パパが知っておきたい「ママの愛情曲線」の話

おはようございます!まえかわです。
最近何かと話題になる(やり玉にあがる?)イクメンについて、炎上しないように気を付けつつ、
「愛情曲線」について理解して「生まれる前からの育児参加」をやっておかないと、子どもが生まれてからの幸せな家族像は割とアッサリ崩壊しますよ、という話をします。おっかない!

そもそもイクメンって言葉

よく「イクメン」という言葉が取り上げられますが、
・男性が育児をしてて偉い!
・やや、親なんだから育児は当たり前
・そもそもわざわざ「イクメン」とか言わなくていいじゃん
・(ちくわ大明神)
・「育児が女性のもの」という既存概念は敵だ!
などなど、色んな人が色んな感情を感じる言葉ではあるかと思います。

個人的には、どうであれ家族の幸せとちゃんと向き合って、みんなが幸せだったら何でもいいと思っていて、「イクメン」というキャッチフレーズによって国の宝である子どものための意識が洗練されていけばいい、と思います。

覚えておきたい「愛情曲線」

ぼくは前職で育児休業を取ったのですが、取った理由は色々あれど、一つ大きかったのは「愛情曲線」の話を聞いたからでした。

聞いたことがある方もいると思いますが、これは「妻の愛情がライフイベントに応じてどう推移するか」をあらわしたものです。

それがコチラ。

ご覧いただければわかる通り、子どもを産んだ瞬間に女性の愛情は下がりまくります。数値的に言うと1/5くらいにはなる様子。(どんな数値か分かりませんが)

これだけ見たときに、男性からすると「え、てことは子ども産んだらオレのこと嫌いになるの?」って思う人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。
あくまで子どもが最優先になる、という話で、旦那であるあなたへの愛情が無くなる、というわけではないのです。。。が。

その先を見て頂くとわかるのですが、「回復グループ」と「低迷グループ」というのがあります。

回復するか?低迷するか?

これが本当に運命の分かれ道で、子どもが巣立ったときに、最愛のパートナーとなるのか、それとも熟年離婚待ったなしか、というほどの差になるようです。

夫としては誰も「低迷グループ」に行きたいわけはないと思うので、どうやったら「回復グループ」になるかなのですが、、

「生まれる前からの育児参加」が全てです。

出産は命がけ

「お腹を痛めて生んだ子ども」の名の通り、女性は出産はマジで大変です。
ぼくが実際に生んだわけではないのでその辛さは分かりませんが、日に日にお腹が大きくなる妻を見続け、出産に立ち会ってみたぼくなりに出産の大変さを表現すると、

刺身以外食べたら吐くという謎の呪いをうけながら毎日栄養を取られ続け、
ちょっと良くなったと思ったら歩くことを強要され、
たぶん歯を麻酔なしで抜かれるよりひどい激痛を伴い、
何リットルかの大出血を伴い、
文字通り命の危険にさらされること

書いてて胃が痛くなってきたorz

とりあえずそんな感じだと思います。
それくらいやって生むわが子なので、お腹が大きくなるにつれ、「これからママになるんだ」という実感と覚悟が大きくなっていくのは、そりゃそうだと思います。

そんな中、男性はその実感がまったくない(身ごもれないですしね)ので、そんなママと同じ感覚になれないのは当然だし、もしかしたら他人事としてしまうかもしれません。

そんなときに、
「ご飯作ってよ」とか、
「赤ちゃん触るの怖い」とか、
「オムツ汚いから触りたくない」とか言ってると、
ママからしたら「こっちは死にかけて生んだんだからそれくらいやれや!!!」と言われてあまりに当然だと思います。

まずは「女性の辛さは分からない」ことを理解する

そう、まず考えるべきは「実感に大きな差がある」というのはロジックとして男性は理解すべきことだと思います。

女性がどれだけ大変な思いをしているのか、まずそこから共感することが大事だと思いますので、出来るだけコミュニケーションを取ることが必須になってきます。

とにかく「ママの感覚は分からない」という前提のもと、色々と聞いてみるべきなのですが。

参考までに、僕はその点で失敗しました。

コミュニケーションで失敗したケース:ぼくの場合

育児休業は取ったし、出産は立ち会ったし、色々やろうとはしましたが、あくまでも僕からの発信になっていて、「妻が本当にしてほしいことは何なのか」をしっかり聞いてなかったのでした。

コミュニケーションって、自分が思っていることを伝えるだけじゃなくて、相手がどう思っているかを聞いたり、引き出したりしないといけないです。

人生100年と言われている今、老後はあまりにも長いです。
そのときに、隣にいるパートナーと支え合えるようにするためにも、子どもが生まれるときは「生まれる前からの育児参加」を!

働きづらさや男女の問題など、生きづらさを解決する糸口を一緒になって考える「パパFP」。公務員からフルコミの営業にトライし、2年で業界トップ1%のMDRTに。夢は社交ダンスで世界大会に行くこと。