【小ネタ】中古ゲームボーイソフトから「いにしえのライフハック」を発見した話
またゲームボーイの話です。
ヤフオクで中古ゲームボーイソフトのまとめ売りを落札した。
その中に「キャプテン翼VS」というソフトがあったのだが
その裏側にこんなものが貼ってあった。
反転拡大してみると
パスワードが貼ってある！！
今の若い子は知らないだろうけど、昔のゲームはセーブ機能がないソフトが多かった。
クリアまでが長いゲームはパスワード制になっていて、中断・再開する際にパスワードを記録して1文字ずつ打ち込んでいたのだ。
有名な例としてドラゴンクエストの「ふっかつのじゅもん」がある。
しかしなんで上下逆に貼っていたのだろうか？
その答えは動作チェックの時に判明した。
ゲームボーイアドバンスSPにGBソフトを挿すとソフトが出っ張る事を逆手に取り、入力画面とパスワードを同時に見られるようにしてあったのだ！！
パスワードが上下逆さまに貼ってある理由は、おそらくこういう事だったのだろう。
当時はデジカメもスマホもない時代である。
メモ帳などを持ち歩かなくても、こうすればどこでもゲームが再開できるのである。
これは素晴らしいライフハックだ。
貼ってあったセロテープは粘着力をとうに失っていて、動作確認中に剥がれてしまった。
今までお疲れ様。
中古ソフトを買うとたまに説明書にメモが挟んである事があるが、今回はその亜種と言える。
これは当時のプレイ事情を今に伝える、ゲーム文化史的に重要な史料なので取っておく事にする(大袈裟)。