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国産い草の今 ~熊本・八代訪問のレポート~
今月初旬、夫が熊本県八代市のい草農家さんを訪ねる機会がありました。
今回のnoteはその訪問レポートをお伝えできればと思います。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の国産い草の大半は、この八代で生産されています。
ところが、気になる現状も。。。
い草農家さんの数が、この10年でなんと半分にまで減少しているのです。後継者不足や、他の作物への転作に加えて、安価な中国産いぐさの輸入増加という大きな課題がある模様。
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確かに近年は畳屋を営みながらも住宅の洋風化などで「畳離れ」を強く感じていますが、実は原材料となるい草の生産減少の方が、それ以上のスピードで進んでいるのです。
このままでは、国産い草が「欲しくても手に入らない」という状況になりかねません。
しかし、今回の訪問で希望も見えたとのこと。若手で頑張っているい草農家さんにもたくさん出会えたようです。伝統を守りながら、新しい栽培方法に挑戦する姿に、とても勇気づけられたと夫は話していました。
私たち畳店として、これらの農家さんの思いに応えるために何ができるのか。お客様に国産い草の良さを伝え、その価値を守っていくことが、私たちの使命なのかもしれません。
これからも、畳の魅力と共に、その背景にある生産者の方々の思いもお伝えしていければと思います。