最近の関心事を通して、「ぼくの新しい行動様式」について考えてみた話。
パラダイムシフトを迎えつつある今、これからの中長期的な視点に立ったうえで時代の潮流を捉えつつ、考えることに費やす時間が増えたような気がする今日この頃。
そんななかこの1か月ほどのぼくの個人的な関心事は、「地域資源を活用した、withコロナ版の公共空間活用」です。
福岡県北九州市八幡東区のJR八幡駅前「停車場線」(通称:国際通り)でも、このエリアのシンボルである幅員50mのケヤキ並木が400mに渡って続く駅前とは思えない緑豊かな景観を生かした、歩道利活用事業に注力しています。
きっかけとなったのは、2016年4月に政府が主導する国家戦略特別区域諮問会議にて「エリアマネジメントの民間開放」の促進に向けた特区に認定されたこと。
公共空間である歩道部分を、「地域の賑わいづくりのために有効活用すること」が推進されています。
この「国家戦略特区」に認定されることで、制度上はいくつかの優遇措置を享受することができます。
ただし、あくまでも制度上の話です。
現実的には、実践にあたってまだまだいくつもの課題があり、(資金力やリソース、立地的優位性などに恵まれた日本の中でもほんのわずかな場所を除いては)当初想定していたほどの実施と効果が発揮されていないようで、全国的な広がりもいまいちなようです。
ぼくも地域レベルで現場をやってる身として、"ないものねだり"をすることは簡単ですが、それじゃあいつまで経っても前には進まないわけです。
いまの時代、文字通りの「賑わい」や「3密」を避けるような生活様式が推奨されるなか、屋外公共空間である歩道の利活用に必ずニーズがあると思っています。
どれだけ考える時間があるからといって、ただじっとして考えているばかりではどんどん他にやられます。
この1,2週間の短いうちにだけでも、社会の逆境を追い風に捉えたような、正直「やられた。」と思うような実践がいくつもリリースされ、まちで実践され始めています。
とても悔しいです。
ぼくのこれまでの行動様式は、
「考えに考えたうえで、綿密な戦略を立てたうえで動きだす。」
というもの。
でも、これからのぼくの新しい行動様式は、
「とりあえず動き出してみて、状況に合わせて柔軟に軌道修正する。」
という感じにしなきゃなのかなと...。
そう考えるとひとびとのマインドも、共感しあいながら支えあっているようで実は案外、強かな闘志を燃やしつつガンガン動けるひと、つまり結局は先人の教えの通り、強さがありかつ変化に対応できるひとやコミュニティが生き残っていくんだなぁと思います。
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あ、前にもこんなこと自分で言ってましたね。
すでに「ぼくの新しい行動様式」が実践できていないことに自戒を込めて。
異論は認めます。
お粗末様でした。