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泥泥泥日記 2日目

9月26日

独自に制作された地図


 田んぼでお母さんに明日も行くね、と約束したのにも関わらず、
緊急性の高い現場に行きたいと、予定変更。

珠洲で1月から活動しているチームふじさんに合流させてもらう。朝八時、飯田の拠点に集合。居間のテーブルの上には、珠洲の細かいマップと書き込まれた×の文字。それは土砂崩れや河川の氾濫によって道が通れなくなったところをさす。午前中は、珠洲市大谷地区の山の中に入り、孤立している家への道を開く、啓開活動にあたる。代表の藤野さんはうちはセルフブラックだよ、と脅してきたので少々ビビりながら、大谷町へと向かう。地震でトンネルの前後が崩れ、今は旧道を通って峠越えするのだが、今度はその旧道が土砂によって寸断された。そこはもうすでにチームふじさんが通していたので、そこからさらに脇道に入る。軽トラが通れるくらいの道幅まだスコップで土砂をかいては谷に捨てる。終わったらさらに先へ上がって、重機が通った後の残しをスコップでかく。

昼一度拠点に帰ってきて、お昼。午後はラポルトずずの方の、地震の被害に遭った家の床板剥がしに向かう。これまで4回申請をしたが全壊扱いにならずに困っているとのこと。(全壊判定をもらえれば公費解体で、解体費用がタダになる)それらしい基礎の損傷は見つからず、次の現場へ(若山)。

こっちは今回の大雨で床上浸水した家で、ほとんどかき出し終わっていた。最後に残った泥を、床下に潜り込みポンプで外に出す。出し終えたのが18時ごろ。家主の方が帰り際、目に涙を浮かべてたのが印象的だ。みな突然のことすぎて呆然と立ち尽くしている。こちらも挨拶をして帰路に着く。

飯田の拠点に戻り、みんなで夜ご飯。どこかから運ばれてきた毛蟹と今日まで孤立してたお父さんから栗をいただいたので、かぶりついた。戦いを終えて平穏な空気が流れている。

買い出しをしてあみだ湯に入る。浴槽のポンプが復旧したみたいで、浴槽に湯が張ってあった。熱湯で体が緩む。翌朝も早いのですぐ寝る。





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チームふじさん


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