煉獄杏寿郎の母上の言葉
映画「鬼滅の刃無限列車編」を観てきました
漫画で内容は既にネタバレしてるわけですが、なぜこんなにも心惹かれるのでしょう
映像と音響、そして演出
凄いですね
小学5年生の娘と観に行きました
大人も子どもも感じることたくさんの大満足の映画です
一番心に強く残ったのは煉獄杏寿郎の母上の言葉
「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?」
というくだり
弱い人を助けるためであると言う悟りの言葉
「人よりも優れた才があったら、その力は世のため人のために使うものであって、私腹を肥やすために使ってはいけない」という教え
ノートをいつも持ち歩いているので、映画で観た瞬間にノートに書き込みたい気持ちになりましたが心に書き込んで帰宅してから書きました
ネットでも既に色々な方が台詞をアップしてらっしゃいました
漫画の時点でもやはり名台詞ということで、ファンが多いこともわかりました
母上の名前は煉獄瑠火
その台詞はこちら
なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?
弱き人を助けるためです
生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように
【漫画 鬼滅の刃 吾峠呼世晴 集英社 8巻64話より引用】
とくに、
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
という部分が胸に刺さりました
自分の力を自分の欲求を満たすために使っていることはないだろうか…とハッと考えました
そして、知らずに人を傷つけていることはないだろうかと
母上は、腕っぷしが強いという意味の「力」だけではなく、「才」という言葉を使うことで自分の持っている人より優れた能力すべてを力と言っていると感じました
言葉の力もその一つ
SNSなどの誹謗中傷が目立つ昨今でもあります
誹謗中傷もこの教えに反しているものではないでしょうか
言葉には力があります
強い言葉を使える人もいれば、使えない人もいます
つまり、それは才
能力だと思います
たまに「あなたのためを思って心を鬼にして言ってる。」という方がいます
ぼくは「鬼になる必要はないんじゃないか?」と思います
一見いいことを言ってそうだけれど、結局それって自分の保身のためになっていることがありますし、鬼になることで感情的になりその感情は自分自身の怖れでしかないのですから
目的が自分の私腹を肥やすことだということになっている場合、場面に出会った経験があります
子どもに対して言ってしまったこと
子どもの頃に言われたこと
社会で触れたこと
そんなことも気づきを与えてくれる台詞でした
忘れることなきよう生きたいと思います
こういう大切なことを伝えてくださるのも力、才
映画の制作に携わられた方々にも感謝
漫画を書いてくださった先生にも感謝
力の素晴らしい使い方を教えてくださり
ありがとうございます