありません。
今回は、その乳腺が破裂した箇所を手術するかしないかで家族会議がありました。
その手術は治療目的でなく、
あくまでも緩和目的。
しかし、手術することで最悪なことになる可能性があります。
両親はどちらかに迷っていましたが、
私達三兄弟いて、三兄弟とも手術するべきと判断し、手術に決めました。
昨日、手術をし何とか成功しています。
現在は、落ち着いており、こたつの中で丸くなっています。
なぜ手術をしたのか。
それは、手術で最悪になることは安楽死になると言うふうに位置付けたからです。
手術しないで、お腹が裂けている状態で血を流しながら、苦しみながら生きていくより、痛いことは一瞬で終わらせた方がいい。そう判断しました。
恐らく、この決断には当然反対派の方もたくさんいると思います。
猫は人間の言葉を話せないですし、手術とはなんだろ。病院はなんか怖いところくらいしかわからないので、決定権はない。
死のあり方について、正しい死はないと思ってます。ならばできる事であれば精一杯してあげたい。
どう生きるかという文言があるように
どう死ぬのかも、その時のために覚悟は決めた方がいい。
正しい選択や答えはないですが、
腹を括った結論や覚悟には間違いありません。
本当の意味の緩和治療とは何なのか。
その答えはこの先見つかるのだろうか。