隣の芝生

ボケっと盆休みを過ごしたら1週間位何も書かない時間が過ぎてしまった。あらゆるものに三日坊主になりがちな私だがせめてnoteは続けたい。
続けることでなにか得られたら最高だけど、何も得られなくてもいいじゃない。とりあえずやってみるって決めたんだから。

今回は、この前印象的だったお話を備忘も兼ねて。

1ヶ月ほど前、大学の先輩・同期と飲みに行った。
先輩は1個上なので、社会人2年目。大学の頃からずっと尊敬の念を抱いていた。
先輩は英語がペラペラで、誰もが知っている有名IT企業で働いている。
しかもかなりバリバリと(週1で夜11時頃にラーメン食べてから帰っているらしい)。

自己研鑽も積んでいるし、お付き合いされている彼氏さんとも、色々とありつつもうまくいっているようだ。(ちなみに彼氏さんのことも知ってる)

そんな傍から見れば「バリキャリ」にしか見えない先輩。
そんな先輩には夢があるらしい。

「私ね、夢があるの。」

「へぇ、どんな夢ですか?」…正直、「起業」「海外赴任」とか、そっち方面の話が出てくるものだと思っていた自分にとって、次に出てきた先輩の言葉はあまりに意外なものだった。

「私ね、いわゆる主婦になりたいの。会社もやめて、ゆっくり生活しながらパート感覚で英語の記事を書いたり、翻訳してお小遣い稼ぎしたいなって。家のことはもちろん自分が全部やって…」

驚きである。言葉は悪いがいわゆる「昭和的」な家庭像を持っていたとは。というか、そんな人が「誰もがよく知る有名IT企業」でバリバリ働くのあまりにズレてないか???(流石に本人の前では言わなかったが)

彼女は今、会社のお局様とバトルしているらしく、「誰もが知る有名IT企業」にもそんな人物がいた事、そしてそれが自分の目の前に現れたことに戸惑いを隠せずにいるようだ。仕事内容もギャップがあるらしい。

対して、私。迷いや悩みがまったくないわけではないが、少なくとも仕事内容については満足しているし、もっとできるようになりたいと思っている。

働く環境・待遇についても、現時点で何も不満はない(朝のラッシュだけなんとかしてくれたら)。

はっきり言って、私の会社は世間の知名度はそれほど高くない。
おそらく世間一般からのイメージも、彼女の会社に比べれば「昭和」「お固い」会社だと思うし、実際そうである。ただ、私がいきいき仕事ができていることに、彼女は羨ましそうにしていた(私の思い込みかもしれないが)。

一方の私だが、先輩に恋人がいるだけでまず羨ましい限りである。あと先輩の交友関係の広さ、美意識の高さには尊敬しかない。

私は恋人がいない。というか、作るための努力を放棄してしまっている節もある。以前ありがたいことに、職場の若手会でBBQに誘って頂いたりしたことはあるが、ひたすら肉を焼く&食うマシーンと化してあまり他の参加者と話ができなかった。(だって参加費の元取らないともったいないじゃん)
このあたりのお話はまた追って書きたい。

何が言いたいかというと、「お互い自分が持っていない他人の持ち物はより良く見える」ということである。

それが分かっていたら、少しは他の人と比べて一喜一憂することは減るだろうし、そんなことは中高生の頃からずっと分かっているはずなのだが、25歳が近づいた今も根本的には変わらない。

「内定がほしい」と泣いた夜も、友達や同じゼミのメンバーで自分だけ内定がなくて焦ったから。逆に言えば、まだ誰も内定を持っていなければ、それほど焦らなかっただろう。

「恋人がほしい」と感じる今回も多分同じである。サークルの同期男で彼女がいないのは自分だけ!ショック!となったから…。

焦って作ろうとしなくてもいいけど、とはいえ少しずつ自分磨きをしようかな。


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