プログラミングなしで作ったサービスって実際どうなの?【海外記事メモ】
今日はこの海外記事を取り上げたいと思います。掲載しているがぞうもこちらのウェブから引用しています。
ノーコードやローコード(プログラミングが不要、もしくは最小限)でWebやアプリを作れるサービスは数年前からかなり注目されていました。難しいコーディングのスキルなしにWebやアプリが作れたらすごいですよね。
実際自分もHTMLやCSSなど全くわからないのですが、Wixというサービスを使って自分のポートフォリオサイトを作ることができました。
実際に世の中で運用されているサービスでもこのようにコーディングなしで作られているものも多いのですが、ではコーディングやプログラミングのスキルが不要になったかというとそういうわけでもなく、むしろそのニーズは年々右肩上がりで増え続けています。
じゃあやはりノーコードで作られたサービスには限界があって、サービスを作る場合はどうしてもプログラミングなどのスキルは必須なのでしょうか。もしノーコードの限界があるとしたらどういった部分なのでしょうか。
デザイナーの中にはこのようなノーコード開発の技術に関心がある人も多いかと思いますが、今日と次回の二回に分けて、ノーコードで開発されたサービスの現在についてまとめてみたいと思います。
ノーコードって大丈夫なの?
ノーコードの開発プラットフォームはウェブサイトやソフトウェア開発におけるテンプレートを提供して可能な限りコーディングがないシンプルな開発環境の提供を目指しています。
2003年にWordpressがリリースされたことで、コーディングの知識が乏しい人にも気軽にWebサイトの構築が可能になりました。
さらに2013年にリリースされたWebflowはセキュリティやプライバシー、拡張プラグインなどの多様な時代のニーズに対応した開発環境を提供しました。
しかし、ノーコードツールの出現以降、様々な疑いの目も存在しています。
ひとつひとつ見てみます。
1.みんながノーコードツールを使えるわけじゃない
→そんなことはなく、誰でも全くアプリケーションやコーディングのスキルがなくても開発ができます。
2.ノーコードでは規模を拡大することができない
→日々様々なノーコードのプロダクトやサービスが生まれており、それらは大きな規模を獲得しています。
3.本当にコーディングなしでできるわけではない
→コーディングなしでできます。しかし、より特殊で複雑な機能を実装する場合は多少のコーディングは必要となります。この場合はノーコードではなくローコードと呼ばれたりしています。
しかしこれらの技術も日々進歩していき、徐々に複雑な処理もコーディング無しでできるようになってきています。
4.ノーコードを使うことで怠惰な開発者となってしまう
→ノーコードは怠惰というわけではありません。これは日々複雑になるデジタル時代における開発環境のイノベーションです。世界中の重要な発見は、必要な作業を簡単にすることから始まったことを忘れてはいけません。DropboxはDrew Haustonが家にフラッシュドライブを忘れてしまったことで、どこからでもファイルにアクセスできるようなプラットフォームを開発しようとして生まれました。
ノーコードのプロダクトは成功しているのか
ノーコードプロダクトが成功しているのかどうかを以下の点から考えていきたいと思います。
・ユーザーが抱える課題を解決しているのか?
・様々なシーンに対応出来得る拡張性はあるのか?
・高度な学習の必要なく、簡単な操作性を実現しているか?
・高速かつ安定的で、ユーザーに最適化されているか?
・ユーザーに価値を提供し、十分な収益を上げているか?
すでに世の中には上記のようなポイントを押さえた優れたノーコード(で開発された)サービスが存在しています。
次回はこの記事の続きで実際のサービスをもとにノーコード技術がどれくらい発展を遂げているのかを見ていきたいと思います。
よければまたお付き合いください。
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