使って分かったiPhone16の良い所とちょっと残念な所
2024年9月20日に発売された最新のiPhone16シリーズ。
もう買いましたという人も今回はスルーしますという人もAndroid派ですという人もいると思うが、今回はそれについて書くのでお付き合い願いたい。
私のメインスマホであるiPhone8Plusは長年の使用でバッテリーは劣化し、iOSの更新からも外れて限界はとうに超えていた。
もはや新機種に換える事は不可避の状況にあった。
という訳でiPhone16シリーズへ機種変を決心。
iPhone16シリーズは無印・Plus・Pro・ProMAXと4種類あるが、今回は無印の進化が凄かったので無印の256GBにする事にした。
無印とProの違いはカメラの数・液晶画面のサイズやリフレッシュレート、USB-Cの転送速度など色々あるが、基本性能となるA18プロセッサやメモリ容量は一緒なので、無印のお買い得感はかなり高い。
それに無印はProより勝っている所もある。それは軽さだ。
無印はProよりも19g軽い170gなので、軽い端末を求めている人にはアドバンテージとなる。
また公式が記載しているスペック上のバッテリーの持ちは、Proが27時間のビデオ再生、無印は22時間となっていてProの方が長時間持つように見える。だが某YouTuberがバッテリーの持ちを検証した所、両者の差は12分程度Proが長く持つという誤差レベルの違いしか無かった。
……とまあProが高くて買えない事への言い訳はここまでにして、実際に16が届いて数日使った上で良かった点、気になった点を述べていこうと思う。
ここから本編です。
良かった点
・メモリ8GBは恩恵が大きい
アプリの切替えでバックグラウンドのアプリが落ちる事がなくなった。
アプリの再起動で待たされる事がないのは非常に快適だ。
・タイプCは便利
これですぐ壊れるライトニング端子をもう買う事もないだろう。
充電ケーブルだけでなくPC用のUSBハブなどを流用できるのも良い。
・カメラが良い
無印でもマクロ撮影が可能になり、望遠以外はほとんどの人が満足いくレベルになったと思う。望遠もデジタルズームで10倍までいけるので個人的には充分。
8Plusでは使えなかったFinal Cut Cameraも使えるようになった。
・FACE IDが爆速
顔認証している事を忘れるレベルで本当に速い。ストレスフリー。
・新色がいい感じ
色の良し悪しは個人の主観だが、今回はどの色も良い感じだった。
どれにするか迷ったが緑と青の中間みたいなティールにした。
そういえばProduct REDってどうなった?
気になった点
・MagSafe充電は発熱が怖い
16の購入に併せてQi2に対応した社外品のMagSafe充電器を買ったが、充電しているとかなり熱くなる。熱でバッテリーの劣化が進まないか不安になるので積極的に使う気にならなかった。
・画面はもう少し横幅が欲しい
8Plusと比べて画面サイズは5.5インチから6.1インチに大きくなった。
だが実際に使ってみると、上下に長くなってはいるが横幅は狭くなっているので、画面の表示は若干小さくなったように感じる。
8Plusは1920×1080ピクセルで画面のバランスが良かったと思う。不満があるなら大きい16Plusにしろという事なんだろうが、今のiPhoneは縦横のバランスがあまり良くないと思うのは私だけだろうか。
・カメラコントロールボタンは必要?
Apple Intelligenceのリリースが来年以降である現状では、カメラコントロールボタンはカメラアプリの起動とシャッターボタン、ズームやF値などの調整以外に使い道はない。
真価を発揮するのはAIが写真をリアルタイムで解析できるようになって、カメラをかざすだけで「ネット検索」や「画像の生成」ができるようになってからだと思われる。
・カメラコントロールボタンによって生じた不便さ
カメラコントロールボタンの追加は16の目玉機能だが、側面のボタンが増えたことにより、時に不都合な状況が発生するという事が分かった。
それは側面にボタン増えすぎて周辺機器が付けにくくなった問題である。
iPhoneで写真や動画を撮影する人の中には自撮り棒を使う人も多いだろう。
私も一本持っているが、スマホの固定方法はクランプで側面を挟み込む形になっている。
その際に問題になるのが、側面のボタンがない部分が狭くなりすぎてクランプがカメラコントロールボタンと干渉してしまうのだ。
iPhoneの下部分を挟むようにするとバランスが悪くなるし、挟んで固定する形の自撮り棒や三脚はかなり使いにくくなってしまった。
解決方法としてはマグネットでiPhone背面に固定するマウントアダプターを購入するぐらいだろうか。
機能が増えるのはいい事だが、側面にボタンが増えるのは持ち方にも悪影響が出るだろうし、Apple製品の基本理念である「シンプルで直感的で使いやすい」という思想にも反すると思う。
便利な半面、これ以上ボタンは増やさないで欲しいなと思った。
以上がiPhone16の使ってみて良かった点と気になった点である。
トータルでは買って良かったと思うし、来年以降ではあるがAIの実装が楽しみだ。
OSが最新になったことでMacbookやiPadとの連携もしやすくなった。
特にiPhoneがMacの無線カメラとして使える機能は撮影や配信に便利だ。
256GBで約14万円という価格は決して安いとは言えないが、買った事に後悔はない。
また使っていて気が付いた点があれば記事にしようと思うので、
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