はじめまして
はじめまして、夏目 円です。
2023年、4月。私は15歳になる娘とメルボルンに移住します。
noteに登録して2年、ようやくはじめることができました。
初回の記事になりますから、まずはプロフィールを書きます。
大学卒業後、ファッション誌の編集者に憧れて80社以上の出版社・編集プロダクションを受けました。しかしことごとく撃沈、ようやく契約社員として出版社に入りティーン誌の編集者として2年在籍した後、フリーランスのライター、編集者になりました。
フリーになった当初はジャンル問わず何でも書きました。独立して3年が経ったころでしょうか、雑誌業界に空前の美容ブームが到来しました。運よくその波に乗ることができて、フリーライターから『美容ライター』の肩書きにさっと変更、以来、美容を専門ジャンルとして雑誌やウェブ、広告を中心に執筆しています。
かれこれ美容ライターとして20年以上の月日が経ちました。幸いなことに人に恵まれ、仕事に恵まれここまで長く続られました。
『風の時代』に、どう動く?
私は今年、50歳になりました。
人生100年生きられるとしたら、ちょうど折り返し地点です。
ここで、人生にひと区切りをつけてみよう、と思ったわけです。
2020年の末に、地の時代から風の時代へと大きく世界が動きました。当時、私が担当している媒体の企画で『風の時代の生き方とは?』という特集がいくつも組まれ、その記事を見るたびに心がざわざわしていたのを今でもはっきりと覚えています。
『自分はこれから、どう生きたいのか?』
以来、「私は何がしたい?」、「これからどう生きたい?」という心の声がずっと頭から離れませんでした。私はスピ系ではありませんが、自分の直感をものすごく信じています。引き受ける仕事も断る仕事も直感でほぼ決めていますし、娘の名前も妊娠がわかった瞬間に直感で決めたぐらいです。言葉で表現するのはなかなか難しいのですが、心にアンテナがぎゅんっとブレずにまっすぐ立つような感覚です。心の声が「その考え方、正解」、「その仕事、やめたほうがいい」とささやくのです。その声を聞くとひどく安心します。フリーランスになる時期も、夫と出会った時も心の声に素直にこたえ、アンテナもぎゅんぎゅんと立ちました。
風の時代は、何かに縛られるのではなく、自由に、自分がやりたいことを実現しながら生きていく時代です。しっかり地に根付いて踏ん張るよりも、風に吹かれて軽やかに生きたい、そう思いました。私はフリーランスになってからずっと同じ場所で踏ん張ってきたので、より強く風の時代を感じたのかも知れません。
日本には夫、高齢の母親、母と一緒に暮らしている兄がひとりいます。海外移住を相談する時はひどくためらいました。『自分だけ、自由に、やりたいことをするなんて自分勝手で申し訳ない』と思いました。でも、誰ひとりとして反対せず、海外移住する私の背中を強く押してくれました。
本当に感謝しています、ありがとう。
『自分はこれから、どう生きたいのか?』
海外移住をきっかけに、このとてつもなく大きなテーマに向き合います。
娘の成長を見ながら私も成長したい。
折り返しの人生を豊かに彩りたい。
直感を信じて生きていきたい。
今はそう思っています。
これからどうぞよろしくお願いします。