『Endless SHOCK Eternal』【#まどか観劇記録2020 50/60】
なるべくネタバレしないように書いたつもりですが、どうしても触れざるを得ない場面などはあるので、絶対にネタバレはダメという方はどうか読まずにページを閉じていただければと思います。
観てきました。。。
日本一チケットが取れないといわれる作品『Endless SHOCK』
コロナ禍での上演形態の変更により2021年は『Endless SHOCK Eternal』ですが、こちら観に行けるという奇跡が起きました。
実は、完全に順番を間違えまして、チケット取れたぞ、となんの覚悟もせずに初見でEternalが『Endless SHOCK』初見となり、あまりの衝撃にどう考えればいいかもわからず慌てて映画を見に行きました。という順番なので、感想もEternalと映画で見たSHOCKと行ったり来たりしますがご了承ください。
トラウマレベルの衝撃シーン
まずは、このシーンから書かせてください。
Eternalでも映画でもあっけに取られてしばらく頭が動かなくなりました。だって〇〇が死ぬなんて…。しかも劇中に、真剣で、です。衝撃すぎるストーリーに、リアルすぎる演出にトラウマレベルです。あんなシーン作っておいて、Eternalの第一声をあんなにのん気に登場してきますか? 許されませんよ…!
その〇〇が死ぬシーンにショックを受けたわけですが、Eternalだけ見ていた時点では、こんなストーリーを考え付くなんてなんてことだ間違いかもしれないという衝撃から目をそらしたい気持ちが強かったのですが、映画を見に行って本編の『Endless SHOCK』を観てさらに仰天しました。
絶対最後の方のシーンだと思っていたのです。体力的にも心理的にもつらすぎると感じていたので。そうしたら、なんと、中盤。。。マジかよ。。。あのシーン、相手役のキャストさんもトラウマレベルではないですか…? という最初のSHOW MUST GO ONへの恐怖を感じるほど。突き詰めて突き詰めてという姿勢に狂気すら感じる。すごすぎます。
Eternalの救い
先にEternalを観てしまったので、本編を観てから記憶の中で答え合わせをしているところなのですが、Eternalがあってよかったなと思います。本編の中でも救いはあったけれど、Eternalの最後までたどり着いてようやく本当の意味で救われた気がしました。
コロナの影響でEernalが作られたという記事を読んだ記憶があるのですが、もしそれが本当ならば、コロナは憎くて仕方がない私ですが、『Endless SHOCK Eternal』が上演されるきっかけになったのなら唯一感謝したいです。
それにしても、本編観ていてEternalを観られた方って最初から号泣ではないですか?
Eternalは冒頭から本当に優しい。光一さんの声の柔らかさがとても活きている作り方だなと思いました。その上で、3年前を振り返るという形で本編の再現や映像の抜き出しなど、全てがあるべきところにハマっているかのような隙のなさで全編本当にかっこいい。映像とのシンクロの場面は立ち回りといい、照明といい特に最高でした。
百聞は一見にしかず
『Endless SHOCK』といえば、階段落ち! フライング! というのは、あまりに有名で、私も話に聞いていましたが、実際に目にしたそれらはすごいの度を越していて、「噂のあれだ!」なんて喜ぶ余裕すらなく、声も出せずに唖然としました。こんな演出からの流れだったの? 無茶すぎません?
よくあれを20年間1800回もやってきましたね…。(正確にはEternalには階段落ちはないので1800回より少ないかもしれませんが)慣れたらできるようになるのではなく、むしろやればやるほど怖くなるタイプの演出…! 光一さんじゃなかったら死んでますよ…
そんなことを言いつつ、映画で本編を観てしまった身としては、いつかあのシーンをこの目で生で、と願わずにはいられません。これからも相変わらずチケットは取れなさそうですが(笑)、いつかまた奇跡が起きたらうれしいなと少し先の未来に希望を抱いておきます。なんとなく、光一さんが『Endless SHOCK』を止めることはなさそうだという気がしているのできっといつか。
たくさんのものを支える太い二の腕
堂本光一さんについて特に印象に残っているのが、アイドルとしては太い二の腕でした。しっかりと筋肉のついた。特に上田竜也さんと袖なしの衣装で並ばれた時に顕著に見えましたが、それもそのはず、何度もフライングで空を舞い、和太鼓などの次から次への体力を消耗する演出の数々をこなすにはあの体がなければ無理でしょう。
光一さんは今年42歳。
いくら年齢不詳とはいえ10代でも厳しそうなあの演出をこなし続けるって常人には考えられません。SHOCKのパフォーマンスのために作り上げられた究極の肉体という感じがしました。たくさんのものをあの腕で支えているんだろうな。物理的にも精神的にも。
ちなみに光一さんの年齢についてこちらのツイートをしたらファンの方の反応がすごくて、感想を受け入れていただいたみたいでうれしい限りです。ありがとうございました!
すべてはSHOW MUST GO ONのために
SHOW MUST GO ONがトラウマになるほどのストーリーで(ほめてます!)観劇後はしばし呆然としていたのですが、最後のエンドロールに作品の衝撃を更に上回る衝撃が待っていました。
「作・演出・音楽(すべて) 堂本光一」
ああ。この舞台は誰も止められないのだと悟った瞬間です。
そこには誰よりもSHOW MUST GO ONを体現する男がいました。
その背中を見て育つ後輩や共演者はまたとないエンターテイナーになることでしょう。
そして、1800回も上演していてなぜいまだ日本一チケットが取れないのかと疑問に思っていたことにも答えが出ました。
作品自体が素晴らしいのはもちろん、さらに、この光一さんの生き様のせいだと思います。この方舞台で死ぬつもりなんじゃないかと思うほど、誰よりも大変なことを誰よりも率先してやる、だれよりも自分を追い込む、そんな姿を見せられたら、ファンは見届けたいですよね。通いますよそれは。
Eternalを見てから慌てて映画館に駆け込んだ私が言えたことではありませんが、エンタメが好きな人はぜひとも一度は見ていただきたい。人生観(?)が変わるかもしれません。
本来であれば映画を観てからEternalという順を踏むのが一番いいと思うのですが、そんなことは言ってられません。もし運よくチケットを取ることができたらそれがどんな順番であろうと迷わず行ってくれ。あんなエンターテインメント他では見られないぞ。
どうか早くコロナがなくなって本来の姿のSHOCKを観られますように。
『Endless SHOCK Eternal』は残念ながら、今からではチケットのチャンスは内容ですが、映画であればTOHOシネマズ日比谷で2021/3/31まで上映されています。
Eternalが上演されている帝国劇場の近くの映画館です。貴重なチャンスなのでぜひ、ぜひ!
追伸
Eternal producerとしてジャニー喜多川さんのお名前が映し出された時の劇場の反応がとても素敵でした。瞬時にあたたかな拍手が沸き起こって。
ここは安全なんだなと思える空気感。あの客席だから光一さんも思い切った表現ができるのかもしれませんね。ステージと客席のひとつの理想の形を見たような気がしました。
さらに
光一さんのエンターテイナーとしての姿勢がすごいぞと興奮していたらファンの方が堂本光一さんの仕事への姿勢に対する本が出ていると教えていただきました。ご興味ある方はこちらもぜひ。(アフィリエイトリンクではないのでご安心ください)