「できること」の外側へ | #はじめてのひとりデザイナー
こんにちは、クックパッドのデザイナーのgoto(@__chhi)です。
2022年1月にクックパッドに入社して、今はたのしいキッチン事業部のひとりデザイナーです。まだまだ新米ですがデザインでサービスを成長させるために奮闘しています💪
これまでは約5年間インハウスデザイナーを経験してきました。UIデザインだけではなく、紙もののデザインやイベントのバナー、運用型広告など様々なデザインを経験させてもらいました。
はじめての「ひとりデザイナー」
実はひとりデザイナーになるのはクックパッドが初めて。これまでの会社では、全社のデザインを横串で見るチームに所属したり、プロダクト専属で数人でチームを組んだりしていました。
でも5ヶ月働いてみた今、「ひとりデザイナーだからといって必ずしもひとりで戦っているわけではないな」と思います。
というのも、現在クックパッドでは他に3つの事業部がひとりデザイナーで開発を行っています。また、師匠制度を活用して新規事業の進め方についてアドバイスをもらったり、他部署デザイナーと雑談1on1で情報交換したりしています。同じチームでなくとも、近い境遇で働く仲間がいるのはとても心強いです。
👇 クックパッドのデザイナーの師匠制度についてはこちら
未経験でもやっていく
たのしいキッチンは現在事業部全体で6名。デザイナーだけでなく各ポジションがひとりで業務を担当しているため、自分の領域以外の仕事も取りに行かなければいけません。
入る前から分かっていたことではあるのですが、今までやったことないことがほとんど……!ただ私の役割は「デザインに関連することとその周辺領域はなんでもやること」なので、これまでやってきた「できること」以外もチャレンジする必要があります。
今回は、入社からこれまで取り組んできた事例を2つ紹介します。
case #01 ユーザーインタビューを活用した機能開発
プロダクトが仕上がってきて、さあリリース!……の前に、致命的な欠陥や、見落としている箇所がないかチェックする時間が必要です。今回は社内でテストユーザーを募り、ユーザーインタビューをしながら改善点を洗い出すことに。
ただ、私はこれまでユーザーインタビューを経験したことがなく、まず何をすれば……?!という状態に。ただ幸いにもクックパッドはユーザーインタビュー文化が盛んで、過去のユーザーインタビューの知見や方法がまとまっている社内wikiがたくさんあります。他の事業部の知見を借りながら、なんとか実施することができました。
そして肝心のユーザーインタビューの結果ですが、自分たちが思っているよりずっと使いづらい仕組みになっていることがわかりました……。
そしてインタビューで集まった意見をもとに、ボトルネックはどこか、そこをカバーするにはどうするかを改めて検討。
最終的には、バックログに入れていたチケットを優先度を上げて対応することで必要な条件が満たされました。ただ、これが正しかったのかは実際にユーザーのみなさんに使ってもらって初めてわかることなので、これからまた検証を重ねていきます🔥
👇 ユーザーインタビューの前に予習で読んだのがこちらの本。インタビューの計画から考察までポイントがおさえられていてよかったです◎
case #02 運用型広告の制作・管理
現在デザイン業務と平行でマーケティング領域の業務も行っています。過去に広告のクリエイティブを担当したことはあるものの、予算の策定から運用までまるっと担当するのがこれが初めてでした。
特に予算の設定や各プラットフォームの登録方法が何もわからない状態。ここもまずは過去のドキュメントを読もう!ということで、社内のあらゆる広告に関するドキュメントを探し回り、時にはSlackで呼びかけてみたこともありました。
他部署メンバーの知見のおかげで、未経験だった予算の設定や訴求軸の設定もなんとかやり遂げることができました。本などで知識を補完しつつ、どんどん改善してよいサイクルを回していきたいです!
少しずつ「できること」の外側へ
日々ひとりデザイナーとして業務を行っていると「できること」だけでは手札が足りないなと常に思います。とはいえ未経験の業務に次々チャレンジしていくのは少ししんどさを感じるのも正直なところ。
しんどさを減らしながら手札を増やす方法を考えた結果、自分の「できること」の延長線上にあるものから取り組むことにしました。
実際に今回ご紹介したユーザーインタビューと広告運用は、どちらの業務も未経験でしたがこれまでの経験の延長線上にあるものです。
これからも周りのメンバーの知恵や、自分の経験を頼りにしながらサービスの成長に必要な力をどんどんつけていきたいです💪
さいごに
クックパッドでは、デザイナーを絶賛募集中です!
興味を持っていただいた方、まずは話を聞いてみたいという方、ぜひご連絡ください!
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