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day7:四万十市〜宇和島

前田です。7日目です。よろしくお願いします。

30.(高知県)四万十市

宿泊先のサンリバー。

朝のバイキングが500円で用意されていましたが、
かつおのたたきがあったり、諸々おいしいもんが多くて大満足。

四万十市来たときは是非また使わせてください。

5300円の宿泊費とは思えないコスパの良さ

今日の午前中のミッションは、前日負傷した銀ちゃん(電気自転車)の修理。※詳しくはday6をご覧ください。

早速、今いる中村駅から土佐入野駅まで電車で移動。

特急で7分で到着予定。速い!

ホームには都会に戻る人たちであふれていました。

1月4日だからね。

10キロの距離がたったの7分って。。。
文明の利器は本当にすごい。

銀ちゃんが負傷した土佐入野

銀ちゃん発見!(当たり前だけど)

もう愛おしくて愛おしくて。。

さて、早速昨日ご紹介を頂いた自転車屋さんに伺うことに。

早速中身を空けてみて頂くことに。

地味に前日僕が刺してしまった割りばしを抜く作業が大変だった。。。いらんことをした。

とっても手際よく、ペダル部分を分解。
原因が判明。

「あー、これは入ってはいけないところに入ってしまってるね。」



(先生、病状は深刻なんですか?うちの子は助かるんですか?)
と聞く親の気分。


「専門店にもっていかないと、厳しいかもしれないね。特殊工具がいるよ」



ここにして、四国一周は断念となるのか・・。

今から特急捕まえて、自転車をなんとか載せる許可をもらい、
松山まで移動。修理に出して単身松山のカフェでぼーっとする。。。


まさに志半ばにして、夢が破れるやつ。


それも致し方ない。

天命か。


楽しかったな。今まで550kmの旅だけでも楽しかったよ。


けど、やっぱり一周したかったな。


くやしさがこみあげてくる。


「ちょっと傷ついちゃうかもだけど、力業でチェーンハマってるやつ、
 取ってみてもいい?」



先生!!助かるんですか??

「もちろんです!お願いします。」

それから、必死にチェーンを外そうとしてくれる店主の阿部さん。


頑張って、阿部さん!!
頑張って、銀ちゃん!!

もはや立ち合いを見守っている気分ですらある。

息を吸って吐いてほしい。


そしてついに


ガチャ!


取れた!!!


感動。感動。

「ちょっと試し乗りしてみて」

普段通り、快適に走れるようになった銀ちゃん。

「あとスタンドも低すぎるみたいだから、治しておくね。
 チェーンも油さしとくよ。」

今の自分にとって、本当に神様な阿部さん。

そこからなんで外れてしまったのか、
どういうことに気を付けないといけないのか、
を適宜専門的な知識を入れて頂きながら、
丁寧にわかりやすく教えてくださった。

自転車のこと、すごい好きなんだな、ってのが伝わる。

お代も安すぎると感じたので、多めに渡そうとしたら
「いいよ、こんなもらえないよ。おいしいかつおのたたきでも食べてね」
とガンとしてもらわない阿部さん。

そして
「あ、ごめん。今から用事できたから、またね」
と颯爽とどこかに行く阿部さん。


すがすがしさとタイミングの良さ、よ。

自分は運が悪いんだか、よいんだか、わからなくなるw

ということで、復活!

ぜひ、土佐入野地区で自転車が負傷した場合は阿部さんのところに!

午前中だいぶ時間は失ったけど、なんとか走れるようになった!

そして、朝までいた四万十市へ到着し、憧れの四万十川へ。
吉野川(徳島)は凄かったからなぁ。養殖もしてたくらいだし。
どんだけすごいんだろ、四万十川。

遂にわたります。

ドキドキ。

ん?


ん?

今まで幾度となくみてきた川と違いが見いだせず。

お世辞にも、うん。

凄いがっかり。

けど、下流だから、だとうれしいな。
今日は四万十川沿いをひたすら走ると決めていたが、
これが続くようなら、別に、かな。。

ただ昨日の車で送ってくれた方も「四万十川お勧め!」って言ってたので信じて、そのまま上流を目指すことに。

四万十川の上流へ

四万十川の脇道を走るのはそこそこ大変で、
川自体が蛇行していることもあり、細く、くねくねした道が多く、
全然距離が進まない。

けど、ちょっと上流側に走ると

きれい!!

よかった、下流で四万十川を見限らなくてw

ちょっと進むと、おいしそうなご飯屋さん発見。

なんとうなぎも鮎の塩焼きもあるやんけ

銀ちゃんもすかさずランチです。

うなぎも鮎も注文

四万十川×鮎=最強

おいしすぎた、鮎。臭みゼロ。

そしてそこからとめどなく続く絶景たち。

はい。きれい。

はい、ここもきれい。

水の透明感よ

飽きない美しさ。

銀ちゃんも記念撮影。

キマってます

ただ疲れがたまっているからなのか、
今日の走行は本当につらかった。

10kmが異常に遠く感じる。

ちなみにこのトンネルも地獄に感じた。

エンドレスに続くと思ったよ。

2kmあったのね。

けど2kmをエンドレスに錯覚するほどの疲労

なんだろ。体調が悪いのか?
確かに吹きおろしの風も強いし、寒いし、蛇行しているし、
進みにくさはあったと思うが。

何かおかしい。

明るく記念撮影をしようと思ったが

ネタではなく、まじで無理だった今日は。。

そんな中現れてくれた道の駅・西土佐。

2回は休憩スペースが充実。

地元の若者10名が極めて卑猥な話をしていた。すげえな、君たち。そんな中おじさんは充電敢行。

今日の走行プランをみてみると

76kmしかないのに、はてしなく遠く感じる。最後に山がくるのか。。

体のだるさがえぐい。

もう33kmが気の遠くなる距離に感じた・・

31.(愛媛県)北宇和郡

そして、奮い立たせながら、ようやく高知県を脱出w

坂が本当にきつい。電気自転車なのに。

どんどん日が暮れていく。

最後の坂を乗り切るべし

32.(愛媛県)宇和島市

そして峠を越え、宇和島市入り!

体力がギリギリ

そして銀ちゃんの電池もギリギリ。

No more 阿南の山

長く続く下り坂を経て(どんだけ登ったんだ)、あっという間に
宇和島の市街地入り。というか、宇和島駅前。

輝いてみえる今日の宿泊先

ホテルチェックインして、即シャワー。温かすぎて天国。
そのあとすかさず、うまい飯を予約。とれた!

期待できそう

ホテルから徒歩4分。近い。

宇和島駅からも徒歩4分ほど

おすすめをきいたら
「鯛めし」ですね、と。

およ、思っていたのと違う。

松山鯛めしは「炊く」、宇和島鯛めしは「刺身」らしく、
卵と出汁と一緒に鯛の刺身をいただくスタイルとのこと。お味は?

激うま・・・。

ちょい待ってくれ。これはご飯が全く止まらない。
久々にご飯をお代わりして、一瞬で4杯消えた。

これはなんぼでもいけるやつだ。

まさかの「鯛めし」でおなかいっぱいになって、
他の物を食べない結果に。

でも大満足。

さて、いよいよ明日が最終日。

明日は午前中に銀ちゃんが力尽きるやつ。
そして100キロ。果たして今の自分に
100キロいけるのか。行くしかないけどw

少し遠回りだが、獲得標高が低いプランを採用

なんとか松山に到着したい。

明日は応援ソングをひたすらかけまくる日です。
ZARDの「負けないで」とか。
爆風スランプとか、諸々駆使してゴールしてやる。

ってことで、明日が最終日です。
最終日を迎えられてよかった。

追伸:あと、数々の応援メッセージ、本当にありがとうございます。
むちゃくちゃ励みになってます。。最後みなさまの応援を無駄にしないように安全に気を付けてゴールを迎えたいと思います。

day7終わり