各方面から鹿児島中央駅にあさ8時45分に到着するためには
2022年12月25日に、「クリスマス特別企画!SUPER★DRAGON 伊藤壮吾&志村玲於がご案内!185形・186形で行く!日豊本線乗車の旅」が催されます。ツアーの概略と筆者の雑感については、以下リンクよりご参照ください。
さて、ツアーに参加するとして、集合場所に指定の時刻に向かわなければなりません。2日目の25日はあさ8時45分に鹿児島中央駅に集合とのことですから、8時40分~50分の間に到着するためにはどういった手段があるのかを、前回と同様に主な出発地(東京、名古屋、大阪、広島、福岡)ごとに見ていきたいと思います。なお、予めのお断りですが、公共交通機関の時刻については、最新の時刻表(2022年12月号)記載の所定のものを使用し、当日の遅延による乗り継ぎ不能を想定はしていません。遅延に伴って発生する損害については筆者は責めを負うものではないことをご了承ください。
1. 東京発
飛行機の利用だと、羽田発6時25分のJAL641便があります。鹿児島空港に8時25分に到着しますが、そこからバスに乗り継いで(空港発8時30分)いっても、鹿児島中央駅には9時08分に到着となって集合時刻に間に合いません。しかも、飛行機が少しでも遅れればバスに乗れませんし、後続のバスではそもそも列車に間に合いません。飛行機でこの状態ですから、鉄道利用では当日の出発は間に合いません。よって、前日入りしてゆっくり鹿児島での一夜を過ごすか、伊藤壮吾さんと志村玲於さんらを鹿児島中央駅で迎えてあげて下さい。
1.1 鉄道利用(新幹線)
東京からだと、新幹線の乗り継ぎになります。17時09分発の「のぞみ53号」に乗り、新大阪で「みずほ615号」に乗り継げば鹿児島中央に23時40分に到着します。これ以前に出発するのぞみ号を選んでも構いません。ただ、長時間の乗車になる上、運賃・料金も高額になってしまいます。
1.2 航空機利用
羽田からだと、以下のようになります。
【スカイマーク309便】
羽田(18時50分)→鹿児島(20時50分)
【ANA629便】
羽田(19時10分)→鹿児島(21時10分)
【JAL655便】
羽田(19時15分)→鹿児島(21時15分)
鹿児島空港からは、空港連絡バスが鹿児島市内へと結んでいますから、概ね60分後には鹿児島中央駅に到着します。21時00分~21時30分の間に10分おきに4本出ています。
2. 名古屋発
名古屋からも当日早朝からの出発は、陸路、空路ともに厳しく、やはり前日入りとなります。
2.1 鉄道利用
東京発と同様に、のぞみ53号からみずほ615号への乗り継ぎが、最も遅く名古屋を出るケースになります。
【のぞみ53号】
名古屋(18時47分)→新大阪(19時36分)
【みずほ615号】
新大阪(19時55分)→鹿児島中央(23時40分)
2.2 航空機利用
中部国際空港からソラシドエアとANAのコードシェア便が19時50分にあります。
【ソラシドエア117便・ANA2517便】
名古屋・中部(19時50分)→鹿児島(21時20分)
鹿児島空港からは、21時30分発の空港連絡バスに乗り、所要時間60分で鹿児島市内に入れます。
3. 大阪発
大阪からも陸路、空路ともに当日の出発では間に合いません。よって、前日に鹿児島市内に入る必要があります。
3.1 鉄道利用
みずほ615号以前の新幹線を利用することになります。
【みずほ615号】
新大阪(19時55分)→鹿児島中央(23時40分)
また、時間に余裕があれば、日本旅行さんが発売する旅行商品「バリ得」の利用も検討したいところです。新大阪~博多をひかり号、こだま号、博多~鹿児島中央をさくら号、つばめ号利用で11,000円となります。ドリンク引き換え券も付いています。安さは魅力的なのですが、その分所要時間はかなりの時間を要します。利用できる新幹線も限定されるので、乗り継ぎの博多駅ではしばらく待たなくてはいけません。いくつか発売のパターンはあるのですが、例えば、以下の通りです。
【こだま845号】~【つばめ325号】
新大阪(9時32分)→博多(14時11分)
博多(15時13分)→鹿児島中央(17時01分)
注意しなければならないのは、博多で62分の乗り継ぎ時間があるのですが、他の新幹線には乗れませんし、改札の外にも出られません。博多駅には喫茶店や待合室があるので、そちらで時間を潰すことになります。新幹線が好きな人はホームで新幹線を眺めるのも良いかもしれません。
【バリ得】
3.2 航空機利用
伊丹発はいくつかありますが、最終便となると、19時50分発のJAL2419便、19時55分発のANA551便があります。鹿児島空港にはともに21時10分に到着しますから、あとは東京発、名古屋発の時と同様に空港連絡バスで鹿児島市内へ向かいます。
【JAL2419便】
伊丹(19時50分)→鹿児島(21時10分)
【ANA551便】
伊丹(19時55分)→鹿児島(21時10分)
関西空港発だと、Peachが1日5便が周航しています。
【Peach199便】
関西(18時55分)→鹿児島(20時15分)
神戸からだと、スカイマークが1日2便周航しています。
【スカイマーク137便】
神戸(18時45分)→鹿児島(19時55分)
4. 広島発
広島発でも、やはり当日の出発では鹿児島中央駅の集合時刻に間に合いません。前日入りが必要になります。
4.1 鉄道利用
こちらもみずほ615号以前の新幹線利用になります。
【みずほ615号】
広島(21時10分)→鹿児島中央(23時40分)
広島発も日本旅行さんの「バリ得」が利用可能なので、時間に余裕があれば、利用を検討したいところ。いくつか利用対象列車が用意されていますが、最終便を見ていきたいと思います。
【こだま861号】~【つばめ341号】
広島(19時55分)→博多(21時36分)
博多(22時03分)→鹿児島中央(23時58分)
なお、運賃・料金は7,900円になります。
【バリ得】
5. 福岡発
福岡発だと、当日出発でも鹿児島中央駅の集合時刻に間に合います。鉄道利用になります。航空機やバス利用だと前日出発になります。
5.1 鉄道利用
博多発6時45分のつばめ309号に乗れば鹿児島中央に8時33分に到着するので間に合います。とすれば、小倉発5時10分の快速博多行き、江北発6時13分(佐賀発6時29分)の普通鳥栖行き、肥後大津発6時44分の普通熊本行き(宮地発5時19分の普通肥後大津行きからの乗り継ぎも可)の各停車駅からも間に合います。
【つばめ309号】
博多(6時45分)→鹿児島中央(8時33分)
また、前日入りするなら、大分からキハ185系ツアーに参加するという手もあります。
5.2 高速バス
福岡から鹿児島までは、桜島号と南九号が運行されていますが、全便昼行便で夜行便はありません。
【桜島号】
【南九州観光バス・南九号】
6. 大分からは…
大分に17時23分に到着後、どこまでその日のうちに戻れるかというと以下の通りになります。
6.1 鉄道利用
大分発17時44分の特急ソニック50号で小倉まで乗ります。小倉には19時03分に到着します。小倉発19時15分ののぞみ64号に乗れば、東京着は23時45分です。ちなみに、広島には20時00分、新大阪には21時20分、名古屋には22時11分に到着します。
【ソニック50号】
大分(17時44分)→小倉(19時03分)
【のぞみ64号】
小倉(19時15分)→広島(20時00分)→新大阪(21時20分)→名古屋(22時11分)→東京(23時45分)
※一部抜粋
なお、ソニック50号は博多行きで、博多着は19時50分です。博多から20時36分発のみずほ613号に乗れば、熊本着21時10分、鹿児島中央着は21時57分と鹿児島中央へ戻れます(A)。また、博多20時00分発の特急リレーかもめ57号に乗れば、長崎に21時33分に到着します(B)。
【ソニック50号】
大分(17時44分)→博多(19時50分)
~~博多からは~~
(A)【みずほ613号】
博多(20時36分)→熊本(21時10分)→鹿児島中央(21時57分)
(B)【リレーかもめ57号】
博多(20時00分)→武雄温泉(21時03分)
【かもめ57号】
武雄温泉(21時06分)→長崎(21時33分)
6.2 航空機利用
大分駅から18時00分発の空港連絡バスに乗り、大分空港に19時12分に到着します。東京・羽田へはJAL647便が19時35分に、ソラシドエア98便(ANA2498便とコードシェア)が19時40分に出発します。名古屋(中部)へはIBEX69便(ANA3169便とコードシェア)が20時15分に出発します。JAL647便は、保安検査の締切ギリギリなので急いで下さい。
大阪・伊丹へは間に合いませんので、新幹線利用を検討してください。
6.3 高速バスの利用
神戸、大阪、京都へは、大分バスと近鉄バスの共同運行による夜行バスが運行されています。
【SORIN号】
大分・中央通り(20時20分)→三宮駅(5時55分)→近鉄なんば駅西口(7時00分)→大阪駅(7時20分)→京都駅八条口(8時28分)
また、福岡へは、昼行便の「とよのくに号」が運行されています。
【とよのくに号】
要町・大分駅前(17時32分)→博多バスターミナル(20時10分)
6.4 フェリー
別府港から大阪港へ、大分港から神戸港へそれぞれ夜行便が周航しています。
【神戸港行き】
大分港(19時15分)→神戸港(6時35分)
【大阪港行き】
別府港(18時45分)→大阪港(6時35分)
筆者の個人的な思いとしては、なかなか来れないところではあるので、もし時間が許されるなら、大分の観光も併せて計画してほしいですね。りゅうきゅう、とり天、唐揚げ、冷麺、かぼすなどの大分グルメ、温泉もあるわけで。
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