手術前検査・術式決定
みなさんこんにちは。
今日から11月突入ですね。
2024年も残り2ヶ月って本当に月日が流れるのは早いですね。
今日は乳がんになって初めての手術に向けて事前検査・術式決までのことを書いていこうと思います。
私が手術をしたのが12月23日でした。
本当は12月あたま予定でしたが、諸事情により延期になるという事態がおきました。
そのことは手術のことを書くときにお話しします。
手術に向けての検査開始
12月に手術予定の私は手術目最後の抗がん剤を10/4にし、そこから休薬に突入しました。
10月の後半から11月にはPetMRIやCT、超音波検査、心臓の検査、肺活量の検査、マンモグラフィー、遺伝子検査など検査のオンパレードでした。
一気に全部の検査を同じ日にするわけではないですが、ある程度まとまって検査を受けさせていただくことはできました。
検査の一連の中には麻酔科医の先生と話す機会や入院のためのオリエンテーションもしていただきました。
検査結果
検査のあとは後日その結果も聞きました。
検査前の結果は画像場でがん細胞は確認できない、消滅しているでしょうとのことでした。ただあくまでも画像上で見えないだけで、細胞レベルでは残っている可能性があるとの結果でした。
この結果を聞いたとき、私は心の中で、画像上で確認できない=私の身体からがん細胞は消えたに違いない!!やったぁ〜と叫んでいました。
本当に抗がん剤を頑張ってきて良かったと思った瞬間でもありました。
私は抗がん剤がよくタイプだったようで、このような結果になりましたが、抗がん剤をやったから絶対にがん細胞がなくなると確約することはできません。
がん細胞が残っている場合もしっかり手術で先生が取り除いてくださいます。
遺伝性乳がん
検査結果の中で、1つだけ重大なことがわかりました。
それは私の乳がんは遺伝性乳がんであったと言うことです。
乳がんの中でも遺伝性乳がんは全体の7〜10%と言われ、はじめ主治医の先生は検査しても可能性は低いのでとおっしゃっていましたが、私はなんとなく気になったので、受けていました。
するとまさかの遺伝性乳がんだったのです。
遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と呼ばれる遺伝性のがんでした。
そのため、乳がんになっていな乳房もそして驚くことにかなり高確率で卵巣がんにも将来的になってしまうと教えていただきました。
このHBOCと診断された方は予防切除のために、乳房を全て切除、卵巣も切除することをおすすめしますと言っていただきました。
私は本当にその時ばかりは頭がついていかず、分かりましたと即答することはできませんでした。
※HBOCだからと言って絶対にがんになるわけではありません。
術式決定
私の場合、画像上でがん細胞が消滅していたので、HBOCでなければ部分切除という選択肢がありました。が、HBOCだったため、その選択はすぐになくなりました。
そして私が一番望んでいたのは乳がんである乳房、そして病気になっていない方の乳房も切除し、同時に再建手術をすることでした。
これに関しては本当に乳腺外科の先生、形成外科の先生、放射線科の先生が何度も話し合いをしてくれたそうです。
しかし私の転移の状況からどうしても同時再建手術は予後を考えて難しいとのことでした。
本心はなかなか受け入れることができませんでした。
ただ私は1秒でも長く生きる必要があります。
なので、先生がお勧めしてくださった方針で手術をすることに決めました。
それが下記の手術です。
1乳がんの乳房を全摘出手術
↓
2 卵巣全摘出
↓
3 乳がんでない乳房を全摘出&再建手術
というとこで、12月にやる初めての手術は乳がんの乳房を全摘出に決定です。
手術日決定
術式が決まると後は手術室の予約状況で本格的な日にちが決まっていくのでした。
私の場合は、手術予定2週間前くらいに主治医の先生より手術日の連絡を電話でいただきました。先生から直接の電話がかかってくるなんてびっくりでしたが、その際に1時間くらい話を聞いてくださったS先生には本当に感謝しかありません。
初めての手術は不安いっぱいでしたが、先生のおかげで安心して受けるとこができました。
こうして無事手術日が決まり、手術の前日に入院するのでした。
今回も私の経験が誰かのお役に立てたなら幸いです。
次回は、入院・手術・退院について書きます。
では今日も良い1日をお過ごしください。