【開催レポ】"産褥ヘルプ"を聴こう&話そう
マド研研究員のかにちゃんです🦀
わたしは先日5月9日、16日の2週に渡り、「産褥ヘルプを聴こう&話そう」という対話の会を開催しました。
※"産褥ヘルプ"とは…
産後6〜8週の産褥期には、無理をせずゆっくり安静にして、出産によるダメージを回復させますが、その際に高価なお祝いを贈る代わりに時間と手をみんなで少しずつ差しのべ、家事や子ども、赤ちゃんのお世話といった"お手伝い"をプレゼントすることです。
※NPO法人マドレボニータでは、
『"産後ケア"の普及と研究を通じて家族の笑顔を増やしたい』をミッションとしており、"産褥ヘルプ"を推奨しています。
まずはじめに、わたしがなぜこの場を作ろうと思ったのか!ですが、きっかけは先月4月24日(日)にマド研主催で開催された"コミュニティと対話を考える勉強会"に参加したことでした。
その頃まだ産後2ヶ月前であったわたしですが、
この勉強会の参加後には場づくりをしてみたい🔥という気持ちで溢れていました❣️
このテーマで話してみたいと思った理由は、わたし自身が所属しているコミュニティで"私"が今作れる場はどんなところだろう…と考えた時に、このテーマがすぐに浮かびました。
"産褥ヘルプを聴こう&話そう"
わたし自身が第二子の産前産後に、今まさに取り組んでいる"マドレボニータ栃木"での産褥ヘルプチームについて話してみたいと思いました。
※"マドレボニータ栃木"とは、
マドレボニータの産後ケア教室の卒業生を中心として、産後ケアの普及や地域啓発活動、会員同士の交流など、さまざまな活動をしている栃木県の任意団体です。
そして、"全国マドレ式対話の場づくり研究所"に参加されている皆さんは、「妊娠・出産・産後」を経験している母が大多数ということで、今後の産褥ヘルプについてのヒントが得られるかもしれない!という期待も込めて開催しました。
今回は
●産褥ヘルプをしたことがある方
●産褥ヘルプを受けた経験がある方
●産褥ヘルプは未経験だけど、産褥ヘルプに興味がある方
●産後、産褥期について話したい方
…などなど、経験未経験問わず参加者を募りました。
産褥期もちょうど終えるし、わたし自身の体調も良い!ということでイベントページを作りはじめました。
写真は私と息子です👶
当初のイベントは5月9日の一度の予定でしたが、
研究所メンバーのともちんからお声かけいただき、おかわり開催も決まりました!
当日の流れ(5月16日の場合)
●チェックイン
●わたし・ともちんの産褥ヘルプを話す
●参加者の方の産褥ヘルプを聴く
●チェックアウト
●おまけコーナー
総勢自分たちを含め2日間でのべ11名のご参加者をいただきました。
また、今回はマドレ対話の場づくり研究所で、マドレ式対話の場づくり手引きから学んだ【場の意図】も設定して、振り返るということも行いました。
わたしの意図は
①わたし自身が産後や産褥ヘルプについてをこういった場で話すことで、新たな気づきを得られていたら良いな
②参加者の皆さんがこの場の繋がりをきっかけにして、産後に想いを馳せる場になっていたら良いな
という2点でした。
当日は、自分自身が今まさに2ヶ月間(産前から合わせると4ヶ月)、わたしがともに歩んできた産褥ヘルプチームの紹介や具体的にやってもらったことなどを話しました。
伝えたかったことは
"マドレと出会ってから迎えた産後は、出会っていない時の産後の何倍もパワーがあったということ"
"人と人との繋がりの大切さ"
そして
"出産は幸せなことである"
ということでした。
また、わたし自身の体験を話しながら
"産褥ヘルプは幸せのお裾分けにもなるのかな"
とも感じていました。
その点では、設定した意図のうち①は達成された気がします。(②については、参加者の方のお気持ちなので…)
場を振り返ると、産褥期明けの脳ということで(☜言い訳ですが)、諸々準備不足だなと感じた部分もあり、1時間というお昼休みの時間ではちょっと足りないテーマだったな等々という想いもありましたが、わたしの大切にしたいことは伝えられたのではないかなと感じました。
開催してみて振り返ったことや反省点を活かして、次はマドレボニータ栃木でこのテーマの対話の場を開催する予定です。
全国マドレ式対話の場づくり研究所では、まさに対話の場づくりを実験的に行うことができ、検証して持ち帰ることもできる👍わたしにとっての心地よい第3の場となっています。
マドレボニータ栃木では、産褥ヘルプを必要とするメンバーのもとへ、協力できるメンバーができることを行うという文化があります。
ネットで得られる情報はたくさんある現代ではありますが、こういった地域での繋がりを大切にして、互いに助け合いながら子育てしていきたいという気持ちです。
またこの会を開くことで、栃木だけでなく"産褥ヘルプ"という文化は、各地で(しかも、何年も前から)行われていることや、さまざまなヘルプの形を知ることもできました。
個人的にはちょっと参加者の方に聴き足りなかった部分もあるので、次回開催も目論んでいるところです♪♪
(文責:かにちゃん)
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