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「Ace MV Converter.rb」を使った移植作業のメモ

概要

ツクールVXAceで制作したゲームを、準公式プラグイン「Ace MV Converter.rb」を使って実際に移植したのでメモ


ゲーム

移植元(VXAce製)

移植先(MZ製)


使用したプラグイン

Ace MV Converter.rb Version 2.0
(公式からダウンロードしたもの。VXAceにいれる)


参考にした記事



移植の手順

上の記事を元にデータを移植したらほぼ終わりです。

⓪コンバートしたデータを移植先のdataフォルダにコピーして上書き保存
①画像サイズを1.5倍にする
ツクールMV/MZはVXAceの1.5倍のサイズ(544×416→816×624)のため、「img」ファイルの画像を全て1.5倍にする必要があります。
②オーディオファイルを変換
VXAceはmp3でしたが、MVはogg+m4a、MZはoggが必要なため変換します。VXAceのファイルと同名で保存したらエラーは吐かなかったと思います。
③VXAceのプラグインが使えなくなるので代用できるものを探す/変更
④テストプレイ
⑤完成


今回の移植でおきた困ったこと

①変換できていない

データを変換した際、ツク―ルMV上で読み込むと一部のMAPが「無」のファイルになっていました。
色々あって9割ほどMAPが復活しました。(長いため後述)


②変換したデータがおかしい

自分のミスかもわからないんですが
歩行グラのデフォルトは基本②の位置なのですが、移植版は何故か①になってしまっており全部のシーンでキャラクターが手足を前に出すようになってしまいました。手作業で修正しました。

修正する時に助かった記事。


③仕様の違い
これももしかしたら自分のミスかもしれませんが、
ツクールVXAceでは、場所移動前にプレイヤーの画像を移動ルートから変更していると移動後も変更を持続していたのですが、ツク―ルMZでは移動するとプレイヤーの画像が初期化されるため修正が必要でした。

VXAce版では場所移動前にプレイヤーの画像を変えて処理していた(移動→フェードイン時にグラが変更されて出てくる)
MZ版では場所移動後にグラを変更しないと初期化されてしまうため、フェードインのイベントを移動先に増やさなければいけなかった。

キャラクターA→Aの服違いならまだなんとかごまかせるが、「本当はAというキャラクターだが一時的にBというキャラクターにグラを変更している」場合は以下のように滅茶苦茶になってしまった。(大変だったけど面白かった)

誰が何だって!?




「Ace MV Converter.rb」で変換し「無」になったMAPの復元

「無」になったMAPはツク―ル上でクリックしても表示されなかった
「無」になったMAPのデータ自体が壊れているか、ツク―ル上に表示できていないだけか調べるため、表示されていないMAP「Map243」を開くと……

中身は正しいデータになっていた。

そこでマップ一覧のデータ「MapInfos.json」を開くと、MapInfosのidは198迄しかないにも関わらず、実際のMapデータは282まであることが分かった。

変換したデータはMAPの総数からMAPIDを割り振っているが、実際のMAPIDは数が飛んでいるため、ズレてしまったのが表示されない原因かなと思う。
(スクリプトかけないので憶測です(´;ω;`))

なので、
MapInfosに登録されている198以降の番号のMAPの名前を、無いIDのMAP名に変更したところ……

MAP名とIDは元と違うが、ツク―ル上に表示されるようになった
この作業を地道にやったところ、9割ほどはMAPが表示されるようになった
ヤッタ~~~~‼

ただし、MAP名とIDを変えた結果、無いMAPに場所移動する箇所が発生したため場所移動はほとんど張り直しになった。ヤダ~~~~‼


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