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毎日晴れてるメキシコの空。難しいことを考えるのも好きだけど、キリがないので止めてみた。

wakaです、こんにちは。
早いもので、メキシコに来て5ヶ月が経とうとしています。私のイメージでは、半年もすればある程度スペイン語が話せるだろうと思っていたのに、いまだにさっぱり分かりません。

それに加えて、自粛の波。スペイン語を話す機会も聞く機会もめっきり減り、家でスペイン語学習のYouTubeを見ながら「あれ?日本で勉強してるのと同じじゃない?」と思ったりもしています。

メキシコで徐々に制限が出てきてもうすぐ1ヶ月。悲観的な現状とか錯綜する情報とか、今書くのにぴったりな材料は転がっているけれど、なんとそれについては今回、書きません。どれが正しいかイマイチ分からないし、そもそも私がメキシコで、携帯片手にニュースのテロップを訳してるのが合ってるか自信もないですし。

なので、私のすぐ近くで起こっていることだけ。日本にいる人たちにとっては、本当にどうでも良いことだけ書いてみようと思います。事実だけれど、きっとニュースで流すほどでもない内容について。

だって、どのメディアでもSNSでも、深刻な話題ばっかりでそろそろ疲れてきたから。でもだからといって面白い小ネタを書ける腕もないので、私が思う ”その中間” を文字にしてみようと思います。

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私の身近で起きている、明らかな変化。

大前提として、メキシコは現在(4/9時点)ロックダウンしていません。でも非常事態宣言は出ています。(日本と一緒ですね。)ではスタート。

●外国人旅行客が減った。
●露店が減った。
●テイクアウトのお店が見つけやすくなった。
●警察を見る機会が増えた。
●(家の前の)ホームレスが元気になった。

注)全て、あくまで私の感覚です。

最初の2つはまぁ想像通り。このタイミングで海外旅行を決行する人はなかなかいないだろうし、肩と肩が触れ合うほどの距離で座る露店は営業を続けるのは厳しいだろう。(本や雑貨などを売る露店は今もやっています。)

では、残りの3つについて。

テイクアウトできるお店が発見しやすくなった。

私はこれまで、通りを歩きながらお店を見つけて「家で食べたいな~」と思いながら通り過ぎることがよくありました。タコスやケサディージャはいかにもテイクアウトできそうなお店で売っていることが多いので悩みませんが、よくわからないお店もある。

でも、(歩いている通りの反対側だったりすると)いちいち聞くのも面倒だし、あんまり人と話したくない気分のときもある。私は結構ある。

それが、今このとき、大概のお店がドアにこの張り紙を貼っているのです。

「Servicio solo para llevar.」(※お持ち帰りのみ対応します。)

これが貼っていないお店は、そもそもほぼ閉まっているし、逆にこれが貼ってあれば(テーブルや椅子が片付けられていても)買うことができる。お店も大変な中で、仕方なしの対応かもしれないけれど、個人的には非常に助かる。

「テイクアウト、やってるのかな?やってないのかな?」と迷うそのワンクッションがないだけでこんなに気軽にお店に入れるとは。私のように、一言聞くだけの行為が煩わしく感じる人も、意外といるのではないでしょうか?

これはもしかしたら、日本の一部のお店でも役立つかもしれませんね。

警察を見る機会が増えた。

私が現在住んでいるのは、観光地も近い旧市街の一角。古い建物や小さな商店が多く、お世辞にも治安がいいとは言えません。なので、もともとパトカーはよく見かけるのですが、最近は2~3割増えたように感じます。

恐らくその理由は、パトカーを道路脇に停めて、街角に立っている警官を見ることが増えたから。スーパーなど、お店の入口に複数人立っていたりします。揉め事が起こるのを警戒しているのか?理由はわかりませんが、この時期なのでいないよりは、いてくれた方がなんだか安心です。

こちらの警察は大きな銃を持っていることも多いので、ギョッとすることもありますが、不思議なもので、毎日のように見かけると慣れます。

(家の前の)ホームレスが元気になった。

意外ですよね。意外じゃないですか?

事前情報からお伝えすると、私の家(アパート)の前には常時20人ほどのホームレスとその飼い犬3匹がいます。日本と違うのは、この人たちが非常に若いということ。子どももいるし、見たところ殆どは10~40代といった感じです。

その彼らがなぜ元気になった(ように見える)かと言うと、私の見方はふたつあります。

ひとつは、通行人が減ったということ。

今までは多少遠慮がちに生活していた彼らですが、今は大きな声で騒いだり、踊ったり、板をどこからか持ってきて屋根のようなモノを作ったり、時にはサッカーを始めたり。アクティブになったな、と感じます。

もうひとつは、意外と食べ物を差し入れる人が絶えないということ。

こちらでは、通常時も一般の人がレストランで食べきれなかったものをテイクアウトしてホームレスに渡す行為を度々見かけます。レストランが閉まっている今、彼らは苦しくなるのではないか……と思っていたのですが、意外とそうでもないようで。

ボランティアの服を着た人たちが配りに来ることもあるし、車でやってきて一時停止し、窓から結構な量の食べ物を手渡している人もいる。もしかしたらお店をやっている人が、余ったものを渡しているのかな?と思っていますが、真偽は不明です。

ただ、私の見る限り、ある程度今まで通り食べ物にありつけている模様。(4階にある私の部屋の大きな窓から、その様子が見学できます。)適度な食事と運動をしている彼らは、もしかしたら自宅待機をしている一部の人より元気かもしれません。

でもこれは、そばで暮らす私や周辺住民にとっては安心な状態。今のところ絡んでくることもないし、不思議と共存できています。

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これからどうなっていくのか?

正直、まったくわかりません。でも、生きていくしかない。だから、守るべき秩序を守って、やれることをして、将来に向けて準備するだけ。

最初に書いたとおり、それらしき見解とか政府の発表については、今回は触れません。ただでさえ情報が溢れているので、既存のもので十分でしょう、ということで。

でも、みんな何とか生きています。私も、周辺の人たちも、ホームレスの若者たちも。長く続くとどうなるか想像がつかないから、早く収束してくれたらいいな、というくらいかな、私の言えることは。

もともと家にいるのは好きなので、一言も言葉を発しなくても今のところ問題ないけれど、たまには友達と外でパーっとお酒でも飲みたいな、と思う今日この頃。メキシコシティに沢山あるお洒落なレストランが潰れませんように。Cuidate mucho!

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waka@México/フリーランサー
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