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ひたすらに、がむしゃらに。

「根拠のない自信」がある人になりたいといつも思っています。

誰かに認められているとか、そういうこととは関係のない自分で自分自身を認めている状態なんだと思います。

その境地にいくためには、まず「根拠のある自信」が必要で。

その根拠になるものっていうのが、自分以外の誰かの評価だったりすることが多いと思います。

誰かに認めてもらえることは素晴らしいことですけど、自分以外の誰かの評価で自信があったり、なかったりしてしまうと、「根拠のない自信」にはたどり着けそうにないですね。

きっと周りの評価とは関係なく、自分で自分を評価して自信を持つことができたら、1歩「根拠のない自信」に近づけるんだと思います。



僕が一人で歌を歌い始めた頃の話。(ライブとかでは話したことありますね)

最初の2年間は地元のライブハウスで月に1回ライブしているだけでした。

毎月友達とかに声かけたりしながら何とか5人ほど来てもらって、みたいなことを続けていて、新たな出会いがあって広がっていくこともないまま2年が過ぎました。

このままじゃダメだと思ってとある先輩に相談してみたところ、「1年で100本ライブやればわかる」とだけ言われました。

当時の僕はもっと細かなアドバイスを期待していたので、正直「それだけ?」って思ったことを覚えています。

そして、そもそも相手にされていないような感じさえしたのが悔しくて、3年目から100本ライブに挑戦し始めました。

最初の1年が本当に大変で、周りの人がどこで歌っているか調べて連絡して歌わせてもらったりして、関西圏だけで100本のライブ。

今まで月1のライブで、友達に声かけてみたいなことをしていたけど、急に月8~10本くらいのライブになったら声をかけても来てくれるはずもなく。。。

お店の人に謝ったり、怒られたりする日々です。

半年過ぎてもこれと言って変わった変化もなく、本当にこの挑戦に意味はあるのかなぁと思ったりもしました。

でも、100本の目標達成が見えてきたあたりから自分の気持ちに変化がありました。

思っていた成果はなかったかもしれないけど、自分で挑戦しようと決めたことをコツコツ続けてやってきたよな。

それが自分で自分を認めることができる自信になったんだと思います。

先輩が「100本ライブやればわかる」と言った真意はわからないままですけど、僕は挑戦して本当によかったと思っています。


今でも時々、「1年で100本ってことは3日に1回くらい歌ってるってこと?すご!」とか言われることがありますし、僕が同じ話をアドバイスとして話ても「いきなり100本は無理なんで少しづつ頑張ります」みたいに言われることもあります。

確かに大変なことではあるし、頭で考え出したら余計に大変な気がしてきて動けなくなると思います。

僕がラッキーだったのは、なぜかその時考えること、100本やるための計画みたいなことも立てることなく、いきなりスタートできたことだったんだなぁと思います。

とにかく数をこなせみたいなことが言いたいわけじゃないんですけど、考えるよりも動き出して、がむしゃらにあちこちぶつかりながら進んでいく経験もすごく大切だという話でした。

そして、"誰かと比べて"歌が上手いとかの相対的な自信よりも、自分で決めたことをやり通して生まれる小さな自信が大切で、それを積み重ねていくことで「根拠のない自信」=「絶対的な自信」のある自分になれるんじゃないかなぁと思いました。

ちょっと長くなってしまいましたが、今日も読んでいただいてありがとうございました。

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