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能登展示 暮れてきたので、薪をくべてくれ

この度は、能登風景展「暮れてきたので、薪をくべてくれ」を開催いたします。



1月1日に発生した能登半島地震からもうすぐ1年が経ちます。地震や津波でぐちゃぐちゃになった奥能登。慢性的なボランティア不足や上下水道の復旧が遅れ、解体工事も進んでおらず、現地は問題が山積みでした。それでも遅くても、毎月毎月少しづつ街の景色が変わり、避難所から仮設住宅に人が移り、仮設食堂ができたり、能登の肝である祭りが行われ、少しでも復興の兆しが見えてきていたタイミングでした。そんな奥能登で9月、今度は大雨が猛威を振るいます。地震で助かった家も、できたばかりの仮設住宅も泥や水が入り込み、前を向き始めていた人々の心もろともへし折っていきました。なんの巡り合わせか何十年と起こってなかったことが、同じ年に2度。また家を失い、避難所に逆もどりなんて声も耳にします。地元を出ざるを得ない人たちもたくさんいます。そんな地域で知人たちは、それでもこの街で生きていくんだと思い強く持ち、日々さまざまな災害等の対応にあたってます。また安心してこの地に住めるように。

2021年に出会った奥能登、テントを背負って旅した時に本当にみんなに優しく声をかけてもらったのが能登での原体験です。今度はこちらが何かできることがあるのなら返していく番だ、と思い3月から毎月通ってボランティアをしています。大雨を受けてその3日後には現地に戻り、泥かきをしたりと。でもまだまだ人手不足で、家屋の泥出しなどが追い付かぬまま、また冬がやってこようとしています。混乱の最中、濁流の列島のさいはてで、澄んだ空。炊き出しを続けるあの人も、灯台のようなあの人も、薪で沸かし続ける銭湯も、瓦礫の闇夜で行われたあの日のキリコ祭りも、まんなかには常に人の熱がある。僕ら自身もできることに限りはあるけれど、薪の一つにでもなれたらなって、

あ、そろそろ今日も暮れてきたので、
薪をくべてくれ。



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能登風景展
暮れてきたので、薪をくべてくれ

2024年 11月7日(木)-11月23日(土)
開催日 木曜、金曜、土曜

イベント

23日(土)

@ayacollette & ichigiチャリティーライブ 
要予約

【午前】10:30~11:30
【午後】13:00~14:00
:チケット]大人¥2,000
学生(18歳以上)
¥1.000 中高生¥500小学生以下無料

[23日15時〜]「のととわたしとのはなし」
話す人 浅見 大久保 光安

予約不要 どなたでもお気軽にどうぞ

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はかりうりのお店lagi
@lagi._.bulkshop
東京都東村山市野口町4-27-1
営業時間:木、金、土(11:00-17:00)


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