#5|うちの夫が海外駐在!?海外生活が突然自分のことになった7年前のこと。
こんにちは。マドンナです。
あっという間に3月半ば!日本は学期末、年度末のシーズンに入りましたね。
さてこのnote、私の駐在妻生活を振り返るために言語化しようと始めたという経緯もあるので、あまり公にならない(?)、配偶者(夫)のアメリカ駐在が決まった時の話と家族帯同に至った経緯を振り返りながらお話してみようと思います。
駐在内示はいつも突然に!?
さかのぼること約7年前。
新婚生活をスタートして間もなく子宝に恵まれ、慣れない育児をしつつもごくごく普通の共働き生活を送っていた我が家ですが、ある日夫が会社の忘年会から帰ってきて一言。
「宴席で上司のとなりに座ったら、『アメリカ行ってみる?』と言われたから即答で『ハイ』って言ったんだけど、もし本当にアメリカ行くことになったらどうする?笑」
と。
私はその時、
「おーいいねー!いくいくー!」
なんてカジュアルに返事をしたのを昨日のことのように覚えています。
飲み会で「ハイ」って言ったことが現実になるとは微塵も思っていなかったので、そんなテンションでした。
でも今なら言えます。
たとえ宴席での海外駐在打診でさえも、全く冗談ではない(可能性がある)と家族は覚悟しなければいけない、ということに。
そして、結婚していて駐在希望する人であれば、このような状況になったときに会社へ即答できる準備はしておく必要がありそうです。笑
…と少し話はそれましたが、
それから数ヵ月間何とも言えないモヤモヤ感が続いていたのですが、本当に【アメリカ駐在内示】が出たのです。
私の心身の反応に自分でも驚いてしまった
ある日夫が帰宅すると、駐在決定の報告が。
夫「春からアメリカだってー!」
私「おーそうなんだー!おめでとうー!」
その後はまた普段通りの生活に戻っていました。
が!
その晩布団に横になった途端、
あれっ…!?なんか天井が回ってる…
あれっ!?立てないぞ!?
なんと私、それから数時間後にめまいで立てなくなり、
更には急性胃腸炎になって救急外来に駆け込むことになったのです。笑
今でこそ笑い話ですが、アメリカに行くというさらっとした言葉とは裏腹に相当な精神的ショックがあったのだと思います。
結婚、出産、
そして駐在帯同…
またひとつ、私の人生を変える一大事がやってきた。
婚約時だったか、私は夫に「いつか海外で仕事をしたいと思っている」という意思を確認していたので、忘年会で夫が上司の問いに「はい」と即答したということについての驚きはありませんでした。
でも、タイミングとしては「案外早く来たなぁ」と思ったのも事実。
それに、おめでとうとは言ったけど私の仕事はどうなるんだ?
娘はまだ2歳…異国の地で子育てできるだろうか。
でもアメリカに住めるなんて一生にあるかないかだし楽しむしかないよね!
これを機に大学でも行って英語頑張ろうかな!
みたいな思考がグルグルしていたと思います。
悪いことではないけど、でも間違いなく自分の人生が大きく変わるだろうなというショックは、しっかりと身体に出てしまったようです。笑
海外駐在についていくと決めた私、でも…
前述のような心身のショックを紐解くと、自分自身のことではない(駐在)ことで、自分自身の身の回りのこと(仕事や育児)を決断しなければならない抵抗感がその当時はまだ強かったのかなと思います。
大学に行くために地方から上京したときも、
就職活動して内定した会社に入社した時も、
好きな人と結婚して子宝に恵まれた時も、
自分で決めて自分で切り開いた道を進んできました。
でも、駐在することは自分が決めたことではない。
心理学領域では「外的ストレス」とも言われるようですが、自分が決めたことではないことに対して目的を見出し、自分で切り開かなければならないというのは結構なパワーを必要とするのだと言うことに気づいたのです。
私は幸運にも配偶者海外駐在に伴う休職制度があったため、比較的カジュアルについていくという決断が出来ましたが、仕事が好きだったり頑張っていた自分の仕事を辞めてまでついていくとなると、さらに相当な覚悟が必要だと想像しています。
そしてまた厄介なのが、駐在帯同生活には必ず終わりがあるということ。
配偶者のために自分の仕事を辞めたとしても、本帰国で日本に戻って就職するころには就職市場での自分の価値が下がってしまうのが現状。
特にこの傾向は女性(妻)は顕著です。
未だに女性の再就職に不利な社会、日本。
休職という選択ができた私でさえ、仕事のキャリアに空白期間が出来るということが不安でした。
それでも色々、本当に色々考えた末、海外生活の期間は「戦略的(サバティカル)休暇」と位置付け、貴重なライフキャリアとしてポジティブなもので埋めていきたいなと思うようになりました。
これが、私が自己紹介で「別名・戦略的(サバティカル)休暇」と書いている理由です。
結婚して配偶者のキャリアに振り回される、という他責の考え方だと海外生活は楽しく過ごせないだろうな。
それなら与えられた環境で自分なりの生き方を模索しよう。というマインドセットでいることを心がけるようにしています。
とはいえ結婚によるライフステージの変化、本当にあなどれません。笑
海外駐在に挑戦してみたい人、配偶者が海外駐在に行きたいと言われている人がいらっしゃったら、私の経験が参考になれば幸いです。
それでは皆さん次回のnoteでお会いしましょう!
Have a great day!