長崎大学の占い師の手口を分析する
ここからの転載です。
長崎大学教授を名乗る占い師連中が、ついにマスコミに予測を発表した。
新型コロナ 現状なら8月2000人超…長崎大が予測「接触機会2割減を」
接触機会が減ったら感染が減る、という証拠は世界中どこを探してもみつからないのに、まだ言ってます。もう世間の人も「接触を減らしたら感染が減る」ということはウソだ、と気付いてきてます。なんで今年のゴールデンウイークは旅行客が増えて接触が増えたのに感染が縮小したんでしょうね。
で、この占い師の手口だが、もう毎回同じパターンなので、完全に読めてます。「何もしなければ爆発する」という予測を立てて、「みなさんの努力のお陰で感染拡大を防げました」と言う。「接触がこれだけ減りました」という証拠を後で示すことは一切ありません。だって、接触と感染度は関係ないのですから、証拠の出しようがない。
上のグラフだけど、今後の現実は多分「3割減」の予想みたいな形になります。それで「みなさんの努力で接触が3割減ったから、こうなりました」と言うつもりでしょう。いやいや、お盆で移動が増えるのに3割削減はないでしょ、と、賢明なこのブログの読者の方はいい加減気付きますよね?
私はシミュレーションに関しては専門外だから詳しくはわからないが、「疫学以外の」シミュレーションの専門家の人によると、コロナの感染者数は、上昇期の変曲点を越え「上に凸」の状況に来れば、ほぼ以後の動きは予測できるらしい。今は変曲点を越えたので、この占い師が出した「3割減」のグラフは当たる、というのが私の感想。
でまあ、私の前回のブログは、ちょっと書くのが早かったな、というのが今の正直な気持ちです。
もう完全に外れました。今週1000人超えます。そして、上の占い師のグラフのような感じでピークアウトするでしょう。
そう、上の記事を書いたのは、まだ「変曲点」を越える前だったんです。だからどこまで増えるかは、かなりヤマカンに頼るしかなかった。だったら予想するな、というのが正解。長崎大学の占い師みたいに、ほぼ当たるだろう、というタイミングまで予想を出さない、というのが、信仰心を高められる方法なのだ。