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「男運が悪い」というのは、本当に「男運」が悪いのか

どーも。

前田王子です。


鑑定の依頼や問い合わせで多いジャンルで、「男運」というものがあります。


  • 男運が悪いせいか、恋愛が長続きしない

  • 男運が悪いせいか、彼氏ができない

  • 男運が悪いせいか、変な男に引っかかる

  • 男運が悪いせいか、どうでもいい人に好かれる


などなど、悩みは尽きないところです。

果たして、それは本当に「男運」というものが悪いのか、というお話です。


男運というものに何かしらの異常や疾患があって、それが悪さをしているのか、そうではなくて、別の何かしらの要因があるのかを探っていきます。


運とは何か?

「運」と一言で片付けてしまいますが、「運」とは一体なんなのでしょうか?

運という言葉を使うことはあっても、運を明確に説明できる人はなかなかいません。

運というのは、測ることができるエネルギーなのでしょうか?または、全く別の何かなのでしょうか?

運ということが説明できなければ、「男運」という言葉も説明がつきません。


では、「運」とは一体何なのでしょうか?


運についての問題その①

ジャンケンで10連勝した人は、運がいいと言えるでしょうか?

もし運がいいのであれば、11連勝はできるでしょうか?


運についての問題その②

運良く、宝くじの1等が当たりました。

この人は運がいいので、次の宝くじでも何等かに当たるでしょうか?



どちらも答えは「NO」

考えるまでもなく、問題①と②の答えは「NO」です。


ということは、「運」というものは急に現れて、急に消えるという性質があると言えます。

さて、運とは一体何なのでしょうか?



運の正体

運という言葉について、僕はこう説明しています。


運とは、「運営方法」から「営方法(いとなむほうほう)」を見えなくしたもの


つまり、

運営方法

○○○

ということです。

運営方法が分かっていることについて、失敗することは基本的にはありません。

「運営方法」という言葉がちょっと硬いので、「やり方が分かっていること」という言葉に変えましょうか。

やり方が分かっていることについて、失敗することは基本的にはありません。


やり方がわからないので、運任せになるわけです。


例えば、新宿や梅田のような大きな駅で、運任せで電車に乗った場合に目的地に辿り着くことはできるでしょうか?

運良く(?)目的地に辿り着けたとして、次も運任せでうまくいくでしょうか?


逆に、やり方が分かっていることを運悪く間違える、ということはありません。

例えばスマホを裏返しで持っていて、表側をタップしても電源が入らない!なんて運が悪いんだ!・・・とはならないですよね。

まず、表か裏かを無意識レベルで確認してるので、間違えようがありません。


そうなんです。

間違えようのない事象においては、運悪く間違えるということが起こらないんです。


電卓が計算を間違えることも、トイレの電気をつけたら運悪くキッチンの電気がつくことも、どちらもあり得ません。


これは、運営方法が分かっているから、つまりやり方が分かっている(確立している)から失敗しようがないわけです。

ここに、運が介在することはありません。


まとめると、「運」というのは、「やり方が分からない状態で事を進める」と言えます。
なので、「運がいい」というのは、「やり方が分からない状態で事を進める」をした結果、うまくいった。と言えます。


それは「男運」が悪いのか

それでは「男運」という話に戻りますが、いわゆる「男運が悪い」というのは、本当に「男運」が悪いのでしょうか?

ここまで読んで


「そうなんです。私、男運が超悪いんです・・・」


とはならないと思います。

そうなんです。

男運が悪いのではなくて、それは男性との良好な関わり方を知らないという言葉に置き換えられます。


逆に言えば、

  • 男運が悪いせいか、恋愛が長続きしない

  • 男運が悪いせいか、彼氏ができない

  • 男運が悪いせいか、変な男に引っかかる

  • 男運が悪いせいか、どうでもいい人に好かれる

こういう状態に陥っているということは、そうなってしまっている仕組み(運営方法)に気がついていないからということが言えます。


と、こんな話をしていると、


「じゃあ私が悪いって言いたいわけ!?」


と、怒ってしまう人もいるようなテーマではありますが、男運が悪いと思っている人を非難しているわけではありません。

むしろ、男運というものは改善できる、もしくはアップデートできるという証拠を見つけた、という話なんです。


必死だから怒りも湧く

男運が悪いと思っている人たちは、当然ながら男運を上げたいと思っています。

でも、上がらないから辛いわけです。


上がらなくて辛いから、だんだん怒りも湧いてきます。

なんで自分は・・・!と。


その怒りや憤りというものは、根源を辿っていくとすごく健全なものだということが分かってきます。

というのも、男運という言葉に振り回されてはいるものの、辿り着こうとしている先は良質な人間関係を築くことです。

ただ、その方法を知らないがために今の状態に陥っているだけです。


つまり、熱意や意欲を向ける矛先が「男運を上げる」という雲を掴むような話に向かってしまっているからその努力が報われないだけで、正しい方向に向いてさえいれば、目的地にたどり着ける、ということになります。

ですが、人間関係、異性関係に公式や正解というものは少なく、むしろ例外の方が多いです。

良かれと思ってやったこと(自分としては正解だと思っていること)がことごとく外れてしまうから、理解ができず、「運」のせいにしてしまうわけです。

そして何とか改善しようと思っても具体的で効果的な方法は見つからず、「運を上げる」というよく分からないコースに誘導されてしまって、調べれば調べるほどワケがわからないから腹が立ってきます。


運を上げようと頑張ってみても、労力の割に得られるものがないので、さらに労力を注ぎ込むことになってしまって辛くなります。


「運がいい」とは

「運がいい」という状態を言語化すると、

運営方法がいい

となりますが、ちょっと分かりにくいのでアレンジが必要です。

「運」というのは「運営方法」という言葉の「営方法」が見えていない状態です。つまり「運営方法」が分かっているということは、靴の左右を間違えないことや赤信号でアクセルを踏まないように、分かっているから間違えない状態と言えます。

「運営方法がいい」ということはつまり、分かっているから間違えない状態を多く持っているということになります。


例えば、高速道路での追い越しやスピード違反で捕まる人がいますが、それは運が悪いのではなく、覆面パトカーの存在を知らなかったり、その存在に気づいていないからです。

覆面パトカーの存在を知っていて、かつその見分け方が分かっていれば、捕まることはなくなります。

このような、知識によってカバーできることを「運」のせいにしてしまうから、一向に改善に至りません。


運を良くする

では、運をよくするというのはどういうアプローチを取ればいいのでしょうか?

先ほどの話からすると、的確な知識を手に入れることが最短ルートになりますが・・・そんな簡単な話ではないですよね。


ではどうすればいいのか?という話ですが、それがまさに僕の仕事なのでぜひ依頼してほしいところですが、ヒントだけでも知っていただければと思います。


運を良くする方法というのは、「失敗から学ぶ」ということが最短ルートです。

失敗したことには、必ず原因があります。

自分が直接的な原因ではなさそうな問題だったとしても、「風が吹けば桶屋が儲かる」のようなピタゴラスイッチがあなたの周りでたくさん起こっています。

その根本原因を突き止めることができれば、同じ失敗というのはよほどのことがない限り繰り返さなくなります。


自分自身の行動パターンの中には、まさか!と思うような原因が眠っているものです。

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