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近況(リンバス7章感想編)

 長かったSeason4も10月半ばに更新が入り、新章が追加された。
 追加された7章「夢の終わる」について、登場キャラ編、攻略編、ストーリー編に分けて感想を書いていこうと思う。
 当然ながらLimbus Company 7章までのネタバレを含む(特にストーリー編の項目)ので、7章未攻略の方やこれからリンバスをプレイしようとしている方はブラウザバック推奨。
 
また、普段は他のゲームやってる人なので、その繋がりから見に来た人もいると思うが、特に用語の解説は入れないので未プレイだと話がわからないかもしれない。
 
雰囲気で読み流すか、今すぐリンバスインストールして7章までクリアしてから来るかしましょう。




登場キャラ編

 今回の章だが、なんか今までの章よりも性癖に訴えかけてきているキャラが多いと感じた。

チェーザラ

 本人が、と言うよりP社の制服がね。いや本人も可愛い顔してるけど。

 いかんでしょこの制服。
 安全な場所を作るのがP社の理念らしいが、こんな性癖をねじれさせるために作ったような制服のどこが安全なんだ。
 7章の初っ端に出てくるので、ストーリー更新初日は彼女の話題でTLが埋まった。そりゃそうなるよ。

シーチュン

 当時のTLにはP社の制服ばかり流れてきていたので、こちらはノーマークだった。あまりの衝撃にリアルで「か、可愛っ……!」と声が出た。

左が兄のホンルでプレイヤー陣営のキャラ。右は付き人でNPCのウェイさん

 兄妹の身長差がえぐい。ほわほわしてる長身美形の兄に、ツンツンしてる小っちゃい妹。この関係性良すぎないか。
 最初は(彼女たちの特殊な家庭事情もあって)Limbus Companyの面々を邪険に扱っていたが、途中から手を貸してくれたり最終的にはホンルの成長を認めたような発言をしたりと、よいツンデレだった。
 次の章でまた会えると思うので楽しみ。どうか死なないで
 ファンアートもたくさん供給されている。兄が急にアロハ服ヤクザになって困惑する漫画とディエーチホンルに忘れられてしまう漫画が好きです。

ドゥルシネーア

 血鬼サーの姫。デカい。
 ビジュアルも良いのだが、口数が少なめで感情の起伏も少ない話し方がまた最高だった。
 原典ではドン・キホーテが忠誠を誓う姫という役割なのだが、まさに高貴な令嬢と言うにふさわしいキャラクターだった。

 他にもニコリーナさんはドゥルシネーアと対照的にテンション高くていいキャラしてるし、クリアンブロさんは苦労人ポジに収まりそうなキャラしてるし、父上は父上だし、ラ・マンチャの血鬼はいいキャラが多くて二次創作が捗りそうだなと思った。

攻略編

 あくまで攻略した時に思ったことを述べていくだけで、攻略上役立つ情報とかはほぼ無い。

vs理髪師

 7章(上)のボス。戦闘は以下のメンバーで突入した。

 自分の場合、ストーリーを進める時は、シナジーも相性もなにも考えずに使いたいキャラを投入している。
 つまずいたら相性くらいは見直すが、基本的にマッチで勝てれば全て解決するのがこのゲームである。脳筋戦法万歳!

 道中は特に苦労することなく理髪師戦に突入。
 途中までは特に苦戦することもなく進んでいってHP300弱まで押し込み、「思ったより楽勝だな」と思っていた。
 しかし、このままゴリ押せると思っていた矢先に広域攻撃を立て続けに食らい、相手は体力を回復・こちらは2人混乱・2人死亡(内1人はポルーに食われたロージャ)という大惨事が起こった。
 非常に有利表示になっていたのにマッチ負けしたのか?と思ったが、よくよく見ると破壊不能コインで広域攻撃を使ってきたらしいと気づいた。インチキだろ!
 その後体力200くらいまで追い詰めたが、E.G.O資源が尽き精神力も足りず相手とのマッチに勝てそうになかったため、捨て身で総攻撃を仕掛け相手の体力を削りきることにした。
 ギリギリだったがこれで何とかクリアできた。ワイルドハントヒースのレクイエムで棺にぶち込んでとどめを刺したのがカッコよかったです。

vsドゥルシネーア

 戦闘メンバーは上記と同じ。そこまで苦労しなかった。
 破壊不能コインに慣れたのもあるが、大体水袋でゴリ押してた気がする。新人管理人はこのクソ強E.G.Oを無料で入手できるらしい。

自我心道へ

 久々にちゃんとした自我心道に入ったような気がする。
 とりあえず突入時のメンバーはこんな感じ。
 手に入れたE.G.Oギフトの都合で最終的にムルソーはセンク、ホンルはぽんぽん派、グレゴールは副船長に変えた。

・vs痛がるテディ
 6章は幻想体がいなかった記憶があるので、なんか久々の感覚だった。
 ギミックの理解がふんわりとした感じのまま倒した。

・vs薔薇の狩人
 勝負がかなり長引いたという意味では精神的にきつかったが、苦戦したというほどでもない。特有のギミックである投げ縄も簡単に破壊できる耐久力だったので。

管理人血鬼×3

 これ絶対鏡屈折鉄道で深刻な負傷が無くなったバージョンと戦うことになるでしょ。老衰の方はそのままだとは思うけど。

 最初のトライでは回復要員みたいなことが書いてある神父を優先的に殴っていたが、理髪師に壊滅させられたのでやり直すことに。
 体力低い&大技が飛んでくるのが早い理髪師を先に集中攻撃して倒したら割と楽だった。最後は良秀の「ガチでドタマを割る」がドゥルシネーアにヒットして終了。

vsサンチョ

 やり直しこそしなかったがきつかった。残り体力200くらいだからもうゴリ押せばいけるだろ~、からの広域攻撃で半壊+体力回復で死ぬかと思った。理髪師で学習しなよ。
 戦闘の合間にムービーが挟まることも相まって非常に長い闘いとなっていたので、負けて最初から、なんてことにならなくて良かった。

vsドンキホーテ

 めっっっっっっちゃくそきつかった。
 
序盤のギミックはまあ分かりやすいので言うことは無いのだが(戦闘情報を最小にしている人はギミック見逃すかも?)、ドンキホーテがシンプルに強かった。
 というのも、分かる人は先に貼った編成を見れば分かると思うのだが、レベル50まで育てていた人格に回避持ちが少なかったため、相手の破壊不能広域がめちゃくちゃ刺さっていた。
 サンチョが最後の1人になるまで死なないことに途中で気付いてからは少し気が楽になったが、それでも出血によるスリップダメージでどんどん味方が死んでいく。ワイルドハントヒースクリフの仲間を再利用する能力初めて見たなあ……。

 後半の方は破壊不能コインの使用頻度が落ちたのが救いだった。
 今思えば、レベルが低いからと控えに置いていたメンバーはみんな回避持ちだったので、そちらを先に出して削った方が良かったのかもしれない。死んでくれたらE.G.O資源が貯まるし

 全体を通して破壊不能コイン+広域攻撃+出血付与+回復にずっと悩まされた章でした。
 これまでと比べてあまり準備をしてこなかったのも苦戦した原因だろう。自我心道突入時に警告された通りに50レベルまで育てていれば、さほど苦労しなかったというツイートがいくつか見られた。

ストーリー編

 登場人物みんな好きになれる章だった。ただしヒューゴお前は駄目だ

 血を欲するという『病』に抗い、偉大なフィクサーになることを夢見て、血鬼も人間も分け隔てなく共存という壮大な夢を追い求めたドンキホーテ。そんな彼の夢を、叶えられると信じていたかは分からないが、少なくとも最初は楽しそうに協力していたラ・マンチャランドの血鬼たち。ラ・マンチャランドが生まれたのは、間違いなく彼らの善性からであっただろう。
 最終的には惨憺たる結果に終わってしまったが、夢を追い求める彼らの姿は輝いていた。それが自分の目には魅力的に映る。利害が正面衝突を起こしているので敵対は避けられなかっただろうが、彼らのことをどうしても憎めない。
 
 夢から醒めて血鬼として生きようとするサンチョを、都市で出会った仲間たちであるLimbus Companyの面々が奮い立たせる場面も王道ながら良い。
 血鬼の抱える、孤独という病。彼らは眷属を作り家族を増やすことでそれを紛らわせようとするが、親子・主従という対等ではない関係では、結局孤独を埋めることが出来なかった。
 かつてのドンキホーテはバリという好敵手と出会えたから夢を見ることができ、サンチョは仲間である囚人たちと旅をしていたから、病に打ち克つことができたのだろう。

 そして、サンチョは夢に至る冒険を続けるために、彼女をラ・マンチャランドに引き留めようとするドンキホーテと死闘を繰り広げることとなる。
 仲間と共に夢を追う決心をした一方で、父であるドンキホーテへの敬愛も依然として抱えているわけで……。最後の一騎打ち~撃破後はとても胸が締め付けられた。
 ドンキホーテの方も、自分が諦めた夢への旅路を、娘がこれから歩んでいくことを最期に確信し、満足そうに息を引き取った。彼も娘であるサンチョのことを確かに愛していた。

 とても切なくて苦しい、そして愛に溢れた物語だった。
 失ったものは多い。しかし、サンチョことドンキホーテ(囚人)はもう挫けることなく、新しい家族と共に夢に向かってひた走るのだろう。
 以上でこのnoteを締めくくらせてもらいます。

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