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非日常な海外暮らしで感じる、心の琴線
娘の高校留学を機に、2023年4月、メルボルンに移住しました。高校卒業までの期間限定の海外暮らし、残り314日のあれこれをnoteに綴ります。
帰国までの日数を数えることで思うこと
ここ最近、noteを更新する頻度が加速しています。まさしく、筆が止まりません。最初は毎週金曜日に1本書いていましたが、昨年からピッチがあがり、週3を日々のできごと、さらに別枠として高校留学に特化した記事も書き始め、週5ペースになっています。どうも冒頭で書いている定型文の”残り314日のあれこれを~”という文言が私に拍車をかけているような気がしています。この数字が減ると「あと314日で、メルボルンを離れるんだな」と、何か焦る気持ちになります。
移住して1年目は、残りの日ではなく暮らし始めた日を数えていたので日数が増えていました。でも、帰国まで半分を切った頃、メルボルンでの日々が残り少なくなっていることに気づき、noteの更新だけでなく、日々の生活が変わり始めました。
非日常で暮らすと、どうやら心が揺れるらしい
50歳ではじめた海外移住ですが、娘の高校卒業と同時に私のビザが切れ、海外生活にピリオドが打たれます。移住した頃からずっと感じていますが、2年経っても今の生活は“非日常”のまま。すれ違う人が日本人でないことも若干違和感があります。人によると思いますが、2年そこそこで日本で過ごしているような感覚にはなりません。
こうして”非日常”の中で暮らしていると、ほんの些細なできごとで感動したり、興奮したり、また反対に悲しくなったり、腹立ったりして、心が激しく揺れ動きます。日本にいればどうってことないことが、メルボルンにいると特別に感じてしまうんです。例えば、朝日が昇るのを見るだけでも神々しく思え、そこに気球がぷかぷか浮いているものなら、手を叩いてしまうほど。先週のフルムーンはホントに大きいお月様が窓から見えて、思わず拝んでしまいました。もちろん日本でも太陽は昇りますし、お月様はキレイに見えますけど、非日常にいるせいか、心の琴線にどうもかなり触れてしまいます。
そんな風にいちいち心の動きを感じながら暮らしているからでしょうか、この非日常の生活をもっと書き留めておきたいと思うようになりました。些細なことを見逃さず、感動したこと、腹立ったこともスマホにメモしておくのが習慣になりました。そして、そのメモを見ながら、“いちばん書きたいこと”をコツコツと素直に書いています。
1年後、自分が何を感じて暮らしているか楽しみ
最近、帰国してからのことをあれこれ考えるのも楽しみのひとつです。部屋の模様替えもしたいですし、できることなら車も欲しかったり……。仕事も現場に戻れるように、感覚を戻したいと思っています。そして、非日常の生活で培った、日々の些細なことを見逃さないアンテナをさらに高めていきたい。そうすることで、どうってことのない日常がうんとドラマティックで、愛おしくて、特別だということに気づきますから。このnoteもライフワークとして続けていきます。
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