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カナダ・大学アスリートの日常ってどんな?

おはようございます!

世界選手権からカナダに戻り、色々と落ち着いてきたのでこちらはオフシーズン全開です💪

先週のUSPORTS紹介はいかがでしたか?これで少しはカナダの大学リーグの様子が分かっていただけたら嬉しいです。まだ読んでいない人はぜひ下記のリンクから!

さて、今週は大学アスリートの日常を中心にカナダの大学事情について書いていこうかと。要は僕の生活内容の公開です笑

シーズン中及びオフシーズンのアイスホッケー関連はもちろんですが、アスリートと教育の関わりなどにも触れていきたいと思います🏒📕

カナダの教育事情や大学へ進むための段取りなどは夏の間どこかのタイミングで発信するので、ココらへん気になっているお母さん方は少々お待ちください🙇🏻‍♂️

それではまず大学生の生活に関する基本情報から↓

家、食事などに関する生活の内容。

頭上から見るカールトン大学のキャンパス [Photo: carleton.ca]

そもそも僕が通うカールトン大学とはオタワの街から十分ほど離れたところにある生徒数約2,5000人の大学です。街からとても近くて便利なのに加え、周りには自然もあるのでとても馴染みやすいキャンパス。オタワに来る機会があればぜひ立ち寄ってみてください🙌


地図ではこんな感じ。


さて、大学生活の話。

カナダに限らず、北米の大学生は一般的に1年目を寮で過ごし、2年目から友達と家を借りてシェアハウスといった形で暮らしを送ります。僕もこのパターン。

寮では二人部屋が多く、食事は学校の食堂にて。最後の期末試験が終わると各々実家に戻るケースがほとんど。2年目からは家を借りるわけですが、僕は今チームメイト3人とキャンパスから十分ほどのところで住んでいます。男四人での生活は暑苦しいイメージしか湧かないかもしれませんが、みんな綺麗好きなのでそこは助かってます笑。食事は自炊なので調味料などの共有物以外は普通にスーパーに行って各自必要な食材を買って調理。

移動は車がないとかなり不便なのでそこは注意点ですが、我が家は2台あるのでなんとか。自分の車も10年ものですが、ルームメイトの車は走行距離30,0000km弱(ゼロちゃんと合ってます)、エンジン警告灯常時オン、エアコン使用不可、運転席側の窓下がらない、などなど決してラグジュアリーなものではありませんがとりあえず移動ができるので良しとしています😅
一度エンジン警告灯が消えたことがあり、逆にかなり心配していたルームメイトのサイモン君。後日ちゃんと警告灯が付いてくれたので安心していました。どういう訳か未だちゃんと走ってます。。。

家やルームメイト達の紹介は追々Twitterにて発信するのでフォローお願いしますね🤗

それでは僕の今の暮らし、「オフシーズン」へ↓

オフシーズン。

オフシーズンとはシーズン期間外、要するに試合や練習のない4月から9月までの間を指します。大学に限らず、基本的にホッケーシーズンは9月から3〜5月(プレーオフの状況によりココら辺はチームとリーグ次第)と決まっているので春と夏の間のチーム活動はゼロ。ここは日本とだいぶ感覚が違いますよね。

大学は9月に始まり4月いっぱいで終わるので5月から四ヶ月間は授業も課題もなし。日本の大学生に申し訳ないくらいです。。。

オンタリオ州の大学は学費が一年平均80万円ほど(留学生は別)なので、学生は夏の間にバイトをして各々で学費を支払っているケースが多いです。カナダは州ごとに学費が違いますが、オンタリオは高い方と認識しています。

アスリートはそれに加えてトレーニングや個人練習が入ってくるので、授業や課題がないとはいえど朝から晩までスケジュールはみっちり。今の僕の月曜から金曜の1日のスケジュールは↓

6:00: 起床
6:15: 軽く朝食
6:45: キャンパスへ出発
7:00-8:15: トレーニング
9:00-10:00: 氷上練習(現在は週二)
11:00: 昼食
ー自由時間ー
14:30: バイトへ出発
15:00-22:00: バイト
22:30: 夜食(夜飯は賄い)
23:00: 就寝

といった感じです。

ジムは一般学生用とアスリート用と分かれていて、アスリートはトレーナーが面倒見てくれるのでとても便利。ホームリンクとも隣接しているので移動の必要もなし。それに加えリハビリの施設や人工芝のフィールドも使えるのでアスリートにしてみればは夢のような環境。氷上練習は毎日9:00-11:30までの間枠が使えるので普段は数人集めてスキル練習。シーズンが近づいてきたら乗る回数増やしてます。

週末は追加で別のバイトをしたりゴルフをしたり。今のバイトはOverflow Brewing Company (https://overflowbeer.com/)という醸造所のキッチン内の手伝い的な物で、チームメイト3人と一緒に働いてます👨‍🍳
カナダの就学ビザはバイトもできるようになっているのでとても便利!ちなみにアメリカの就学ビザはキャンパス内でのバイトしか許されていないところが大きな違い。オンタリオ州の最低賃金は時給$15とかなり高いところも魅力!ただしカナダは物価が高いので外食などは日本とだいぶ金銭感覚違います。

こんな感じで四ヶ月間過ごすオフシーズン。実家に帰る人も多いですが、当然家賃も払っているので残る選手もまあまあいます。僕は一年に一度は家族に会えるように調整していますが、家賃やトレーニング環境のことなどを考えてほとんどの間カナダにいます。ジムやリンクの動画も追ってTwitterに載せていきます!!

そしていよいよ迎えるシーズン中の生活は。。。

シーズン中。

早くホッケー始まらないかなーとウズウズし始めると途端にやってくる秋。9月から授業が始まり、それに合わせてチームの活動も始動。公式戦は10月からなので、9月上旬から中旬にかけてはひたすら練習。下旬からプレシーズンマッチが開始。他のUSPORTSチームとはもちろん、NCAA(アメリカ大学リーグ)のチームとも交流戦を行うことが多いです。USPORTSは1シーズン28-32試合ほどなので、試験期間以外は基本毎週2試合。3月からプレーオフが始まり、4月上旬(二学期の期末試験前)には全国大会も終わるといった感じです。

大学は二学期生で、基本一学期授業は五コマ。最低でも三コマ取っていないと試合に出れないシステムです。成績も五割以上とっていないとチームとの活動すらできないので学業が優先なのはNCAAと同じ。

1週間の日程はザッと↓

月曜ー木曜: 練習
金土: 試合
日曜日: OFF

練習日↓
7:00: 起床
8:00: リンク着
8:30: ジム(ウェイトの量は試合の日程によって調整)
9:30: ミーティング(練習内容の確認や試合前後はビデオなど)
10:00-11:30: 練習
12:30: 帰宅/昼食
ー午後は授業や課題などー
23:00: 就寝

試合当日↓(ほとんどが19:00の試合)
8:00: 起床
9:30: ミーティング
10:00-10:30: 練習(参加は選手の自由)
ー試合に向けて準備ー
19:00: 試合

とこんな感じ。
試合が授業や課題と被る場合はあらかじめ教授と連絡を取り合って調整しています。実際僕も期末試験がスロバキアでの世界選手権事前合宿と被っていたので色々と調整してもらっていました。

ご覧いただけたようにアスリートは一般学生に比べてだいぶ時間に制限があるので、アスリートは授業の登録も早い段階でできるようになっています。各チームにAcademic Advisorという教育面に関してアドバイスをくれる人が付いてくれるなどサポート面はとても充実しています。

かなり過密なスケジュールで、学業とスポーツを両立するのは正直大変です。ただしなんといっても毎日大好きなスポーツができて、同時に学業も進められるようになっているシステムが存在するのはとてもありがたいこと。同じように毎日過ごしているチームメイト達と築く絆もかけがえのないものです。多くの北米のアスリートたちは学生時代が人生で一番楽しかったと言います。僕も残された時間は2年と短い間ですが、思い残すことがないように頑張ります💪

おわりに。

カナダの大学生活紹介・アイスホッケー選手編いかがでしたか?
日本とは遠い世界ですが少しでもイメージが湧くといいなと思ってます。こんな風に情報を出せると今後動画や写真での発信も進めていきやすいので読んでいただき本当ありがたいです!

来週は入学前の3年間、ジュニア時代の話をしていこうと思っています。ジュニアでの生活事情に加え、チームと契約に至るまでの経緯や移籍を告げられたときの話など知られていない内容をドンドン公開していきます✊
Twitterでは今週家の紹介もしようと思っているのでそれもぜひ見てみてください!

それではみなさん良い一週間を〜👋

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