元推し笠原桃奈のデビューに送る手紙
先日の日プ女子より、デビューする11人が決定しましたね。わたしはリアルタイムで見ておらず、後からTwitterで確認しました。まずは出場された方々、本当にお疲れ様でした。
今回の日プ女子には、「笠原桃奈」という女性が出ていました。彼女は元ハロプロです。2年前、アンジュルムというグループを卒業しました。桃奈の口から具体的に語られることはありませんでしたが、何か大きな夢を持っていることは、誰からも見てとれました。
桃奈はわたしの元推しです(正確には2推しですが)。初めて行ったハロプロのライブは桃奈のバースデーイベントですし、初めて行ったアンジュルムのライブは桃奈の卒業コンサートでした。高校生の時はコンサートに行くことが許されておらず、大学生になってもコロナでコンサートなし、コンサートできるようになってもアンジュルムの単独はなし、という状況だった中で、桃奈のコンサートは、わたしにとって大きな意味を持っていました。コンサートの日は、やっとコンサートに行けたという喜び、そして二度と桃奈を見られないかもしれないという悲しみが入り混じって、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになったことを覚えています。
だからこそ、日プで桃奈の姿を見た時は、本当に嬉しかったです。桃奈が自分の夢に向かって突き進んでいること、その事実がとにかく胸を熱くして。わたしの大好きな、まっすぐだけど心細やかで哲学的な(これは桃奈が手本としてる和田彩花さんの影響かな)部分は変わらずに、人間としては一回りも二回りも成長しているように見えました。そしてもちろんスキルも。独特な滑らかさを持つダンスには表現力が加わり、ピッチや滑舌に不安があった歌唱も、大きく改善していました。
だけど、番組を見て投票をするという形で、桃奈を応援することはできませんでした。
ハロプロの桃奈が好きだから、ではありません。
サバイバル番組で、わたしの心が病みそうだと感じたからです。
桃奈のことを投票で応援したい気持ちはありました。事実桃奈がサバイバル番組に出ると知って、投票のアカウントを作ったくらいです。
でも、サバイバル番組の空気に耐えることができませんでした。わたしと同じくらい、いやわたしよりも若い人たちが頑張っているのに、わたしと同じくらいの人たちが平気で出場者の悪口を言うのを見るのが辛かったんです。自分たちが選ぶ立場にいるからでしょうか。そういう悪口に対してファンが立ち向かう姿も悲しかったです。アイドルはわたしたちに夢を見せてくれる存在なのに、どうしてこんなところで醜い争いをしているの?と。
桃奈は他の女の子よりも、メンタルが特別強いわけではないと思います。周りに気を遣えて、あれほど繊細な表現ができて、優しい文章を紡げる人が、図太いはずはないのです。だけど、後ろ向きな人、というわけでもないと感じます。桃奈は間違いなくポジティブ。周囲のものごとをすべてパワーにするような人だと認識しています。だからこそ、周囲を気にかけて、心を痛めることもあったのではないでしょうか。桃奈の肌荒れはときおり指摘されていましたが、ハロ時代につるつる肌だった桃奈が肌荒れしているのには驚きました(もちろんハロ時代もストレスフルだったとは思いますが)。それほど桃奈が感じていたプレッシャーは相当であったと思います。たとえハロヲタがそう思っていなくても、桃奈はハロプロの「代表」のように見られていましたから。桃奈がハロプロのことをどれだけ考えていたのかはわかりませんし、桃奈は「過去を愛している」と発言しています。ですが25年の歴史があるハロプロのことを、重荷に感じる瞬間だってあったと思うのです。その重さは、わたしには想像もつきません。
桃奈。力になれなくてごめんなさい。これからは、今までには想像もつかなかったような広い世界で、存分に大暴れしてください。人間が好きで、愛に溢れた桃奈には、広いステージとたくさんの観客が似合っていると思います。
何様だよと思われるかもしれませんが、桃奈に投票してくれて、桃奈をデビューさせてくれた皆様、本当にありがとうございます。わたしは新グループを推すかわかりませんが(病むかもしれないため)、桃奈と一緒にてっぺんを目指していってほしいです。
嬉しくて、切なくて、悲しくて、ワクワクしてて、怖くて、こんな感情をうまく言葉に表せません。
ですが桃奈のことを変わらずに愛する気持ちは本当です。桃奈に出会えて良かったです。
桃奈、結局はラブでしょ!これからも愛をパワフルに表現していってね、BIG LOVE❤️
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