意味のない感染対策はやめよう
私は「コロナ対策禍」の最初の頃から思っていることは、「専門家は本気で感染を防ごうという気があるのだろうか?」ということである。
何故そう思うのかといえば、ほぼ意味のないマスク着用を強力に推し進めてきた割には、換気の重要性はあまり主張して来なかったからだ。最近になってやっと政府も換気の重要性や換気方法について広報するようになったが、もうコロナ騒動が始まって2年以上経ってからやっと。政府や専門家は、目に見える「マスク着用」で国民が自分たちのいいなりになっているのを確認することで満足感を得ているだけだとしか、私には思えないのである。
そもそも密閉空間が危険だ、ということは、2020年冬に「さっぽろ雪祭り」期間中の飲食店における感染などで言われていたことだ。それにも関わらず、何故か2020年4月頃から突然「マスクありき」に専門家の言い方が変わった。
私は2020年5月に札幌で相次いで「カラオケ喫茶」において集団感染が起こった時から、「マスクより換気だろう」ということは感じていた。感染場所の「カラオケ喫茶」はかなり広いお店で、飛沫が客にかかるような状況ではない。どう考えてもエアロゾルで店内にウイルスが充満したことが原因だったのである。マスクやフェイスシールドは無意味で、ビニールシートは逆効果にしかならない。
その時の話はブログ等に書いていないので記録は残っていないが(twitterのログを漁れば出てくるかもしれない)、2020年夏に長崎県の高校で集団感染が起こった時には、はっきり「マスクは有害だ」という記事を書いている。
「専門家」が本気で感染を防ごうと思えば、上記事例などを調査し、「マスクやアクリル板は逆効果」「常時換気を徹底させる」という対策に切り替えておけば、今のようなマスク社会に日本はならずに済んでいたのである。
先日、私は国内某所でカラオケスナックに行った。その店は「認証店」だったからか、店内にCO2濃度計が置いてあったのだが、カラオケが盛り上がってくると数値が2000を超えていた。ちなみに1000を越えると良くない、と言われている。
こんな状況を経験すると、マスクや飛沫よけのシートなんて意味がないのは明白で、物理的に何をしていようがウイルス発散者がいれば店内全員が感染している。そんなものを置いていることで認証するという制度がいかに馬鹿らしいかということを実感するし、CO2濃度計を置いた所で、数値を見て換気をしないのならば、これも意味がない。いったい何のための認証制度なんだろうか。「やったふり」が大好きな日本人だよなぁ、と思えるだけなのである。
本当ならば、これまでのコロナ対策は妥当だったのか、などについてきちんと検証しないといけないのだが、どうせ何もせずに有耶無耶にするんだろうね。