ドアに挟まるメキシコ人。こじ開け助けるメキシコ人。
メキシコシティに来て4ヶ月が経とうとしている今。こちらでは、紫の花ジャカランダが咲き始めました。ここから5月くらいまでが一年で一番暑いと聞いて、「やっぱり日本とは違うなー」なんて当たり前のことを思っています。
私は裕福なわけでは全然、全く、これっぽっちもないので、メキシコ人と同じように電車やバスを使い、食堂やチェーン店を訪れ、せっせと働いて生活を楽しんでいます。
今回は、前に一部で好評だった ”メキシコに来て驚いたこと” 第2弾をお届けします。(第1弾は下の記事です。)
①ハッピーアワーは×2!!
メキシコシティでもよく見かけます、ハッピーアワー。でも、安くなるとかではなくて、「1つの値段で2つくる」。ビールもワインもカクテルも。なので2人で頼むと当然ながらグラスが4つ置かれます。
まぁ単純に半額になってる訳なので、とってもお得で嬉しいですが、ついつい飲み過ぎるのが怖いところ。。
②沸点の違い。
地味に困っているのが「沸点」という日本で考えもしなかったもの。メキシコシティは2200mを超える高地(富士山の5合目くらい)なので、90度いくかどうか……といったところで沸騰します。
最初は「ラッキー!すぐ沸いたー!」なんて思っていましたが、これがちょっと曲者。パスタ茹でても何か違う感じがするし(最初は麺の種類のせいだと思っていた)、他の日本人に聞くと「炊飯器で炊いたご飯も、あんまり美味しくないから圧力鍋で炊いてる」という。
こればっかりはどうしようもないので、日本食スーパーで冷凍うどんを買って食べています。(湯で時間がもともと短いので、パスタより美味しく仕上がる!)
③電車は ”挟まれ” 注意!
日本でも駆け込み乗車は危険ですが、ここではもっと危険。なぜなら、基本ワンマン運転で、ホームに駅員もいない。(警察はちょくちょく見る。)
そして、乗客が乗降してる最中かどうかなんて、全く確認しない。駅に着いたらドアが開いて、数秒経つと閉まるだけ。だから降りる人は停車前からどんどん押しながらドアに近づいてくるし、乗る人は降りる人を待たずに乗り込んでくる。
さらに、駆け込んできた人が挟まることもしばしば。電車の本数は多いので待てばいいのに突っ込んできて、挟まって、中にいる乗客がドアを開けて入れてあげる、、、というギョッとする光景。
それから、次に停車する駅名のアナウンスなども一切ないので、乗る前に何駅目で降りるか確認して、目的地のひとつ前の駅も頭に入れておくと焦らず利用できます。
ちなみに電車は、日本人はおろか外国人をほぼ見かけません。だから、結構目立ちます。5ペソ(約30円)で安くて便利ですが、日本人同士で観光に来て ”楽しくおしゃべりしながら電車に……” は、私はおすすめできません。狙われますから、きっと。電車に乗るときは気を引き締めて、集中することが大事。
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なんと数日後、日本から友達が遊びに来てくれることになりました。こんな地球の裏側まで飛んできてくれることが素直に嬉しいし、思いっきり楽しんでほしいと思う。だからこそ、メキシコに来て自分が驚いたことをちょくちょくメモしています。
文化や習慣の違いって、当然のことだけど面白い。
生活にもだいぶ慣れて、ここでの仕事もスタートして、これから更にネタが増えそうな予感。全然私のスペイン語が伸びないのが自分でも不思議だけれど、何をするにも基本ひとりだから、とにかくもう、やるしかない。