親子ともどもインターナショナルなメルボルンにどっぷり浸かる
メルボルンに移住して3ヶ月と3週目が過ぎました。私、もがきながらも相変わらず行動しております。
9カ国が集まる英会話クラスで楽しみながら学ぶよろこび
先々週からスタートしましたご近所のコミュニティセンターで開講した3ヶ月の英語レッスンに通っています。身の丈にあった「中級クラス」を選んでいるので、とても学びやすい環境です。ここは“英語を第一言語をしない人“が参加できるクラスとなっておりまして、ブラジル、タイ、チリ、ハンガリー、韓国、フランス、インド、イラン、日本とものすごく国際色豊かです。こんなにも異なる国籍の人々と会したことがないので、教室のドアを開くたび、”世界って広いなー”としみじみ。
小さなコミュニティセンターでダイバーシティを肌で感じる
先生ひとりに対して生徒は10名ほど。3時間というかなり長い授業なので前半と後半に分けて授業が行われます。小グループでの会話を楽しんだり、先生が配るテキストの記事を題材にしてディスカッションします。前回は、「世界の気候」について話したんですが、国際色が豊かだけあって、それぞれの国の気温や湿度も違うし、季節があったりなかったりと、そこでも“世界って広いなー”としみじみ。
レッスンの帰り道、イラン人の女性とトラムが一緒になりました。彼女と私の英語レベルはほぼほぼ一緒なので、若干やりとりがとっ散らかることもありますが、お互いに『英語を話そう!』という気持ちはひとつなので、ジェスチャーを交えたり、スマホで画像を見せ合ってコミュニケーションを取り合いました。
当初の予定を変更。1学年上に進級して10年生になる
娘にもいろいろ変化がありました。まず大きなトピックとしては、学年がひとつあがりました。というのも、日本の中学校を卒業して留学をしたので、本来ならば10年生(日本でいうところの高校1年生)ですが、英語力を考えてひとつ学年を下げて9年生で入学しました。しかし、新しく友だちになった同じ年齢の子は10年生であること、本人の英語力が思いのほかあって3ヶ月で英語集中クラスを終え、本授業であるメインストリームに行ったことも自信になったようで、繰り上げることにしました。
英語集中クラスにいた時は、家に帰ってもほぼ勉強をしませんでしたが、メインストリームが始まった途端、復習、予習をしているようです。もう私がとやかく言うような年齢ではありませんし、自分が何をすべきか十分にわかった上で留学していますから、私は見守ることだけ。娘が言うには、「英語を英語で理解しないと授業についていけない」とのこと。確かに頭の中でいちいち日本語に訳していたら、授業が終わってしまいます。
娘が通う学校は留学生を積極的に受け入れているので、韓国、中国、ベトナム、タイ、フィリピン、フランス、ブラジルとこれまた国際色豊か。オーストラリアで生まれた日本人も何人かいるようですが、共通言語はもちろん英語です。友達と話す電話の声を聞いているとだいぶ話せるようになっていると思います。16歳の耳というのはこれほどまでにいいのでしょうか……。
生ぬるいってどういうこと⁈ インターナショナルクラスの英語集中クラス
それともうひとつ娘が興味深いことを言っていました。最初3ヶ月通っていた英語集中クラスですが、本人は“生ぬるい授業”と話していました。理由を聞いてみると、個々の英語力に差がありすぎて、物足りなかったそうです。クラス分けするほどインターナショナル生がいないので1クラスにするしかないというのも理解できますが、もし高校留学を考えていらっしゃる方は、英語集中クラスについてよく考えたほうがいいかも知れません。
こうして私たち親子は、国際色豊かなメルボルンという街にどっぷり浸かっています。私の英語はまだまだで、伸びているのかどうか甚だ疑問ではありますが、楽しむこと最優先。
明日から、娘の保育園からの友人が夏休みまるまる1カ月間我が家にホームステイします。彼女は平日、語学学校に通います。英語ももちろん伸びてほしいと思いますが、それよりも国際色豊かなメルボルンの街に彼女もどっぷり浸かり、新しい友だちができることを願っています。