銅版画について
版画家の前田由佳理と申します。
残暑の季節ですが、夏バテ知らずで食欲旺盛な毎日です。食いしん坊です。体重が増える増える(笑)
それは置いておいて、、、
銅版画ってみなさんご存知でしょうか?
聞いたことがある、または小中学校で実際に作った方もいらっしゃるかもしれません。
でも、まだまだ少数派の銅版画。
どんなものかお伝えしたいなぁと思い、これから少しずつ回数を分けて書いていきたいと思います。
私の作品を使って銅版画を知らない方にもなるべくわかりやすく、しかもちょっとだけ詳しくお伝えしたいと思います。
作品について
今回の作品のタイトルは「昼さがりのおでかけ」です。
真ん中に鉛筆でタイトルを書いています。
鉛筆で書くと筆圧も残るし、時間が経っても消えません。
また、左に1/25とあります。よく質問で1月25日ですか?と聞かれることがあります。
確かにそう思いますよね。
でも、実はこれは「25枚限定で作品を刷りましたよ。その1枚目ですよ〜」という意味です。もちろん最初に限定枚数すべて刷られる方もいらっしゃいますが、私は限定の枚数を少しずつ刷っています。
木版画やスタンプを想像されると分かりやすいと思いますが、それらは何枚も刷ったり押したりすることができますよね。
たくさんたくさん刷ってしまうと作品の価値が落ちてしまいます。だから、限定○枚として、作品の価値を維持するわけです。また、版画の種類によって刷ることができる枚数が違います。
そして、右下に書いてあるのが私のサインです。
版画は大抵、左からエディション(限定枚数)、タイトル、サインの順になっています。(作品によってはこのようになっていないものもあります。)
そして銅版画の特徴としては、粘土にギュッと物を押したときに跡が残るように、プレスした時の跡が残っています。
裏からみると紙が盛り上がっていますよね。このような感じです。
これが銅版画の特徴です。もし、街中で版画の作品を見かけたら絵の縁を見てくださいね。
次回、「昼下がりのおでかけ」の作品についてお話したいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
今日も良い一日でありますように☆
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