FOOTWORK vol.1連載07『タイムスリップ冒険学習』

古地図フィールドワークは、「タイムスリップ冒険学習」

やり方は簡単である。古地図片手にその場所を歩くのだ。現代の地図は持ってはいけない。古地図だけを頼りに、今にも残された地形や地名を探り出す。古地図は、最近テレビ番組になるほど、コアなファンがいる。子どもたちの間でも親しみがもてるようだ。
子どもはタイムスリップ小説が大好物だ。戦国時代にタイムスリップ！石器時代にタイムスリップ！古地図片手に歩くと、子どもたちの想像力が働く。現代の街を眺めながら、当時の風景を思い浮かべると、タイムスリップした感覚が得られる。だから、古地図フィールドワークは子どもたちに人気である。古地図を持っているとわくわくする。ただ、地図を見ながら歩いているだけなのに、冒険しているような気にさせてくれる。江戸時代の地図と現代の風景を比べてみて、未だに残存する江戸の雰囲気を味わい、江戸時代を想像する。