見出し画像

<映画レビュー>「哭悲/THE SADNESS」血ぶっしゃ〜な後味悪目の素敵映画

最大の癒しはホラー映画と言っても過言ではないホラー映画好きのマドナシですが。なぜ、ホラーに癒されるのかを人生の最大のテーマとしつつ、誰からも需要など無さそうなのに、映画のレビューでもまた書こうと思う今日この頃。

というわけで、みんな大好きウイルス感染映画の「哭悲/THE SADNESS」のレビューを書いてみます。

哭悲/THE SADNESS

公開年:2021年
製作国:台湾
ジャンル:ホラー、スリラー
監督:ロブ・ジャバズ(Rob Jabbaz)
脚本:ロブ・ジャバズ
音楽:TZECHAR
上映時間:99分


あらすじ

台湾で感染拡大していた謎のウイルスが突然変異を起こし、人間の脳に作用して凶暴性を助長する恐ろしい疫病が発生した。感染者たちは罪悪感に苦しみながらも暴力衝動に抗えず、街中に殺人と拷問が横行する事態に。感染者の殺意からどうにか逃げ延びたカイティンは、数少ない生存者たちとともに病院に立てこもる。カイティンから連絡を受けたジュンジョーは生きて彼女と再会するため、狂気に満ちた街へひとり乗り出していく。

星評価

★★★★☆
5点中4点 おもろいで〜

こんな人におすすめ

日頃ストレスが溜まりすぎて、せめて映画の中でぐらい、モラルを崩壊したいぜという危険な要素はらんだあなたにはおすすめ。

見どころ

  • とりあえず、グロ描写多め

  • すぐ突き刺す〜

  • すぐ噛み付く〜

  • すぐ殺す〜

  • そんな血まみれなる?というぐらい血まみれ描写多め

  • ヒロインさんの彼氏が武井壮さんに見える

  • ヒロインさん眉毛太い

  • ヒロインさんの扱いがいいのか悪いのか紙一重

  • モブの人の扱い酷い

  • 割と何も悪くない人が餌食なりがち

ただの感想

なんか定期的に宇宙人ものやパンデミックものが見たくなるのと同じように、ウイルス感染系の映画って定期的に見たくなりますよね。
というわけで、台湾発のウイルス感染して、人が人でなくなる〜作品の本作を見ました。

大体、この手の映画って、感染すると「ヴォオオオ」「グギギギ」とか言葉を発さなくなるのがよくある状態ですが、本作は、ちょっと違います。

そう、意識残ってはるみたいなんですよね。なんやけど、「性欲」「暴力欲」「食欲」とかとかが暴走して、モラル崩壊して、暴走する人々といった設定のようでした。つまり、

ちょっと気に入らんかったら、ぶっ殺してしまえばいいし、気になったねーちゃん襲ってしまえばいい

という、感染するとトンデモ状態になるようで。そこら中で感染したら、殺し合いが始まり、挙句噛みついたりとひでえ有様。で、この辺のグロ描写を「いや、もうその辺でええで」を超えてくる詳細描写で描いてくる監督の神経疑う感じがまた素敵。電車の中とかの密閉空間で、感染者が現れるシーンは、割と目が離せない感じで素敵です。通勤途中の電車の中「あー今日も仕事だるいなぁ」といういつもの日常。うとうとしたり、新聞読んだり、音楽聴いたり、、の日常感が一瞬で血まみれの地獄絵図に崩壊していく様はなかなか見応えあります。

で、この感染、結局空気感染とかもしてそうなんですが、その辺の描写は割とふわっとしてるんすよね(要は雑)まぁそんなディテール求めてないので全然問題ないんですが。

というわけで、ラストまで突っ走るぜ血まみれ街道!という感じで、エンドの後味感まで含めて、駆け抜けるテンションは、監督の勢いというか、「ええ、俺が好きでやっとんねん、誰の邪魔もさせるかい、アホンダラ!」という強い信念があって素敵です。


改めて見たら武井さん感タンクトップと髪型なだけな気してきた 出典:映画.com
ヒロインっぽいおねーちゃん 出典:映画.com
ただただ可哀想なモブの人 出典:映画.com
電車のカオス感好き 出典:映画.com


とりあえず、グロ描写歓迎、王道行くスプラッターなんでもござれな、危険嗜好の人にはおすすめです。


いいなと思ったら応援しよう!