AC6初心者講座 基礎知識編④ 地形戦について
地形戦は基本的に守りで使うと強いが正しい知識を持って使うと攻めでも強いからがんばろう。
地形戦の基本
何もない状態
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遮るものが無いので射程の長さを活かしやすい。
射程が短い青は相手の射程から出て両方が攻撃できない状態か、接近して両方が攻撃できる位置に移動する必要がある。
壁がある状態
最初の基礎知識編で述べた通り壁を挟んだ場合は基本的に飛び出して攻める側が不利。
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赤の飛び出しに対する青の射撃は射線が通るが、青が引いていく動きに対して赤の射撃は壁に当たってしまう。
赤はQBで出ることが多いと思うが、青の射撃にQBが間に合うかは微妙。
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逆に攻める側がQBを節約して飛び出し(例えばジャンプなど)、射撃即QBで壁に戻るという動きをすると引き側の弾も壁に当たる。ただし青も引けば赤の射線も通らないので有利というわけではない。一つのトリックとしてたまに使うといいかも。
壁がある状態 小技 片手だけ出す
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ACシリーズに古来より伝わるテクニック。ACの弾はちゃんと武器の銃口から出るので、右に壁がある状態であれば左手・左肩だけ出せば体を出さずに撃つことができる。逆に右手は壁に吸われることがある。
地形戦は常に撃ち合うわけではなく射線が通るときだけ撃つ感じなので単発武器が強い。単発と連射の両方を持っている場合は、単発だけ出して撃てるように相手を誘導するのも面白い。
遠距離勝てる時は射線を開けて待とう
突然ですが問題!
下図の赤の立ち位置が正しいか考えてみよう。
上から見た状態とし、赤の方が射程が長いとする。
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正解は「正しくない」
理由:壁を盾に青が近づけてしまうから
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正解1 壁の横に立つ
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壁から体を出して射線をあけておくのがポイント。
相手が前に出てくる最中は撃ちまくり、相手が接近してきたときやミサイルが飛んできたときはいつでも壁に隠れて地形戦することができる。
相手の接近にリスクをつけながら自分だけが有効に地形を使えるので有利。
正解2 壁の上に立つ
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壁の上に立って射線を通し、相手が近づいてきたりミサイルが飛んで来たら壁の後ろに降りる。正解1と同じ効果が得られる。壁が高い場合はより有効で、青が浮かないといけなくなるので、より攻めづらくなる。
一方でAC6の場合上昇のエネが結構きついこともあるので、タイミング的に上に登るのを諦めて横に立つ方が良い場面もある。
相手が近づいてきたときの対応
地形戦に自信がある場合や、守りやすいデカい地形の場合はぐるぐる回ってもいいが、近距離武器に接近自体はされているのでリスクはある。
この後の行動としてもう一つおすすめなのは、地形を捨ててさっさと引いてしまうこと。
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青は一回休憩してから攻めてくるのでその間に距離を離すとよい。
もちろん距離を離しきれるわけではないがすぐ崩されるような地形の場合は、引いた分だけ安全に攻撃できる時間が延びるので得をする。
引いた先に都合のいい地形がまたあるとなお良し。
遠距離勝てないなら壁裏で待つ
触れる必要もないくらい当たり前だが、短射程側は射線を開けて待つメリットはない。
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※AC6はスキャンしないと壁裏が見られないので、視界を取る意味でのみちょくちょく顔出すことは有効だが今回は考慮しないものとする
短射程がAPリードした場合は壁裏にがっつり隠れたほうがいい。
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角度的に近づかないと射線を通さないので青は仕方なく近づく。そこで飛び出して火力差でボコってもいいし、延々地形を回って一方的に撃っても良い。
使えそうな壁(エリア)を先に抑えるべし
仮にお互いの取れてるエリアのどっちでもない場所に地形があるとする。
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赤が長射程、青が短射程とした場合にどのようなケースが考えられるか?
赤が先に取れそうな場合
赤がさきに壁裏を取り、青がそのままボケっとしていた場合、さきほどの問題と同様に赤が有効に地形を使えるようになる。
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青が先に取れそうな場合
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青の方が速いとか、赤が勘が悪くて取りに来ない場合、青はいったん壁の裏までABすることで、相手の近くで安全にENを回復することが可能になる。
赤の注意点 お互い取り合う場合どうなる?
赤の注意点としては、お互いがこの壁を取りに行った場合に、離れたほうが有利なのに自分から接近して不利にしてしまう場合があるので、相手の様子を見ながら取りに行った方が無難。
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ハイレベルな対戦になると青がこの地形に気づかないということはないので、微妙なタイミングになりそうなときは最初から諦めて渡してしまうことも多い。
もちろん自分が近いなら迷わず取りに行こう。垂直以外のミサイルの射線が切れるので相手が短射程でも全然有効。
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閑話 ターゲットアシスト&アサルトブーストの盲点
ここまでの地形戦の話は過去作にも共通して言える話だったりするのだが、AC6特有の地形の使い方に相手のアサルトブーストをひっかけるというワザがある。
例えばAC2AAの場合、OB(オーバードブースト。6でいうところのABに近い動作)中に自由に上に飛ぶことができるので
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こんな感じで相手が壁下に降りたらそのまま上が取れていた。
一方でAC6の場合、ABで近づくときは、どうしても近づいた後の相手の動きに対応するためにTAを入れたくなる。するとどうなるかというと
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このような感じで一発で壁の上を取ることができなくなる。
もちろんTAを解除すれば壁に登ることは可能だが相手から視線を外すことになるので怖い。
そして壁前に到着した段階でENがなくなっているので
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回復までの時間で逃げられたり、最悪もう一回上に登られてきつい攻めを強いられることがある。
Wショにスタッガー取られそう!というときに地形の裏に逃げ込んだりするときも結構有効で、下で壁を挟んでいる限り相手はまっすぐ追って来れないのでいい感じにACSを回復できることがある。
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ABで壁を越えられないため、AQBで横に回り込んだりするENが無い場合、ABで壁の手前まで近づく⇒EN回復する⇒通常Bで上昇する、というステップを踏む必要があるためかなり時間を稼げる。
高さ is パワー
FPSなどで高さ is パワーとかよく言われたりするが、ACの地形戦でも同じことが言える。
長射程が上を取る場合
まず最初の問題のように射程が長ければ一方的に射線が通せるし、
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相手が近づいてきたら上にいながらにして射線を切ることもできる。自分のタイミングで射線を通すことができる。
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相手が昇ってきたときも、撃ちながら降りることで自分だけ射線を通すことが可能。
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相手が昇ってきたらEN無いはずなので逃げることができる。
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また、そもそもどかずに上を取ることで有利を取ることも可能。
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例えばこの図のように相手を飛び越して上から撃ってるときに
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青がこんな感じで追ってしまうと…
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EN差ができてるので青は下に落ち、赤がビルに戻るという立ち回りも可能。
短射程が上を取る場合
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後ろ目にポジションを取れば長射程相手でも射線を切ることが可能
かといって上を取りに行くと…
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接近することになるので火力を活かしてボコられることになる。
AP負けて上取られたらどうする?
とりあえず「一旦どかす」というマインドを持つことが重要。
方法その1 昇ってどかす
パワーで勝てるならビル上での撃ち合いで勝てるので相手は地形を明け渡さざるを得なくなる。
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取りに行く過程とそのあとの攻めでダメージを受けるが、そもそもどかさないと始まらないのでコストとして割り切ろう。
方法2 遠くで飛んでどかす
相手より遠距離性能に優れているのであれば、相手の間合いの外で高度を合わせて撃つとどいてくれる場合がある。
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ただしもう一回上に登る動きをされると、自分のENもないので状況変わらない場合もある。
ただ、相手がタンクだったりするともう一回昇るのも大変なので安全にどかせることができることも多い。
方法3 垂直ミサイルでどかす
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そもそも上を取りに行くのがしんどい機体(タンクなど)は垂直ミサイルを装備しておくとよい。
壁使われたら上から崩せ
上記の話でも分かる通り
壁を崩すときに左右から行くと回られてしまう
基本壁の上に乗ってる方が強い
ということは、相手が壁裏にいるときは上から崩すのが有効ということになる。
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地形とミサイル
下記のミサイルは地形戦において、射撃武器の射線を通さずにミサイルだけ通すことができる。相手を崩すときはもちろん、自分が壁で守るときにミサイルだけ通すといった使い方もできるので覚えておくとよし。
垂直プラズマ
削り最強ミサイル…だったが1.05でナーフされた。しかし避けるには飛ぶしかないので地形の裏の相手を動かすにはもっとも使いやすいミサイルの一つ。
ただし現行ランクマッチの地形は背が低いものが多く、下記のミサイルでも通しやすいので価値が下がっている。
ザイレムとか街とかで対戦するなら依然として地形戦最強ミサイルではある。
双対ミサイル
斜め上からも通せるし、横から通すこともできる。
ちなみに小型はより横から通すのに向いていて、中型は上から通すのに向いている。
ジャベリンベータ
装備している肩の方向から回り込むように飛ぶので地形の裏に通せる。右肩なら右側から通すイメージで使う。
レーザードローン
ちょっとだけ上から飛んでいくので、頑張れば上から通せる。
オーロラ
軌道が不安定ではあるが、上から発射して壁裏に通すような使い方ができなくもない。
ハンドパルスミサイル
1.05で追加されたやばいミサイル。普通に撃っても強いが、マニュアルロックで上や横を向いて撃つとすごい軌道で壁裏に通すことができるらしい。
やったことある人ならわかると思うがLRのハンミサの軌道に近い。
他にもなんかあったかもしれないが忘れた。
おわりに
ここで紹介した内容はあくまで一般論であり、実際にはマップそのものの構造やその瞬間の立ち位置などによって、地形利用の「正解」はめまぐるしく変化する。
ただ知識として知っておけば、試合中にアイデアがひらめき瞬間的に有効な地形利用ができたりするので覚えておこう。