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海外挑戦に向けて知っておきたいこと。

皆さんお久しぶりです🙇🏻‍♂️

夏もいよいよ終わりが近づいてきて、後数週間でプレシーズンマッチ開始。チームメイト達もボチボチオタワに戻ってきて、プロ選手達はボチボチオタワを出始めました。

大学スポーツは授業が始まるまでチーム活動はできない決まりがあるので、僕たちの公式トレーニングキャンプは9月7日からの開始予定。楽しみで仕方ありません🙌

さて今回のノートはタイトル通り、海外挑戦を考えている選手なら必ず知っておきたいポイントをいくつかまとめてみました。あくまでも個人的な意見ですが、僕自身が「こんなこと知ってたら便利だった!」という点を紹介していきます!先ずは海外挑戦のタイミングから↓

海外に出るタイミングを把握する。

先ず最初にこの話は海外と言っても北米への挑戦を考えている方々へ向けてのポイントなので、北欧への挑戦を考えている方は申し訳ありませんが次の目次までスキップお願いします🙇🏻‍♂️

そもそもどのタイミングで海外に出ればいいのか。

「気づいたときにはもう遅かった。」
「あと一年早く来ていれば。」

海外へ出るという大きな挑戦をふまえている身ならば必ず避けたい思いですよね。但し実際情報量は少なく、僕自身運良くいいタイミングで行けたので良かったものの、あと一年遅かったらかなり損していた可能性が大きかったんです。

しっかり準備して臨むのに当たって必ず知っておきたい三つのタイミングを紹介します↓

タイミング1:日本の中学3年生

お勧めNo.1のタイミング。
ホッケーに関しては北米で大切なのが15−16歳の年。この年から本格的にスカウトされるようになり、この期間に活躍できるとメジャージュニアやUSHLへスムーズに入れるようになるので地元の子供達も楽しみと緊張感を持ってプレーします。北米に来ていきなりこの年となると慣れないことも多く、準備期間ということも踏まえて1年間プレーした上でこのU16シーズンに臨むことをお勧めします。
学業面では北米で高校一年生となります。いきなり高校だと何かと大変ではありますが、途中から高校に入るよりはよっぽど楽なはず。
ホッケーと学業の両方を踏まえて、僕個人のお勧めNo.1!

タイミング2:日本の高校卒業直後

18歳ということになりますね。なぜこのタイミングかというと、学校に行かないでジュニアホッケーができるから。就学ビザを得る必要がなく、ホッケーのみに集中できるのは夢のような話。ジュニアホッケーも二、三年は残っているのでNCAAやUSPORTSへ進みたい選手にも十分時間が与えられます。北米に来る前にトライアウトなどを経てチームと契約している必要があるのでそこは注意点ですが、このタイミングで挑戦したい!と考えている選手がいればそれに向けて準備を進めることができるので時間にも余裕ができるはず。

タイミング3:アジアリーグ→海外プロ

次のタイミングはアジアリーグからの移籍。
大学卒業直後は正直厳しいのではと思います。ジュニアへはもう行けず、当然NCAA /USPORTSも基本無理。残念なことに日本の大学リーグだと海外からスカウトが話を持ってくることはほぼなく、先ずはアジアリーグで実績を残してからエージェントなどを通して海外へ挑戦することが妥当かと。

紹介した三つの「タイミング」いかがでしたか?目指すリーグによって多少ズレが生じる事はありますが、大まかにはこの三つのどれかを頭に入れておくとプランが立てやすいのではと思います。

次のポイントへの話になりますが、最近多くの人と話をして感じたのが言語の壁の大きさ。僕は運良く小学一年生の時にアメリカの現地校に放り込まれて英語を学ぶことができましたが、日本で生まれ育つとなかなか英語を身につけるのは容易ではありませんよね。実際言語の壁が大きな理由の一つで諦めている選手もいるはずです。そこで僕が思う二つ目のポイントは↓

言葉の壁はどうにでもなる。

英語話せる奴が何言ってんだ。。。って感じているかもしれません。が、これ本当に僕思ってます。

当然言葉が通じないのは不便で怖いはず。ただしその気になれば必ず乗り切れる壁です。過去のチームメイトにもロシアから中学生の時に来た選手や、三浦選手など言語のバリアを克服している選手はゴロゴロいます。ホッケー選手に限らず、世界中で数えきれないほどの人たちが乗り越えてきた壁の一つ。

日本人初のNHL FWやDFを目指す覚悟があるのであれば、こんな小さな壁に夢を阻まれるのは本当にもったいないと思います。その気があるなら必ずどうにでもなるので、この要素がブレーキになっているのであれば思い切って乗り出してみてはいかがでしょうか。

とは言っても不便は不便なのである程度は覚悟してください笑
そして最後に少し話したいのが↓

海外挑戦に必要な覚悟があるか。

海外挑戦に限らず、何かに専念するということはそれなりの覚悟が必要ということ。海外挑戦となるとその分スケールも大きくなり、それに対する覚悟もしっかり確認する必要があると思います。

今通っているカールトン大学では

"Playing here is a privilege and not a right"
「ここでプレーしている事は特権であり権利ではない」

と良くいわれます。

海外挑戦も同じなのかなと。海外挑戦ができるのは本当に一部の選手だけ。僕もそれは重々把握しています。金銭面はもちろん、一緒にカナダへ来てくれた母親、残って仕事を続けてくれた父親、家族が別れるのを承諾して文句を言わずに応援してくれた兄。数えきれない要素が積み重なって実現した事です。色々な挑戦の形はありますが、周りの助けなしではほぼ不可能な事は間違いなし。

毎日頑張るのは当たり前。失敗や挫折も必ず経験します。

自分が辛いことを経験するのはもちろんですが、周りの努力や犠牲も背負って自分の夢を追いかける覚悟が本当にあるかよくよく鏡を見つめて確認してください。この覚悟があれば海外へ出る準備は半分以上できていると考えていいと思います。

さいごに。

海外挑戦に向けて知っておきたいこと、いかがでしたか?
もちろん目指すリーグや個人の状況によって色々と変わる要素は多いですが、海外を目指す選手にはこの三つの点を頭に入れてもらえたら他の準備がスムーズに進むのかなと思いました。

僕は海外に来て何人も素晴らしい人と出会い、最高の思い出がいくつもでき、何と言っても未だ夢に向かって毎日頑張れている。こんな経験をもっと多くの人たちに味わってもらい、そして日本のアイスホッケーのレベルアップに繋げたいと心の底から思っています。

そんな三つのポイントでしたが、書ききれないことも多いので質問などある方はいつでもDMしてください👋
それでは今回も読んでいただきありがとうございました。
みなさん良い一週間を〜

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