失敗談: インプットする時は「理解する」だけをする。「覚える」も一緒にしようとして学習コストが高くなっていた
個人的な体験談と個人的なやり方の話です。
自己紹介
私は、プログラマー(Webエンジニア)をしています。元は新卒で7年くらいシステムエンジニアをして、体調不良で6年くらい離職して、そこからプログラミングの組み方すら忘れてしまい再度勉強をゼロから勉強し直し、現在Webエンジニアをしています。
新卒の頃は何も考えずできたことが、勉強し直し、今はできないことが多く、その過程で気づいたことの共有です。
私は若い頃から自覚があったのですが、記憶力があんまりよくありません。他の人と比べてはわからないので、多分よっぽどの人でない限り、みんな同じような感じではないかと思っています。
ただ、エピソード記憶は比較的強い方だと思っていました。
エピソード記憶とは
学生の頃、試験勉強は直前に記憶してやっていました。直前に記憶していかないと忘れてしまうからです。そのため、試験範囲と試験期間のある勉強はある程度取れたのですが、唐突にやる実力試験系は半分くらいの点数しか取れず、担任の先生がすごく不思議がっていたのをよく覚えています。
暗記系より数学とかの理解する系の方が強かったです。(大学で数学はさっぱりわからず置いて行かれて打ちのめされますが…)
古い時代の勉強の仕方
新卒でシステムエンジニアになった頃は、まだ本が紙の時代でした。
本の内容にマーカーをひいたり、メモして本を持ち込んで仕事をしていました。
仕事で教わったことは、ノートに殴り書きして、覚えとく手順とかは、Excelでデータベースにしていました。
正直、何にも考えてませんでした。効率化もライフハックも何にも考えていなくて、ただ覚えるのが面倒くさくてやってました。
ここでもうちょっと自分のやっていることを整理できていたら、今、こんなに悩んだり、壁に当たったりしなかったと思います。若さはすごいですね。
勉強方法が多様化した時代の失敗談
そして今。
最近は、本が電子になり、勉強も本だけでなく、Webサービスや動画になりました。
正直、私は舐めていたと思います。
「一度エンジニアをしてたんだから大丈夫だろう」と。
ただ、Webエンジニアを1年半やってわかりました。内容が入ってこない。
動画は集中してると比較的大丈夫でも、電子書籍とWebページが頭に入ってこない。
そして、仕事で担当業務がつくごとに、どんどんプレッシャーが強くなっていきました。
「適当に誤魔化しているけど、今日の短時間でいい加減理解してないと明日あたり仕事ができないんじゃないか」
「この動画 or この公式サイト or この本を読んだら作れるようにならないと」
仕事の通勤時間に、動画や公式リファレンス、電子書籍を疲れた身体に鞭打ちがら見ました。
でも、全然覚えられない。ただ、目が滑っていく。集中力が続かない。
そのうち、通勤時勉強しなくなりました。
そのことで、常に自分を責めていましたが、勉強しない理由は今ならわかります。
疲れていたのもありますが、要はメリットがない、勉強できている体感がないからです。
学生の頃あれだけ楽しいと思ってたプログラミングも勉強できてる体感がなく、「また、エンジニアになりたい」て思いでやっていたのに、楽しくなくなり、1人では勉強しなくなりました。勉強に取り掛かるのがすごく億劫で苦痛でした。
なんとか、LT会を聞いたりや勉強会に参加して、お茶を濁している感じでした。
改善した方法
思いがけず現れた救世主!
iPadの液タブ化!
勉強や趣味ができず、仕事も苦痛で、満たされない日々が続くと人間は一番手早い方法で自分の欲求を満足できる手段ばかり取ります。購買欲です。
「なんかもうつまらないし、液タブあったら何か楽しくなるんじゃない?」
て安易な考えでiPadを液タブ化したのですが、思いがけず役に立ちました。
書き込みにより視覚で情報を整理できる!
自分は古い世代なので、垂直のディスプレイを見るとイマイチ勉強モードにならないのか、オフラインで本を見たり、勉強するのと同じ姿勢になることで、意外に集中できる!
意外に性に合いました。
実際例を出すとこれです
一応参考までに自分の環境は下記です。
自分の好みでなんでもいいと思います。
ipadとappleペンシル、液晶シール
正直、まだまだ改善がありそうなので、全てのWebページやkindleにマーカーやメモを書き込め、自動的に保存してくれるガジェットが未来に発売して欲しいです。
まとめ
なんてことはなく、インプットの時は、内容の理解に専念すればよくて。試験勉強のときのノート作りのように、理解した内容を整理したのが、アウトプットなのか、と気づきました。
内容を理解していれば、記憶の片隅には少し残るので、なんかやったなと思い、インプットのメモやアウトプットを見ればよかったのです。
「これをやったら理解しなきゃいけない」そんな焦りが、「勉強する」を分解して考えられず、内容を「理解する」と同時に内容を「覚えなきゃ」も一緒にやってしまい、勉強の負荷が高くなっていました。
(ちなみに私は、「理解する」と内容を真似して「作る」も一緒にやるのは苦手としています。一度内容を理解してから -> その段階まで作って、とやることを分解したのを繰り返しています)
そんな個人の気づきです。
同じ思いの人の何か参考になりましたら、幸いです。
読んでいただき、ありがとうございます。
参考にしたもの
kindleの書き込み方法(動画)
ペン環境(動画)
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