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進撃〔巨人学解釈〕【巨人は再び誕生するのか:有機生物起源種編】


ラストシーンでの

「巨人は再び生まれるのか、

歴史は繰り返すのか」


という大きな問いについて

『有機生物の起源」

をもとに書きます。

(過去に「オディハ編」も書きましたが
どちらかと言うとこっちが本命です)

【contents】

❶「有機生物起源種」

❷目的は「増える」ため

❸「求められたから存在する」

有象無象





❶「有機生物起源種」


起源とされたこのひとつの生物から
今日の我々に至る。

これがすべての「起源」、

「有機生物起源種」

とする。

有機生物 起源種



❷目的は「増えるため」


生命の目的は「増える」こと。


始祖ユミルは

生命の危機に陥っていた

=「増える」性質に反していた


その為、「増える」ために

この「有機生物起源種」

「巨人の力」を「手段」にして


生命の危機に陥る始祖ユミルに

不死身の強い体を与え、


繁栄(増えること)に向かわせた。

同時に「有機生物起源種」も
増えることに成功。


始祖ユミルが

「力を求めた」から、

たまたまその「手段」として

巨人が生まれた、という考え。




❸「求められたから存在する」


ヒントは作中に撒かれていた、

オニャンコポンの発言

「俺達は皆求められたから存在する」

単行本26巻より

「巨人の力」も、

生命の目的「増える」に反していた

始祖ユミルが、有機生物起源種が、


「求めた」から誕生した。



そして物語の最後、

「巨人の力」と化した
「有機生物起源種」は、

「力を求めなくなった
ユミルの意思」により

遂に「巨人の力」ではなくなった。



しかし

「巨人の力」ではなくなった
もともとの「有機生物自体」は

エレンの生首に生息したままで、

そのまま一緒に
あの丘の木に埋葬された。




「有機生物起源種」

その丘の木の洞にひっそりと寄生し、

またその時を待つ。


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二万年後といわれる世界

廃れた世界で「何か」を求めた、

犬を連れた少年が

その大樹へと辿り着く。


「その少年が何を求めるのか」



巨人が再び誕生するのか、

歴史は繰り返すのか、

また全く別の生命が誕生するのか。


それは

その少年次第である。


これが「進撃の巨人」の結末の、今回の結論



『進撃の巨人』は
読者それぞれの結末の解釈があるのも
この作品ならではの特徴であり、

これは自分の今の解釈を
記録しておく用でもあります。


「進撃納め」として、
映画🎞️「THE LAST ATTACK」2回目を観に行って、まとまった考えでした。
公式のように最後といいつつ
またすぐ読んだり考えたりするんやろうけど。
最高の作品です。

以上!

(引用 : 諫山創先生『進撃の巨人』講談社)

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