#6|アメリカ駐在生活、子育てに全振りの2年間を振り返る<前編>
こんにちは、マドンナです。
少しづつ書いていたら久しぶりの投稿になってしまいました。笑
最近は当地の気候も徐々に良くなり、外に出る機会が増えてきました。
ここで寒い冬を越すのは4回目なのですが、私的には闇を抜けた感があります。はぁーよかった。
毎年こう思うんです。
なぜ冬になると決まって闇落ちするのか?
その答えは、
ずばり、
「太陽のない暮らしに人間は勝てない!!!!」笑。
私なりに出来ることはやっているつもりなのですが
それでも冬にメンタルが落ち込み、打ち勝てたことはありません。
ビタミンDサプリを毎日飲んでいても、
エクササイズして気分転換しても、
避暑地ならぬ”避冬地”に旅行へ行っても、
頭の中が晴れない感じが3か月以上ずーっと続きます。
(勉強に没頭する環境を作れた2か月位は、忙しさで比較的改善されたような気はする)
でも私にとって一番の特効薬は、
太陽の日を浴びたり晴れ間を見ること。
これだけで気分が相当落ち着きます。
ただ、娘は当地の冬が好きだと言いますし、子供は冬だからどうとか決めつけて過ごしてないんですよね。
温暖な気候で暮らす人々はそれだけで人生得しているよ、と私なんかは思ってしまいますが、
まぁ単純に雪国暮らしは向き不向きがある、ということだろうな。
という現在の結論です。笑
わたしの海外子育て 第2章はハプニングからのスタート
ということで前置きが長くなりましたが、
今回は「わたしの子育て」について。
自己紹介noteでも書いたのですが、わが家は2人の子供がいます。
現地校に通う小学3年生(日本では小4)の娘と、
現地プリスクールに通う4歳(年少)の息子です。
海外子育て 第1章は娘ひとりで、英語漬けの現地プリスクール生活。
そして第2章の今回は、娘と息子になります。
今でこそ2人とも学校に通えていますが、
2022年夏に渡米して丸1年間、息子と私が日中2人きりで過ごさなければいけない状況になってしまいました。
その期間で、私が母親としてアップデートしたなぁと思ったことをシェアしようと思います。
まさか息子が待機児童になろうとは…!
なんて高を括っていたのです。が!
なんとなんと、どこもWaitlist(待機児童)の連続ではありませんか…。
田舎だからこそデイケアの選択肢が少なく、どこのプリスクール(デイケア)もいっぱいという現実が待っていました。
コロナウイルスのパンデミック中に運営規模を縮小していたり、
勤務していた先生の子供でさえ、預け先が無くなり辞めて戻ってこない、
人員削減で頻繁に休園になる現状がある、
という要因も重なり、何十人もの待機リストを見せられ…
2024年の今はもうコロナウイルスの影響はないかもしれませんが、
一度駐在しているからこその慣れ(怠け)が仇になったエピソードです。
皆さん、私の失敗に学んでくださいね。笑
というわけで話を戻すと、
少なくとも待機中の半年間は息子の預け先がなくなり、母子で完全自宅育児をすることに。
結果的には約1年、預け先は確保できませんでした。苦笑
ベビーシッターなどの外注先はありますが、契約までのハードルが高かったり、息子が英語を話せない、理解できない問題もあるので選択肢から外しました。
でも正直この経験が無かったら、わたしの子育ては今のように子どもの成長にどっぷり向き合ったり考えたりすることはなかったかもしれません。
そういう意味では、私にとっては必要なハプニングだったのだと今なら思えます。
娘1人の育児から娘と息子2人の育児になって変わった子育て観
ESLなし、
通える大学なし、
さらに息子の保育施設なし、
というオーマイガーな現実を突きつけられ、息子の子育ては全て私(と夫)に委ねられるという状態。
さて、私は何をすべきか?出来るのか?
何もない状態に不満を言っていても、何も解決しないことは分かっている。でもこの状況を変えられないもどかしさで、数か月はあまり良い気分で過ごすことはできませんでした。
日本では東京で出産、子育てをしていたので、保育園も習い事も知育のための施設も、思い立てばどこでも行ける、何でも手に入る環境でした。
1度目の駐在帯同でも、娘は渡米して2か月以内にフルデイフルタイムのデイケアに通い、私は大学に通ってお互いの時間を確保していましたしね。
だから、私の子育て観は
・親であっても子供は自分の所有物ではなく別物と考える
・親子それぞれが好きなことをやれば良い
・お互い一緒の時間を長く過ごしていなくても、それぞれが楽しく過ごしていることで家族が平和ならそれが良い
みたいな感じで。
べったりとした親子というよりはあっさり、さっぱりとしていたかもしれません。
というか、そういう風に割り切って子育てしないと仕事との両立なんかできないし、子供がかわいそうだとかネガティブな気持ちが入ってきそうだった、という考え方が正しいかも。
でも2度目の駐在帯同で、そうではない子育て観にも触れるようになりました。
働きたくても働けないママが子供と向き合う姿、
バリバリ働く妻のかわりに子育てを担うパパの姿、
祖父母の力を存分に借りて大勢で子育てするママの姿、
子育て中は自分のキャリアを止めて存分に楽しむという家族のありかた。
東京でフルタイムワーママとしてバリバリ働き、子供を保育園に預ける
という「都会型」とは違う色んな子育ての型を知ることができて、
私の人生観はさらに広く、多様性を認められるようになった気がします。
いかに自分の子育てを他人に任せ、自分の子供の欲望や親に甘えたいという気持ちに「深く深く」向き合えていなかったなと思い知らされたのです。
母性がついに開花!?息子が可愛くて仕方なくなってしまった現在の私
そんなわけで四六時中息子と過ごしていると、自分に変化が。
男子だし、いつか親元から巣立って行くわけだし(というかそうであってほしい笑)
今のうちに母子でベタベタしておこっかなー。
息子が楽しいと思うことってなんだろうな。
あ、英語の絵本の読み聞かせでもやってみようかしら。
家で遊べる手作り知育おもちゃなんて縁遠かったけどやってみようかしら。
いつしかそんなことをひたすら考えながら過ごすようになっていきました。
私的にはすごい変化です。笑
子ども2人目にして母性本能が開花したのかもしれない。笑
よく考えると
子育てにどっぷり浸かれる期間が少ないことも認識できたし
ここには何もないけど周りに左右されない子育てが出来る期間でもある。
そう、これが海外駐在に同行中の今こそ、子育てに専念する良い機会だと腹を括った今の私です。笑
え、子育てに腹を括るなんて大袈裟な!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大学を卒業してからずっと働き続けていた私にとっては、働かないことがむしろ怖い、くらいの感覚だったんです。
1度目の駐在生活で娘をデイケアにフルで預けて自分はESLやコミュニティカレッジに通うことも、キャリアに関する学びを止めないため。
息子はコロナ渦に東京で生まれたけれど、生後8ヶ月で保育園に入れてフルタイムで働いていました。
そうでなければ、周りから取り残されるような感覚もあったから。
ですので、出産しても仕事を辞めず、フルタイムワーママである私が
海外駐在に家族で帯同するメリットを挙げるなら・・・
少し後ろめたさがあったわが子の子育てに思い切り全振りできること
だと思っています。
私の子育ての軸にある「わが子を幼児期は多様な環境で育てたい」
という希望をかなえるにはもってこいの機会だからです。
というわけで、今の私のアップデートされた子育ての指針はこんな感じ。
・東京では経験できない「自然」を家族で味わい尽くすこと
・人との出会いを通じて人生の幅を広げる機会をわが子に与えること
・わが子の日々の時間に余白を持たせてボーっとする時間を意識的に作ること
日々のわが子の成長を感じられるこの時間こそ、私の「戦略的休暇」なのかなと思う今日この頃です。
noteを読んでいらっしゃる子育て真っ只中の皆さんは、本当に人それぞれ、色々な思いを抱えながら頑張っていると思います。
日々色々な葛藤があるかもしれませんが、子供が自分を必要としてくれていることに感謝して前に進んでいれば、悪いことはないと思っています。
アメリカで子育てに全振りしている私の現在。
参考になれば幸いです。
一緒に子育て、親としての成長を楽しみましょうね!
それではまた、Have a great day!