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#3 ラグビーによって育くまれた「心」と「絆」

私の人生を救ったラグビーとの出会い

こんにちは。ヒショッチです。

今回は、黒崎の政治活動の中心となる「スポーツを通して次世代を育成したい」という思いについて書いていきたいと思います。

汗まみれ、泥まみれのラグビー生活。かけがえのない大切なものをたくさん得ました

■スポーツとの出会いで救われた人生

黒崎にとってスポーツは、自分の人生、政治への取り組みと切っては切り離せないもの。

「もしラグビーに出会っていなかったら、今の自分はない。
好き放題に生きて、他人の気持ちも分からない大人に育ってしまっただろう。道を踏み外してかもしれない。
私の人生を救ってくれた第一のものは“ラグビー”だ

黒崎はそう語ります。

自分自身がスポーツとの出会いによって救われたからこそ、一人でも多くの子供たちにスポーツの素晴らしさを伝えたい。
そういう強く熱い思いを胸に抱いているのです。

なぜ、黒崎にとってスポーツがそれほど大きな存在となったのでしょうか。

わがまま放題でやんちゃだった黒崎少年が、社会というものに目が開かれて行ったことについては、第2回目にも少し書きましたので、よかったらそちらもご覧ください。

>>「小学5年に描いた夢は「都知事」 政治と無縁の小学生が政治家を目指した理由」

実は、その時期にラグビーとの決定的な出会いがあったのです。

黒崎少年の心に強く焼き付いたのは、父親と一緒にテレビで観ていたラグビー早明戦の試合でした。若さと鍛え上がられた肉体の全てをぶつけ合って戦う選手たちは、キラキラと輝く存在に見えました。

スポーツを観る場合にはよくあることですが、贔屓のチームができると、そのチームを応援をするようになります。
黒崎少年の心を惹きつけたのは、明治大学ラグビー部。あの紫紺のユニフォームを纏った姿に強い憧れを感じたのです。

「ラグビーをしたい。いつかあの選手たちのようにあのフィールドで戦いたい!」黒崎の人生にひとつの目標が生まれた瞬間でした。

その後、中学、高校、大学を通してラグビー漬けの青春を送ることとなります。黒崎の人間性を形作ったのは、まさにその時期のラグビーと全身全霊で向き合った経験によるものです。

ラグビー部で学んだリーダーシップ、「前へ」の精神


憧れの紫紺のユニフォームを纏った黒崎

■ラグビー学んだ「実力主義」

まず初めに、中学時代にラグビー部での経験を通して学んだのは「実力主義」というものでした。

黒崎が入学した当時の明大中野中学のラグビー部は予想とは違い、顧問の先生もラグビー経験者ではなく、練習をするしないも個人の自由、試合に出るのは3年生だけという状態でした。
「切磋琢磨して実力をつけて、何がなんでも試合に勝とう」という体制ではなかったのです。

黒崎が最も強く感じたのは、強くなるため、勝つためには「実力主義」でなくてはならないということでした。

そして、周りにそれを納得させるためには、自分自身に実力がなくてはなりません。どんなに立派なことを言っても、行動に表せず口だけでは、人はついてきてくれません。

入学当時、ラグビー未経験であった黒崎ですが、一心不乱の猛練習と憧れの選手のプレイの研究により、2年には東京都代表の選抜チームに選ばれるまでになることができました。

そして3年生となったときに、ラグビー部のシステムの根本的な改革を提案しました。

試合の出場は学年に関わらず実力主義とする。
それまで、学年や上手い下手によってバラバラだった練習メニューを統一する。
結束意識を高めるため、統一カラーの練習ジャージを作る…などなど。

指導をする大人がいなかったということもあり、何もかもを自分で考えて、自分の責任で決定しなくてはならない経験は、中学生には重すぎるとも思えるものでした。

しかし、自分自身が責任を負い、率先してチームの改革に取り組んだ経験は、リーダーシップを育て、のちに政治の世界を目指すこととなる黒崎の精神のベースを形作るものとなったのです。

■影響を受けた「前へ」の精神

憧れの明治大学ラグビー部に入り、黒崎が大きく影響を受けたのが、同部の「前へ」の精神でした。

それまで、実力をつけて強くなり試合に勝つことを念頭に練習をし、リーダーシップをとってチームをまとめあげてきた黒崎でしたが、ここにきてそれ以上に大切なことがあることに気が尽かされたと言います。

それが、「前へ」の精神です。

もちろん試合に勝つことは大切です。

しかし、明治大学ラグビー部のアイデンティティとされていたのは、勝つことよりも、一直線に前に向かっていく精神でした。

「前へ」進むというのは、どんなに大きな敵でも、困難な状況でも、怯まずに勇気を持って向かっていくということです。
そのために必要なのは、相手を見ることよりも、自分自身を見つめることです。

そう、「自分の最大の敵は自分」なのです。

その美学、精神を持ってこそ、常に自分自身を磨き、実力を蓄えることができるのだという考え方…。

前を向き、人間としての成長を目指し、その上で勝ちに向かっていくこと…。

「前へ」の精神は、その後の黒崎の生き方、政治姿勢の基本理念を形作るものとなりました。

一生の財産となるラグビーでの学び

教え子とラグビーを楽しむ黒崎

■ラグビーで培った多くの学び

社会人になってからも、主に指導者として黒崎とラグビーの関係は続きます。
また、仕事や政治活動の上でも、ラグビーでの経験を通して学んだことが生かされてきたと実感しているそうです。

リーダーシップや「前へ」の精神の他にも、目標を持つことによって生まれる力、目標を達成するために何が必要なのかを見つける力、今の自分に足りないものを把握すること、それを補う方法論、周りの人々の協力を仰ぐために必要なもの…。

ひとつひとつ挙げていったらキリがありません。

外から見るとラグビーは、ガチガチに鍛えた男たちが力任せにぶつかり合って、ボールを取り合っているだけのように見えるかもしれません。

これはすべてのスポーツに言えることですが、いまの時代、根性論で試合に勝てるほど単純なものではないのです。

実力のあるリーダーが、確固たる方向性を示し、科学的な分析をして、勝利のための万全な準備をする。精神、肉体、環境…さまざまな条件が揃って、初めてスタートラインに立てるものです。

■人生と深く関わる“ラグビーを通して学んだこと”

黒崎は社会人となり、仕事や政治活動も、同じだと強く気付かされたそうです。

大学卒業後、日商岩井(現・双日)に就職をして、業務に明け暮れる中、関係各所との調整、工程の管理、リスクマネジメント…全てにおいてラグビーを通して身についたことが生かされていると感じ続けてきたそうです。

リーダーとして皆を引っ張っていくのならば、皆が心から納得をする説得力を身に着ける必要がある

そう教えてくれたのも、ラグビーでした。

日々の心がけと姿こそが政治家にとって大切なのだと、いま考えられるのも、ラグビーの経験からです。

そして、身をもってスポーツの力を体感してきたからこそ、次世代の子ども達がスポーツを通して育まれる場を作りたいと心から思えるのです。

ラグビーと黒崎の関わりは、あまりにも深く、到底一度でお伝えできるものではありません。
今後も、何かとラグビーについてお話ししていく機会があるかと思いますが、今回はここまでで…。

最後までご愛読下さいましてありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!


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